実りの秋、狩猟採取時代の人々はどんな暮らしをしていたのでしょう。
たぶん、いろんな木の実や果物、キノコなどの収穫に大忙しだったのではないかと思います。
けど、縄文人の労働時間は1日4時間くらいだったらしいので、現代のような忙しさではなかったでしょう。しかも、"わーい、木の実みっけ!こっちにはキノコ!"みたいな感じで嬉しい忙しさだったのではないか勝手に想像しています。
とはいえ、現代のいろんなテクノロジーのお陰で、安全で快適な生活が送れているので縄文時代のような生活がしたいとも思いませんが・・。
そんな先人たちの暮らしに思いを馳せながら、先週末に収穫したカヤの実を食べてみることにしました。(収穫は9月24日ブログで紹介しています。)
カヤの実はアクが強いので、生では食べられませんが、フライパンで炒ったら食べられます。
普通に家のキッチンで炒ってもよかったのですが、外で火を起こして食べることにしました。
適度な火加減になったら、フライパンにカヤの実を入れてセット完了。
焦げないようにたまに、フライパンを揺すります。
強火から中火?で15〜20分で火が通りました。
こんがりいい感じです。
カヤの実は殻の中を食べるのですが、殻が硬いです。
ということで今回は縄文っぽく石を使って割ってみることにしました。
えいっ!
って、強すぎますよ・・。
最初は石でやっていましたが、綺麗に出来ないので、手で剥くことに。
炒ると殻に亀裂が入るので、手で綺麗に剥けました・・。
で、気になる味の方ですが、
これが、想像よりもずっとうまかったです。
個人的には、栗とクルミの間のような味に感じました。
薄皮を剥かないと渋いのですが、ちょっと薄皮があるのも個人的には好きでした。
例えは悪いかもしてませんが、薄皮付きはポテトチップス?のような。
因みにですが、生でかじってみると、想像通り渋くてエグくて、食べられたもんではなかったです。
クルミが嫌いな娘も気に入って、『めっちゃ美味しいねー。』と喜んでバクバク食べていました。
※お子さんは食べ過ぎ注意です。アクが強いので妊婦さんは食べない方がいいです。
たぶん、娘はカヤの実が普通にテーブルの上に出されても食べないと思うのですが、火を起こして調理するプロセスが楽しくて、ふつうよりも美味しく感じたのではないかと思います。
皆さんも木の実を集めて、火を起こして食べてみませんか?
めっちゃ楽しいですよ。
そして、自分の中の縄文の血が騒ぎますよ。
副産物として、子供との信頼関係と親の尊厳が守れます。
普段は、生意気な事ばかり言っている娘も、アウトドアの時は先生役の私に敬意を持って接してくれます。笑
ということで、ぜひお試しあれ!