里山暮らし
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BLOG里山暮らし
2019.11.22
おばあちゃんの畑から~その3
「冬野菜がそろそろ出来てきたさけ、とれそうなもんから採って食べて!」とおばあちゃんが声をかけてくれたので今朝、おばあちゃんの畑へ行ってみました。すると、そこには「おばあちゃん、いつのまに?!」って言うくらい冬野菜たちの緑色の葉っぱがたくさん育っていました。この畝は、大根。お漬物をつけるのに、おばあちゃんはいつもたくさん育てています。この畝は、人参です。葉っぱも新鮮なものはお浸しにして食べたりすると美味しいです。そして、これから大きくなる小松菜。我が家は小松菜をよく食べます。煮びたしだけでなくナムルにもあいます。キャベツもありました。おばあちゃんのこだわりは、完全無農薬。なので、虫さんに先に味見されてしまっていますが、家族みんな「食べても安全な証拠!」と言ってありがたく食べています。大根と並んで冬の野菜の代表格と言えば、白菜。街で暮らしているときは、白菜がどんな感じで育つのか、実は知りませんでした。はじめは、小松菜のように葉っぱだけの感じが、だんだんと中央に向かって葉っぱが巻きだします。それを繰り返すことで、お店でみかけるあの形状に育っていきます。冬野菜の食べごろは知っていても、苗の植え時や種の蒔き時は知らないので、おばあちゃんには感謝せねばなりません。この冬もありがたく、お鍋にしたりして頂こうと思います。ふと、畑の端の畝に目をやると、そこには「おばあちゃんの畑から~その2」でも登場した、イチゴがたくましく根を張っていました。これから、寒い寒い季節がやって来るので、越冬できるか心配ですが、春にまた、あの赤い実に会えるように藁の布団をかぶせてあげたいとおもいます。たくさんの冬野菜。おばあちゃん、ありがとね。
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BLOGアート・クラフト
2019.11.20
ヒンメリのオーナメント
街ではクリスマスっぽいデコレーションが始まってきたと噂をお聞きしました。我が家には、ヒンメリのクリスマスっぽいオーナメントが年がら年中飾ってあります。ヒンメリは北欧に伝わる伝統的な飾りです。スウェーデン語で「天」を意味するそうで、"家族の幸せを願うもの"として部屋の中に飾られています。友人が作った麦の藁で、以前妻が作ったものです。(下の雪の結晶は本場フィンランドのものを買ったそうです。今まで嫁作と騙されていました。笑)ご自宅にも一ついかがでしょう?ナチュラルでかわいいですよ。
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BLOG里山暮らし
2019.11.18
薪のある暮らし
前回記事に引き続き、薪関連のお話をさせてもらいます。我が家の暮らしでは薪が生活の一部となっています。我が家の薪の用途は二つで、お風呂を沸かすのに使う薪と薪ストーブに使う薪です。用途によって、樹種を使い分けしているので、家のあちこちにストックしています。お風呂の薪はスギとヒノキを中心に使っています。火の付きがよく、比較的早く燃えるので使いやすいです。(ちょっと煙が多い。)また、手に入れば建築廃材も利用しています。とても乾いているので良く燃えて重宝しています。捨てられる前に、再利用。エコノミーかつエコロジーです。薪ストーブ用の樹種は色々使っています。針葉樹よりも広葉樹の方がいいです。広葉樹のクヌギやカシはとてもいい薪になります。火の持ちが良くて、熱量も高いので薪としてはベストです。特に真冬は氷点下まで冷えるので、外に薪を取りに行く回数が減らせるのも見逃せないメリット。因みにですが、写真の様に薪を高く積む時は、たまに薪を横に積むと山状にならずスペースをうまく使えます。薪を積むのは大人版積み木遊びの様で私は結構好きです。京北の暮らしで薪をちゃんと集めることは"夫婦円満のコツ"ということが、友人の間では定説になっています。サバイバル技術でも体温を保つのが一番優先されますからね。寒い冬も薪ストーブがあれば、ちょっと楽しく過ごせます。さぁ準備は出来たぞ、いつでもかかってこい寒波。嘘です。来ないでください。あーこれで安心して、残りの秋が楽しめます。
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BLOG里山暮らし
2019.11.16
エルバ工房の薪ストーブ
3年前から使い始めた我が家の薪ストーブ、今期も絶好調です。この薪ストーブはエルバ工房さんに作って頂きました。エルバ工房の薪ストーブ制作担当は萩原さんの元で修行された高原さん。とても腕のいい職人さんです。(エルバ工房 ゲストハウスの記事はこちらから確認できます。アートギャラリーになっているので、店舗で薪ストーブもみれますよ。)鉄を溶接して制作された薪ストーブはシンプルでかっこいいデザインです。京北の寒い冬を豊かにしてくれるので、重宝しています。石油ストーブと違い、遠赤外線で体の芯まで温まります。本体価格はサイズによって、12万〜15万円(税抜)ほど。破格です。(煙突や運搬費、工事費は別途ご相談ください。)薪ストーブは趣味性が高くて、街中で使うとコスパは悪いかもしれません。ただ、京北では薪を手に入れやすい、木を保管するスペースがある、煙について近隣の理解が比較的得やすい、そして何より寒いという条件が揃っています。コストは、薪代が一冬2〜3万円ほど。プラス自分で調達する薪 プライスレス。(灯油ストーブだけ使っていた時よりも、ちょっと安いです。)自分の暖房に使っている燃料がどこから来ているのかわかっているのは、とても気持ちのいいことです。火のあるライフスタイルみなさんもいかがでしょう。火を見ていると、心も温まりますよ。
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BLOG里山暮らし
2019.11.12
あかいあき
秋は、いろんなものを、いろんな色に、染め上げていきます。 赤色、きいろ、だいだい色、柿色、緋色、山吹色... 近所をほんのすこし歩くだけで、季節のにぎやかな色彩に包まれます。 それはまるで、来たるべき静寂の冬に向かって、ちいさな生き物たちが最後の大合唱をしているかのようです。 ふと足元をみると、なにやら真っ赤な落としもの。 これは、グミの実です。 すっぱくて、すこし渋みがあって、ほんのり甘い。 そんな食べられる木の実です。 京北には、よく生えている木のひとつ。 街中の公園などにも生えていたりもするので、子どもの頃に食べたことのあるという人もいるのではないでしょうか。 下に落ちている実を少し拝借。 食べてみると、すごーい渋み! 熟すには、すこし早かったみたい。 秋は、まだしばらく続きそうです。
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BLOG里山の食
2019.11.06
ハートの黄色い葉っぱは美味しいサイン?
この黄色いハート型の葉っぱ見たことありますか?夏場は緑色ですが、秋になると写真のように黄色く色付きます。実は、この葉っぱは山芋の葉っぱです。そしてよく見ると、"むかご"がいっぱいついています。(むかごは山芋の種芋、あかちゃんのようなものです。)家の周辺を散策すると、いくつか発見することが出来ました。そしてすかさず、むかごをゲットします。むかごが蔦についてなくても、地面に落ちている場合もありますよ。家の周りでこれだけの収穫に成功しました。採りたてを生で食べても、なかなか美味いですが、せっかくなのでむかごご飯にしてみました。ご飯と一緒に炊くだけで、超簡単!ホクホクで美味いです。大きめのむかごは、山芋と同じように擦ってみました。みてください!この粘り!本物の山芋に遜色ない粘り方。むかごのこと完全になめてました。食感も山芋と同じで、粘り方がすごくて、めちゃめちゃ美味しいでした。なんかすごい得した気分。皆さんも黄色いハート型の葉っぱ見つけたら、要チェック。きっとむかごありますよ。街中でもあるかもしれないので、ぜひ探してみてください。
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BLOG里山の食
2019.11.04
薪ストーブで焼き銀杏
京北では朝夕10度を下回って寒くなってきました。ここ数日、我が家では薪ストーブを使い始めています。冬になると、ストーブの上で何か料理するのが我が家の恒例です。部屋の中に火があると楽しいです。昨日行われた京北ふるさと祭りで、北桑田高校の生徒さんが収穫した銀杏をゲットしましたので、さっそくストーブの上で煎ってみました。シェフ!フライパンは必要なのでしょうか!?結局鉄製のストーブなので、フライパンなしで、銀杏を直置きしました。じんわり煎られた銀杏。殻を取ると中身はツートンカラー。皮を剥いたら、ツルンとしたお馴染みのお姿に。味はサイコーにうまかったです。ほろ苦の独特の風味がたまりませんねー。煎って皮を剥くという一手間加わるから、また楽しい。無言で、ひたすら、殻を噛み砕き、皮を剥いてパクッ。のループ。最高のおやつです。しかも沢山食べなくても、満足感が得られる優れもの。実は銀杏は毒素が強いので食べ過ぎは注意ですよ!特にお子さんは、5粒ほどにした方がいいようですよ。もしかして満足感が得られるのは、毒素のせいなのか・・。街中でも銀杏を見つけたら拾ってみてはいかがでしょう?もちろん、木の所有者にお断りしてくださいね。季節の味を食べると、体が季節に順応していくような気分になります。ぜひ、お試しあれ。ビバ都市型採取生活。
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BLOG里山暮らし
2019.10.30
紅葉を独り占め
朝夕寒くなってきて、すっかり秋ですね。山の木々も色づいてきましたよ。このひとときの色の移り変わり存分に楽しむために、今回は紅葉を独り占めできる隠れスポットの日吉神社をご紹介します。(11月16日撮影)参道のモミジとイチョウが綺麗です。親子で紅葉を楽しみ、ナチュラルハイ。基本的に誰もいないので、自由に撮影会出来ます。ここは京北の矢代地区にある神社で、無形文化財の矢代田楽でも有名です。(毎年10月の第3日曜日に行われます。)参道の奥にあるお宮さんは苔むしていて、神聖な雰囲気で気持ちがピリッとします。いいですね、このストレートなメッセージ。"世界人類が平和でありますよに" 私もそう願います。紅葉は11月5日ごろから見頃だと思います。16日ごろだと落ち葉の絨毯も綺麗です。まだ完全に紅葉していないので、ご注意くださいね。アクセスがあまり良くないので車で行かれることをオススメします。----------日吉神社〒601-0276 京都府京都市右京区京北西町町北ノ谷