BLOG行催事2020.03.26

いやーハッとさせられました。"こらからの教育・子育て・家庭"について

先月のことになりますが、ブックカフェ京北がすし米さんのSyu's Barで開催されたので参加してきました。

テーマは"これからの教育・子育て・家庭"

参加されていたみなさんの体験談や本で紹介されていた事例を元に、テーマについてみなさんで色々と意見を交わしました。

初めて参加しましたが、

めちゃめちゃ面白かったですし、勉強になりました。


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(オーガナイザーのときわさん、絶妙なバランスでファシリテートしてくれます。)



最近、私はアドラー心理学的な考え方がハマっているんですけどね、アドラー心理学では全てのことを目的論で考えていて、トラウマなどの原因論について基本的に否定するんです。

例えば、不登校の子がいるとします。

原因論的に考えると、その子が不登校になったのは、学校のクラスでいじめられたのがトラウマになったから。(いろんな原因は考えられますが。)

目的論的に考えると、不登校の子は学校のクラスの子に会ってまたイジメられるよりも、学校に行かない方が良いと、自分で選択している。
(怖くて行けない、というよりも、怖いからあえて行かないという選択。)

原因論では、他者や過去の出来事など自分ではどうしようもない他者や出来事の所為にしています。

目的論では、過去の出来事はどうあれ、その事がらについて、自分がどう認識して、どう行動するかに注目しています。
ということは、自分のことは自分次第でどうにかなるということです。

この考え方だと、自分の人生には自分に裁量権があるので、私はアドラー心理学の考え方が好きです。


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けど、今回ブックカフェに参加させてもらって考え方を改めることになりました。

トラウマは無意識のところにあったりして存在は否定できないし、そして人間の心理ってかなり複雑で、やっぱりそんなにシンプルではないなと。


特に親子関係では、関係性が近い分、課題が色々とあるように思います。



今回のブックバーでは色々と興味深いお話をしましたが、特に印象に残っているお話をご共有させていただきます。

以下のお話は、共働きのご家庭の方に是非読んでもらいたいです。


共働きの家庭で育った二人兄弟の、お兄ちゃんはとても問題児でした。
そのお兄ちゃんが、高校の時にとある事件をきっかけで、学校を退学させられそうになりました。
そこで、お母さんはそのお兄ちゃんと一緒に、定期的に心理カウンセラーのところへ通うという条件で、何とか退学はしなくてすみました。

(その間、弟の方は真面目で、お母さんにとって、癒しになっていたそうです。)

カウンセリングでは、毎回お母さんとと子どもは別々のカウンセリングを受けるのですが、毎回身もふたもない話ばかりだったそうです。
カウンセラー「最近調子はどうですか? 好きな食べ物とかありますか?」と当たり障りのない日常会話ををするだけでした。

数ヶ月間、月に数回、車で一時間かけてそのカウンセリングに行って、当たり障りのない話をするということを繰り返しているだけでしたが、いつの間にかお兄ちゃんの問題行動はなくなって、卒業を迎えることができました。

無事卒業ができることになったので、これまでのお礼にカウンセラーの先生に親子で挨拶に行ったそうです。
お母さん「先生、これまでありがとうございました。おかげさまで何とか卒業する事ができました。ただ、先生のカウンセリングはどう息子に好影響を与えたのか教えてもらえますか?」

カウンセラー「私は特に何もしていないんですよ。ここまで来ていただく往復2時間をお母さんと息子さんで車の中で一緒に会話をしたり過ごしたことに意味があったんです。」


お兄ちゃんは、そのご立派な社会人になったのですが、
今度はお母さんの癒しだった、真面目の弟の方が重度の病気になってしまったそうです。


話はここまで。


いやー、ハッとさせられました。

親子での時間。めっちゃ大事。

ちゃんととれてないなー。と反省。

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(ひとまず、反省して娘のお店屋さんごっこの、お客さん役をしました。)


思うのは、

子供でも大人でも、アウトプット表現の仕方がわからない場合は、自分でも意図しない形で、何かしらアウトプットされるのではないかと・・。

我が娘を見ていても、私が問題だと思う娘の癖や習慣は、親の気を引くために無意識にしているのかな?って思います。


最近は、コロナの影響でテレワークをされている方もいらっしゃると思いますが、これは家族にとって一緒に過ごす時間を作るとても良い機会だと思います。
是非これを気に家族に向き合ってみてはいかがでしょう!?

ブックカフェ京北本当に素晴らしかったです。是非また行こうと思います。
京北に住んでいなくても参加できますので、皆さんのご参加お待ちしております。

毎月最終水曜日はブックバー京北が開催されます。
詳しくは以下よりチェックしてください。

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ブックカフェ京北  開催情報はfacebookページにてご確認頂けます。
facebook:https://www.facebook.com/BookCafeKEIHOKU/

料理旅館すし米
電話 075-852-0032
住所 〒601-0251 京都府京都市右京区京北周山町下ケ市15−2
http://www.sushiyone.net/ 

以前のすし米さんの記事Syu's Barの記事も合わせてお読みください。