里山暮らし
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2019.10.04
日が短くなってきましたね
都市部と比べて街のネオンが圧倒的に少ない京北では、夜ちゃんと暗くなります。事務所で仕事をしていると、いつのまにかに暗くなっている今日この頃。帰り道は真っ暗です。夜に歩いている人を見かけることはほぼないのですが、その代わり道路には普通に動物たちがいます。今日は帰る途中イノシシの親子と遭遇しました。月に1、2回はイノシシを見かけます。イノシシは以前より頻繁に見かけるようになった気がします。一キロほど、走ったら今度はタヌキも。もちろん、鹿はほぼ毎日見かけます。多い時は20匹くらい見かけることも。軽トラの荷台に乗って、カウボーイのようにロープで鹿を捕まえてやりたいです。(狩猟免許いるのかな??)この間は初めて野生のツキノワグマを見かけました。京北の山間部を運転する際は、動物の飛び出しに気をつけてくださいね。気を抜くと本当にぶつかってしまいます。運転している側の人間にとっては、道路を悠々と歩く動物たちは迷惑ですが、逆に動物たちにとっても、車は迷惑でしょうね。仲良くしたいものです。家の近くに来ると、お隣さん家のおじいちゃん犬がお出迎えしてくれます。余談ですが、このワンちゃんは私が住み始めたことは、私の家の前に良くフンをしていたのですが、最近しなくなりました。テリトリーを譲ってくれて、私の家族を仲間として受け入れてくれたのかもしれません。
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2019.10.02
裏山キノコ散策
ぼちぼち裏山にキノコでも生えているんじゃないかと思って、娘と近所の子とキノコ探しがてらに散歩しました。辺りをブラブラしていると、ちょこちょこキノコは見つかるんですが、全然美味しそうなものはみつかりません。こんなのとか。こんなのとか。このキノコを採って、匂いを嗅いでみると、ちょっと酸っぱい匂いがしました。娘は『父ちゃんみたいな匂いがするー。』と全然嬉しくないコメントを頂きました。笑結局美味しそうなキノコは見つかりませんでしたが、秋の森の香りを楽しめました。
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2019.09.30
採取生活"アケビ"
畑のネットに蔓をはって、自生しているアケビさん。畑の野菜は頑張って世話してもちゃんと育たなかったりするのに、何の世話もせずに季節が来たらちゃんと身をつけるアケビ様。今年もありがたく頂戴します。アケビって食べたことあります?食べるとタネばっかりなんですが、優しい甘さでなかなか美味いです。味はねっとりしてて、バナナっぽいような、柿っぽいような、そんな味です。皮も食べられるので、ナスと一緒に味噌炒めを作ってもらいました。皮はアクが強いので、弱火で長めに炒めたらいいそうです。気になるお味ですが、うまい?です。独特な苦味が。ナスっぽい食感に、ゴーヤに渋みがあるような味わいです。ただアク抜きしなかったので、アクがキツくて沢山は食べれませんでした。アクの作用なのか、なんか変な満腹感があって、正直年に一回食べたらもういいです。小鉢に盛って、酒のつまみにするのはありだと思います。減量中の人にもいいかも。アク抜き方法を調べてみたら、米のとぎ汁で茹でて、一晩水にさらしたらいいそうです。ちゃんとアクが抜けていたら、おかずに良いかもしれません。道の駅ウッディー京北で販売しているのをみたことがあるので、気になる方はウッディーで購入して、ぜひ試してみてください。
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2019.09.28
採取生活"カヤの実を食す"
実りの秋、狩猟採取時代の人々はどんな暮らしをしていたのでしょう。たぶん、いろんな木の実や果物、キノコなどの収穫に大忙しだったのではないかと思います。けど、縄文人の労働時間は1日4時間くらいだったらしいので、現代のような忙しさではなかったでしょう。しかも、"わーい、木の実みっけ!こっちにはキノコ!"みたいな感じで嬉しい忙しさだったのではないか勝手に想像しています。とはいえ、現代のいろんなテクノロジーのお陰で、安全で快適な生活が送れているので縄文時代のような生活がしたいとも思いませんが・・。そんな先人たちの暮らしに思いを馳せながら、先週末に収穫したカヤの実を食べてみることにしました。(収穫は9月24日ブログで紹介しています。)カヤの実はアクが強いので、生では食べられませんが、フライパンで炒ったら食べられます。普通に家のキッチンで炒ってもよかったのですが、外で火を起こして食べることにしました。適度な火加減になったら、フライパンにカヤの実を入れてセット完了。焦げないようにたまに、フライパンを揺すります。強火から中火?で15〜20分で火が通りました。こんがりいい感じです。カヤの実は殻の中を食べるのですが、殻が硬いです。ということで今回は縄文っぽく石を使って割ってみることにしました。えいっ!って、強すぎますよ・・。最初は石でやっていましたが、綺麗に出来ないので、手で剥くことに。炒ると殻に亀裂が入るので、手で綺麗に剥けました・・。で、気になる味の方ですが、これが、想像よりもずっとうまかったです。個人的には、栗とクルミの間のような味に感じました。薄皮を剥かないと渋いのですが、ちょっと薄皮があるのも個人的には好きでした。例えは悪いかもしてませんが、薄皮付きはポテトチップス?のような。因みにですが、生でかじってみると、想像通り渋くてエグくて、食べられたもんではなかったです。クルミが嫌いな娘も気に入って、『めっちゃ美味しいねー。』と喜んでバクバク食べていました。※お子さんは食べ過ぎ注意です。アクが強いので妊婦さんは食べない方がいいです。たぶん、娘はカヤの実が普通にテーブルの上に出されても食べないと思うのですが、火を起こして調理するプロセスが楽しくて、ふつうよりも美味しく感じたのではないかと思います。皆さんも木の実を集めて、火を起こして食べてみませんか?めっちゃ楽しいですよ。そして、自分の中の縄文の血が騒ぎますよ。副産物として、子供との信頼関係と親の尊厳が守れます。普段は、生意気な事ばかり言っている娘も、アウトドアの時は先生役の私に敬意を持って接してくれます。笑ということで、ぜひお試しあれ!
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2019.09.26
この木、何の木?
前回の日記から、木の話つながりになりますが。この木、何の木かご存知でしょうか?私が以前、中華圏の国々を旅したり暮らしていた時に大好きだったドライフルーツがありました。棗(ナツメ)です。棗(ナツメ)の栄養成分は、食物繊維 ビタミンB群 葉酸 カリウム 鉄分 リン カルシウムなどが含まれ、漢方としても親しまれています。先日、道の駅で生で売られているのを見て嬉しくて購入して、事務所のスタッフのみんなと食べてみました。サクっとした噛み応えでリンゴを食べているような。甘酸っぱくて美味しかったです。その日、家に帰り棗が生っているのを見たことがないと話をすると、家族が「近くに立派な棗の木があるお宅があるよ!声かけて見せてもらったら?」と言うではありませんか!そして、早速その棗の木を探していると、立派な棗の木のお宅を発見!お家の方が庭先にいらっしゃったので、「立派な木ですね!棗ってこんな風に生るんですね!棗、大好きなんです!見せていただいても良いですか?」と声をかけさせてもらうと「ええよ!なんぼなと。棗って今の子どもさんらは食べられるって知らはらへんやろ?昔はこれがオヤツやったんやでなぁ。」と、言いながらお家の方がワシワシと枝を引っ張ってどんどん折っていかれるではありませんか!「はい、これ持って帰って。なんぼでも生ってるから」こ、こんなにたくさん!?良いのですか?見せてもらうだけだったのにもらいに来たみたいで、申し訳ないです!と言うと、「かまへんかまへん!好きって言うてもうて棗の木も、喜んでるわ!」そして、山もりの棗の枝をお土産にいただいたのでした。う、嬉しすぎる!!棗以上に、いきなり訪ねてきたのにも関わらず、にこにこお話下さった、お家の方のお気持ちが。本当にありがとうございます。これで、棗のドライフルーツ作りに挑戦してみようと思います。棗にもっと喜んでもらえるかな?
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2019.09.24
採取生活"カヤの実"
おそらく狩猟採取時代の人たちは、衣食住に関する植物の利用や自然の中で生きる知恵が半端なかったと思います。森を歩けば、あれも使える、これも使える。こっちは食べれる、あっちは毒。一昔前まではそんな知恵が親から子へと受け継がれていたんでしょうね。今回はそんな先人たちも昔から食べていたであろう、カヤの実の収穫に成功しました。といっても、家の近くにカヤの木があって、落ちていた実を拾っただけです。先日の台風でたくさん落ちていたので、すぐにボールいっぱい採れました。因みに、生育に時間がかかるカヤの木はとても強く、希少価値が高いので高級木材です。主に高級の碁盤や将棋盤に使われるそうです。果肉に包まれているので、剥がします。果肉はベタベタしますが柑橘系の香りがして、ちょっと良い香り。虫が嫌いそうな香りです。煮出すと茶色っぽい染液としても使えないこともないそうです。食用にはタネの中の部分を食べます。実からは良質の油がとれて、天ぷらなどに使うと、香ばしくて美味しいらしいですよ。アクが強いので、煎ってから食べます。今回は収穫と剥くところまでしかしていないので、続編で近日中に食レポさせてもらいます。
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2019.09.20
古民家の宿『五右衛門』で田舎暮らしを満喫〜その2
前回記事に引き続き、古民家一棟貸しの宿『五右衛門』をご紹介します。五右衛門の魅力の一つが立地で、徒歩圏内に楽しむスポットが盛りだくさんなんです。以前、本ブログでも紹介したステンドグラスの工房のカルチャーカフェギャラリーYUさんや、大人の女子旅レポートでも紹介でも紹介した荒縄の椅子作りが体験できる葵工芸さん、宝泉寺、蛍が乱舞する川などなど。レンタサイクルも出来ますよ。けど、なんだかんだで、一番の魅力はホストの田中夫妻です。何が最高かって、ウェルカム感とおもてなしです。お二人ともすごくオープンでおおらかな方で、私はいつ行ってもついつい長居してしまいます。先日、五右衛門にお邪魔した際は、インターンを受け入れていたり、整体師さんの施術会が行われていたり、ふらっとご友人が遊びに来ていたりで、お客さんも含め常に面白い方々が集っています。もともと、お二人は海外を長期で旅されていた経験があります。その時に訪れた一番良かった宿の心地よさを五右衛門でも提供することを目指しているそうです。2人がつくる絶妙な空間や雰囲気が心地良いんですよね。私が先日お伺いした際に、長期でインターン(田中家にホームステイ)に来られていた大学生の金本さんにお話をお伺いしました。「ここでは田舎体験というよりも"田舎で暮らす"を経験させてもらっています。お二人にどこでも付いて行かせてもらっていますが、ご近所さんとの自然な交流など、日々学ばせてもらっています。オープンなお二人の周りには作家さんなど面白い方々がたくさんいて、その交流の一つ一つがとても濃くて、毎日が本当楽しいです。私は栄養学などを大学で学んでいるのですが、五右衛門では"みんなでご飯を食べるのが普通"なんですよね。それは普段一人暮らしをしている私にはとても印象的で、食育の観点から見て、栄養面だけでなくて、みんなで食べる場ってのがとても暖かくて、こういう場づくりも大事なんだと気付きをいただきました。」(写真 左から なみさん、まさのりさん、金本さん)またね、まさのりさんの話が面白いんですよ。古民家鑑定士でもあるので田舎暮らしに関することはもちろん、かなり博識なので話が尽きないです。話せばわかりますが、パッションが溢れ出ています。お話好きなお客さんとは盛り上がって夜までよく語られていますよ。田中夫妻は私が用事があってお邪魔すると、「まあまあ上がってー。」と言って手際よくお茶を出してくれます。自然にお客さんを迎え入れる能力いわゆる"おもてなし"が洗練されていて、"ここにいていいんだ。歓迎されてるー。"って感じが一瞬で伝わって来ます。型にハマったおもてなしというよりも、田舎のオープンな感じのおもてなしが気持ちいいんですよね。五右衛門がどんなところか、何となくイメージ出来たのではないでしょうか?あとは、実際に宿泊してみたらわかります。だいぶハードルが上がりましたが、期待は裏切られないと思いますよ。詳しくは以下よりお問い合わせ下さい。----------五右衛門住所 〒601-0272 京都府京都市右京区京北下熊田町泓ケ2−番地周山のバスターミナルまで無料送迎 (駐車場あり)Tel 075-855-1700mobile 090-8932-8269HP https://www.banja-kyoto.com/goemon
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2019.09.18
古民家『五右衛門』で田舎暮らしを満喫〜その1
京北の魅力といえば、里山の暮らしが残っていることだと思います。じゃあ、どうやってその魅力を満喫したらいいの!?その一つの答えとして、今回は古民家一棟貸しの宿泊施設『五右衛門』をご紹介します。五右衛門を営むご主人の田中まさのりさんと、奥様のなみさんにお話をお伺いしました。五右衛門って名前の通り、ここでは薪で沸かされた五右衛門風呂に入れます。薪で沸かした五右衛門風呂に入れる宿ってかなりレアだと思いますよ。体の芯まで温まりますよ。(写真の真ん中辺りに見えるのが五右衛門風呂の焚き口です。)魅力は五右衛門風呂だけじゃないですよ。五右衛門に宿泊したら、多くの方がイメージするいわゆる田舎体験の、キーワード(囲炉裏、おくどさん、薪割り、薪ストーブ、五右衛門風呂、収穫体験、料理体験、井戸など)を全て網羅しています。素泊まりで、家族や仲間と一棟貸しをして、プライベートにリラックスした時間を過ごすのは楽しいですよね。食材を持ち込みOKで自炊出来るように、調理器具や食器類など一通り揃っています。古民家の別荘を持っているような気分に浸れます。そう考えたら、一棟丸ごと借りられるって、別荘よりも断然お得ですね。もちろん、お食事を予約することも出来ます。田中ご夫妻が育てた自家製の新米が9月中旬から食べれますよ。ということは今がチャンスです。五右衛門のすぐ近くで畑をしているので、野菜の収穫体験も出来ますよ。もぎたての野菜は最高です。かまどで炊いたご飯って食べたことありますか?うまいんですよ。おこげもあったりして。夕食は囲炉裏でのBBQがおすすめです。仲間と家の中で炭火BBQ出来ちゃうなんて最高じゃないですか!?お酒飲んでもそのまま寝室へ行けるし。外みたいに蚊の心配をしなくてもいいし。BBQを事前に予約したら、以前本ブログでも紹介した京北の黒毛和牛専門店の登喜和さんのお肉をご準備してくださいます。これからの季節は囲炉裏で旬の野菜を使った鍋もいいですねー。奥様のなみさんのおくどさん(かまど)を使った料理が最高にうまいんです。なんと2泊以上宿泊されるお客さんには、特別で裏メニューも作ってくれます。おくどさんのお好み焼き。絶品です。なみさんは大阪出身なので、お好み焼き本場の味。揚げたての串揚げなど四季に応じて家庭料理が楽しめます。『次何にする?どんどん食べてやー。』っと、なみさん。揚げたての、串をどんどんお皿に盛って頂いて、至福の時間です。こういう暮らしの中に入って、ぼーっとするのもまた気持ちいいです。なみさんは陶芸家でもあって、作品を購入することも出来ます。金星からの来たお友達を紹介させて頂きます。現役の井戸もあります。と、魅力溢れる『五右衛門』さん。ご紹介したいことが多過ぎて1記事だと長くなり過ぎるので、次の記事(9月20日)にて続編を紹介させてもらいます。----------五右衛門住所 〒601-0272 京都府京都市右京区京北下熊田町泓ケ2番地周山のバスターミナルまで無料送迎 (駐車場あり)Tel 075-855-1700mobile 090-8932-8269HP https://www.banja-kyoto.com/goemon