秋は、いろんなものを、いろんな色に、染め上げていきます。
赤色、きいろ、だいだい色、柿色、緋色、山吹色...
近所をほんのすこし歩くだけで、季節のにぎやかな色彩に包まれます。
それはまるで、来たるべき静寂の冬に向かって、ちいさな生き物たちが最後の大合唱をしているかのようです。
ふと足元をみると、なにやら真っ赤な落としもの。
これは、グミの実です。
すっぱくて、すこし渋みがあって、ほんのり甘い。
そんな食べられる木の実です。
京北には、よく生えている木のひとつ。
街中の公園などにも生えていたりもするので、子どもの頃に食べたことのあるという人もいるのではないでしょうか。
下に落ちている実を少し拝借。
食べてみると、すごーい渋み!
熟すには、すこし早かったみたい。
秋は、まだしばらく続きそうです。