里山暮らし
-
BLOG里山暮らし
2020.03.31
里山知新に乾杯
京都知新webで里山知新のブログの連載を始めて約1年半。そして京北に住んで6年。里山での暮らしにもだいぶ慣れました。そして慣れてくると、徐々に魅力に気付けなくなってきてしまうんですよね。当たり前になってくるというか・・。ただ、この一年半は日々ブログの連載を通じて、京北の暮らしや文化、自然など様々な魅力を改めて認識させて頂けたので、本当によかったです。世界をどう認識するかで、見え方は全然変わってくると思います。里山暮らしでは色々な課題はありますが、それを乗り越えるのは楽しいですし、都市部では容易に得難いものが、京北に住んでいるだけで得られています。京北暮らしで何を得ているかは、以下はパッと思いついたことを箇条書にしてみました。題して-私的京北あるある-豊かな人間関係、面白い仲間がたくさんいる野菜や鹿肉がもらえる畑があるその辺に野生の食べられるものがある知り合いの美味しいお店がある家賃が安くて広い家がある無料の駐車場がある自然がすぐ近くにある薪を使う生活があるバイクがいじれれるガレージがある子供がうるさくしても近所との距離がある夜中でもギターが弾ける京都へすぐ行けるいやー豊かですなー。もちろん、都市生活にもたくさんの魅力がありますが、私のライフスタイルには田舎があっています。もし"私的京北あるある"が魅力的に思える方は京北暮らしに向いているかもしれませんよ。皆さんも是非周りのあるあるにフォーカスして、豊かな暮らしがあることを再認識してみてはいかがでしょう?なんか幸せな気分になりますよ。そんな京北あるある魅力を色々とご紹介させていただきました里山知新のブログですが、この記事をもって最終回とさせていただく運びとなりました。これまで、ご愛読いただきまして誠にありがとうございました。今後とも、読者のみなさま、京都知新、京北のご健勝とご発展をお祈りいたしまして、勝手に乾杯をさせていただきます。京都知新乾杯!ちなみに、トップの画像で私が持っているのは縄文土器のレプリカで、処分するものをいただきました。かっこいいでしょう?)今後は、KEIHOKU Styleのwebsiteにて定期的に情報発信させていただきますので是非そちらもご覧いただければ幸いです。-----------KEIHOKU StyleKeihoku-style.com里山デザイン電話: 075-748-1033住所: 京都市右京区京北周山町西丁田21-3HP: satoyama-d.comメール :info@sataoyama-d.com
-
BLOG里山暮らし
2020.03.16
じゃがいもの大量収穫を夢見て2
前回記事で作った木の枠を早速畑に持って行って、じゃがいもを植えてみることに。去年鹿に入られて以来放置していた畑の一部を耕しました。我が家の畑は昔田んぼだったので、かなり粘土質です。杉乃精さんからいただいた、アロマを取った後の杉の葉を畑に漉き込みます。(杉乃精さんでは、京北の杉やヒノキ、クロモジから、天然のアロマオイルを蒸留して、販売しています。)粘土質の土には、砂を入れたり、落ち葉など有機物をいれることで、水はけが良くなって、野菜が育ちやすいです。有機物は土壌菌たちが分解していい土になるそうです。コメリで、じゃがいもの種芋を買いました。種類が豊富で、6、7種類販売されてましたよ。たくさん買ってみましたが、まずは"とうや"を植えてみることにしました。(余談ですが、我が長男の名前も"とうや"なので、この品種は愛着があります。)じゃがいもを植えるとき、大きなものは半分に切ります。切った断面を保護するために、灰をつけます。灰は薪ストーブから出たもの。じゃがいもの植え付け用の灰はホームセンターで販売されていますよ。別に切らなくても、じゃがいもは育ちますけどね。小さいものは切らずにそのまま植えます。ただ、切ることで種イモが倍になりますから、お得です。実は種イモは買わなくても、キッチンに放置されて芽が出たじゃがいもを植えても育ちます。じゃがいもだけじゃなくて、さつまいもなども芽が出たイモ類は全般育てられます。助手に植えてもらいました。畑を耕していたら、カナブン?の幼虫を発見して嬉しそうな助手。じゃがいも大量収穫作戦の構想は下の絵のような感じですが、耕す前に1段目の木枠を置いてみましたが、現段階ではまだ必要ないことに気付きました。この木枠の上にビニールを張って、小さなビニールハウスでも作ろうかな。そしたら、寒冷地の京北でも育ちが早くなるかも!? 我ながらナイス閃きです。畑は趣味なので、実験的に色々と遊べるのが楽しいです。子供も家の中で遊ぶよりも、畑で一緒に野菜を育てながら遊ぶことで、教育にもいいのかなと思っています。野菜を育てるのに苦戦している私をみて、「野菜を育てるのは簡単じゃないんだなー、残さず大切に食べよう!」って思ってもらえるよう、これからも苦戦しながら楽しみながら野菜を育てます!みなさんも畑で食育いかがでしょう?
-
BLOG里山暮らし
2020.03.14
じゃがいもの大量収穫を夢見て
先日畑に獣害ネットを貼り終えたので、手始めにじゃがいもを植えることにしました。じゃがいもは、寒冷地では4月に植えるので、京北ではちょっと早いけど、暖冬だしたぶん大丈夫。去年、植えたじゃがいもはイノシシに掘り起こされて全滅したので、イノシシ対策も兼ねて、いつもと違う植え方を今年は試してみます。下手くそな絵ですが、じゃがいも栽培の構想イメージです。土寄せのタイミングで、木枠を一段ずつ増やして、じゃがいもタワーを作る作戦。支柱(杭)を立てることで、万が一畑にイノシシに入られても、大丈夫なはず。草取りも最小限で済みそうで、収穫も掘り起こす必要がないので、楽?省スペースで、大量のじゃがいもを収穫するのも夢じゃないです。 ということで、ひとまず一段目を作ることに。材料はもらった建築廃材。じゃん。一瞬で完成しました。じゃがいもの栽培は比較的簡単です。私みたいにわざわざ木枠を作らなくても、麻袋やプランターなどを使ったら、畑がなくてもベランダなどでじゃがいもを育てられるので、みなさんもいかがでしょう。 目指せ!じゃがいも長者!次の記事でじゃがいも植えてみました。じゃがいもの大量収穫を夢見て2
-
BLOG里山の食
2020.03.10
春の食卓に花を
本日、我が家の夕食の副菜は菜の花のおひたしでした。使った菜の花は道の駅 ウッディー京北で販売されていたものです。150円でした。菜の花はアブラナ科の花の総称で、ナタネ、かぶ、ダイコン、白菜、ブロッコリーなど色々あります。秋に植えたアブラナ科の野菜は春に花を咲かせますが、どの野菜の花も食べられます。菜の花のおひたしは、甘みとほろ苦さが絶妙でした。みなさんもぜひ、菜の花で春を味わいましょう!
-
BLOG里山暮らし
2020.03.08
野菜を植える前にするべきこと
京北では人口が4,500人ほどしかいないのに対して、鹿が8,000頭いるという噂があります。私は京北に移住して来てから毎年欠かさず畑をしているのですが、毎年欠かさず獣の被害に遭っています。特に我が家は京北の中でも山奥にあるので、鹿やイノシシ、たぬきに穴熊、ハクビシンなどなど、野菜の天敵たちの巣窟です。獣たちは猛者ぞろいで、鉄の金網をしていても、隙間から入ったり、イノシシや鹿に関しては金網を壊したり、強引にネットを潜って侵入してきやがります。いつもは金網を補修するだけなんですが、今回は細かい網目のネットを張ることにしました。一人で黙々と作業。私の背中は寂しさを物語っているように見えますが、作業することを口述に自分一人の時間がとれるので、実は私にとってはとても有意義な時間。黙々と作業しながら考え事をしたり、オーディブルを聴いたりしています。ひとまずネットは張り終えたので、これでたぶん大丈夫。さー何を植えようかなー。これから畑が楽しみです!動物の皆さま、どうぞ私の畑を襲撃しないでください。何卒よろしくお願い申し上げます。
-
BLOG里山の食
2020.03.07
つくしの佃煮
つくしが出ていたので、娘と採ってみました。2、3日前は氷点下で寒い日もあるけど、確実に春は来ているようです。つくしは食べられるので、もちろん食べてみることに。アク抜きのために、ひとまず水に浸けてみました。しばらく浸けておくと、アクなのか胞子なのか、つくしを浸した水が緑色になります。(一般的には湯がいて下処理をするそうです。)そのつくしをみりんと、醤油で味付けをして、佃煮にしてみました。味は癖がなくて、普通に美味しいでした。今回は試しに少しだけ採っただけでしたが、畑に沢山生えていたのでまた収穫しようと思います。春はいろんな野草が食べられるので、本当に楽しい季節です。畑の野菜は管理をしないといけませんが、野草は勝手に生えてくるんで、管理いらずで最高です。しかもオーガニックですからね。狩猟採取時代は春の訪れが待ち遠しかったのではないかと想像できます。野草を食べることで私のDNA記憶が蘇って来そうです。皆さんも春の野草食べてみませんか? 結構食べれる草って多いんですよー。あー豊かだな。
-
BLOG里山暮らし
2020.03.05
148年の歴史に感謝のライトアップ
夕方、打ち合わせがレストラン京北さんであり、向かっていると、遠くに謎のキラキラ光る物体が・・・。おっ!?えっ!!!何だあれ!?思わず3度見してしまいました。謎の光る物体に近づいて行くと、そこは京北第三小学校。第三小学校のシンボルである大杉がライトアップされていて、モミの木にはLEDのイルミネーションがされているではありませんか。第三小学校の大杉は八幡神社のご神木でもあり樹齢約450年、高さ約38メートルもあります。京北では今年4月から新しく小中一貫校が開校するので、今ある3つの小学校と中学校は長い歴史に幕を下ろす事になります。この第三小学校では地元・弓削地域の住民が148年間続いた学校に感謝の気持ちを込めてライトアップとイルミネーションを始めたそうです。地域の学校が閉校になるのは複雑な気持ちですが、ライトアップ・イルミネーションを見ると地元の方達の『ありがとう』という暖かい気持ちが伝わってきて、寒い夜ですが心が温まりました。生命力溢れる大杉のライトアップと未来への希望の種にも見えるモミの木のイルミネーション、是非皆さんの目にも焼き付けてください。閉校記念式典が行われる予定の3/29まで毎日午後6時から午後9時まで点灯されるそうです。かやぶきの民家とイルミネーション。このギャップが何とも言えないです。古き良き伝統は守りながらも、新しいものにチャレンジする。京北住人のスタンスのように私は感じました。
-
BLOG里山暮らし
2020.03.02
梅が咲いてきました。
きょうのちしんのブログで2月の中旬から梅の紹介されていますね。京都市内は早く暖かくなっていいなーっと羨ましく思っていましたが、京北でもちらほらと梅が咲き始めましたよ。今朝私が起きると、妻が「庭の梅が咲いてるよー。」私「うそ!?昨日はまだ全然つぼみだったような気がしたけど。」昨日は全然咲いてなかったけどなーと思いつつみに行ってみると、私「やっぱ咲いてないじゃん!」妻「いやいや、咲いてるよー。ここみてここ!ほらっ、そっちも。」確かに近づいてよく見てみると、3輪ほど花が咲いていました。私「確かに咲いてはいるけど、俺の基準ではこれは咲いたうちにはいらないよ・・。」妻「いやいや、つぼみから花が咲き始めるときが、春の植物の力強さが感じられていいでしょ。」私「なるほど、そういう見方ですか。」物事の見えかたって、人によって全然違いますよね。今回のパターンだと、妻の方が断然幸せなタイプ。コップの中の水で例えるならば、水が半分も入っている or 水が半分しか入っていない 私はネガティブな思考もリスクを回避するために必要かと思いますが、見方を変えてポジティブな側面も見つけて、小さな喜びもちゃんと喜べる人になりたいと思いました。性格が全然違う妻との対話は勉強になります。ということで、我が家の梅の花が咲きましたよ。