京都在住の美人&イケメンにお気に入りのスイーツ、デザートを教えていただく企画。今回は、ジャズシンガーの澤田ユカさんに『珈琲工房 てらまち』の「カフェシュークリーム」についてお話しいただきました。
ジャズシンガー 澤田ユカさん
兵庫県出身。京都在住。JAZZ R&B POPS、昭和歌謡等、幅広く歌いこなすシンガー。学生時代に組んだバンドをきっかけに歌の世界へ。京都、滋賀を中心に近畿一円のライブハウスのほか、レストランやカフェ、バー、各種イベンドで活動する。「珈琲工房 てらまち」では、毎月1~2回演奏する。
二条城や街中からも近い「三条会商店街」は、昔懐かしい雰囲気を残しながらも、新たな顔を見せる京都屈指の商店街。堀川から千本まで三条通りの南北に続く800mの商店街に180店の店が並びます。昔ながらの青果店もあれば、おしゃれなカフェやセレクトショップなどもあって、地元の買い物客に加え、観光客も訪れる人気の買い物スポットになっています。
今回、ご紹介するのはそんな隠れた名所にある珈琲専門店のシュークリームです。
珈琲シュークリーム(1個200円)は、珈琲とともに味わいたい。
推薦人の澤田ユカさんは、京都で活躍するシンガー。ジャズをメインにR&Bやポップスまでを歌いこなしひっぱりだこの人。そんな澤田さんが、おすすめするのが、専門店ならではの珈琲を生かしたシュークリームです。
「普段はあまり甘いものは食べないんです。そう! お酒を飲む機会のほうが多くて...笑。でも、珈琲工房てらまちさんでライブの後にだしていただいたカフェシュークリームが美味しくて。サクサクで香ばしい生地となめらかな珈琲味のクリームが忘れられなくなりました」と話します。
明治時代に建てられた4軒長屋の一軒。風情ある町家を改装した「珈琲工房てらまち」は、自家焙煎の珈琲専門店。京都の老舗珈琲店・小川珈琲で永らく勤めた店主の寺町靖之さんが、「昭和の喫茶店のように人が集まり会話を楽しむ店をつくりたい」と2005年に開いた店です。
寺町さんの思い通り、近所に住む常連さんはもちろん外国人観光客など老若男女が訪ね、薫り高い珈琲を味わいながら思い思いの時間を楽しみます。
澤田さんがライブハウスとは趣の違うこの珈琲店でライブを行うようになったのは、どんなきっかけがあったのでしょう。
「実は、私も学生時代に吹奏楽をやっていて、そのときの仲間のひとりがライブをお願いしました。そのグループのひとりがボーカル担当の澤田さんでした。年に数回ですが、楽しみにしているお客さまもいて、珈琲店が一挙に大人っぽいアーティスティックな場所になります」と寺町さん。
澤田さんが絶品というカフェシュークリームは、寺町さんのお嬢さんでスイーツづくりを担当する美津子さんが手作りしたもの。珈琲粉をちりばめたクッキー生地をのせてザクザク感をだすほか、中のカスタードクリームに濃縮した珈琲やコーヒーリキュールなどを加えるのだそうです。
プリン(1個380円)は、なめらかな舌触り。ほどよい甘さと濃すぎない風味で、するりと食べられる。
このシュークリームとは別に、澤田さんが「ぜひ食べてほしい」と言うのが、テイクアウト用のプリン。黒豆を食べて育った丹波卵とジャージーミルクでつくったプリンは、卵の風味がそのまま生きる濃厚な味わいです。
「シュークリームもそうですがこのプリンも、女性だけでなく男性や辛党の方も美味しいと思えるスイーツ。手作りならではの丁寧な味にほっとします」と澤田さんは言います。
豆の特徴に合わせて焙煎される珈琲は購入もでき、こちらも人気。購入者には、寺町さんが丁寧に煎れ方や美味しい飲み方を教えてくれます。
ゆっくりと珈琲やスイーツを楽しめる店ですが、澤田さんたちのライブが開かれる日を目指して訪れたいところです。

■珈琲工房 てらまち
住京都市中京区三条大宮西入ル上瓦町64-26
075-821-6323
9:00~20:00(土日祝は8:00~)
休 第3金曜日
http://coffee-teramachi.ocnk.net/