里山暮らし
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BLOG里山暮らし
2019.08.20
おでこにぶつかってきたのは・・・?!
先日の「自然がくれた贈り物」でも、お話していた花が今朝、きれいに咲いていました。今夜、鹿さんに食べられるかもしれませんが(笑)。きれいな花が咲いたのはうれしいのですが、人間と同じように、咲いた花を喜んでいる者もいます。先日、寝室の窓を開けたら、それが、おでこにコツン!とぶつかってきました。その時は、一瞬なんなのか、わからなかったのですが、裏庭で草抜きをしてくれていたおばあちゃんが「これ、危ないわ。気をつけんとあかんわ!」と知らせに来てくれたので、裏庭へ行ってみると・・・庭の石垣用に積まれていた石と石の間に、アシナガ蜂の巣ができていました。それも結構大きいようです。蜂は、午後に巣を離れて散歩?に出る習性があると、聞いたことがありますがこの日は、見張りの?蜂がとまっていました。なんとか、駆除せねば!!クマのプーさんの手も借りたい今日この頃です。
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2019.08.16
オオサンショウウオ発見!!
ちょっと用事があって、山国地域の知人宅にお邪魔したら、「今、オオサンショウウオが裏の田んぼの水路にいるよー。」「えっ!まじっすか!?」ということで、裏の水路まで案内してもらいました。「おーでっか!」オオサンショウウオが普通に水路にいました。数日前から、裏の水路と水路とつながっている庭の池に数匹のオオサンショウウオがいるそうです。ご存知だとは思いますが、オオサンショウウオは国の特別天然記念物です。上流に住んでいるイメージですが、最近は鴨川でのオオサンショウウオ目撃情報を聞いたりしますね。京都のオオサンショウウオは中国から来たチュウゴクオオサンショウウオと交雑している品種がほとんどだそうで、在来種は絶滅寸前です。桂川の上流域である京北でもオオサンショウウオの交雑が進んでいて、この子も交雑種の可能性が高いです。せっかくなので、ちょっと失礼して触って見ました。予想通り、ヌルヌルです。実は、オオサンショウウオの噛む力が強力で、小指くらいなら噛みちぎることができるそうで、もし見つけてもむやみに触らないほうがいいです。怒ると、白っぽい液を出すらしく、それが山椒の香りに似ているそうで、名前の由来になっているようです。昔は山村では貴重なタンパク源として、食べられていたそうです。美味しいそうですね。当たり前ですが、食べてみたい気持ちをちゃんと抑えました。帰り道、ウッディー京北によると、粉山椒が売っていたので、サンショウウオの代わりに購入しました。京北の山椒は香りが良くて、美味しいです。お値段は15gで850円。手摘みで、天日干し、シビれる旨さ絶品です。もちろん、農薬は使っていません。ぜひ、お試しあれ。オオサンショウウオを探しに来て、お土産に京北の粉山椒を買って行いくなんて、どうでしょう!?話のネタにはなりますよ。---------------道の駅 ウッディー京北〒601-0251 京都府京都市右京区京北周山町上寺田1−1 電話 075-852-1700営業時間 9時から18時https://fuw.jp/woody/
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2019.08.12
ソウルフードで国際交流!
突然ですが、この上記の写真、何かご存知ですか?名前は「唐臼」と言います。昔々は、穀物を脱穀するのにこの臼が用いられていたようですが、京北地域では、餅つきにも用いられます。足で力強くつくことができるので、疲労度合いもちがうのではないでしょうか?初めて見た時は「なんと画期的なんだ!」とびっくりしました。そして、この唐臼で、京北のソウルフード「納豆餅」作り体験をご教示くださるのはNPO法人 ふるさと京北鉾杉塾の皆さんです。鉾杉塾さんは、「人づくり・産業文化おこし・都市と農村の交流を通して、京北地域を元気に!」を目的として1993年設立され、今年で活動26年目。「未来につなげる小さな遺産」を合言葉に都市と農村の交流を図って行きたいと活動されています。熟練の手つきで、お餅を丸めて広げそこへ京北産の納豆を包んで、黄粉をまぶして完成!この日は、東アジア文化都市交流・青少年交流事業で大邱からみえた大学生のみなさんと、納豆餅作りを通して楽しく交流を深めておられました。美味しく楽しい文化交流に、私も入れていただきました!出来立ての納豆餅は、とても美味しかったです。(私は黒砂糖入りを食べました)鉾杉塾の皆さん、ありがとうございました!◎NPO法人ふるさと京北鉾杉塾〒601-0314京都市右京区京北大野町廣畑45河原林方電話(075)-853-0113FAX(075)-853-0137HP https://hokosugi.jimdo.com/
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2019.08.10
自然がくれた贈り物
里山で暮らして、私の場合10年以上にはなるのですが ずっと不思議に思っていたことがありました。 それは、 「植えた覚えもない花が庭に勝手に咲いている」 ということ。 夏は特にそれを感じます。 先日も玄関先に百合が蕾をつけて伸びていました。 庭先に布団を干そうと出てみると、あれ?なんの花の葉っぱだろう?気になって周りをみると不特定に、そして花の種類もばらばらに生えています。「植えてもいないのに、なんでだろう?」とつぶやいていると、「そんなの鳥が運んだり、風で飛んできたりに決まってるやん!」と、夏休み中の息子が教えてくれました。なるほど!そういえば、昔絵本で種の冒険のようなお話を読んだことがありました。鳥が運んできてくれた種が花を咲かせる、絵本の中のお話を知らず知らず実体験していたのでした。自然がくれた贈り物。今年もありがたく観賞します。
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2019.08.04
珍狩猟採取生活「サワガニ」
ここ最近の日中の暑さは半端ないですね。京北は比較的涼しいとはいえ、日中は暑いです。我が家にはエアコンがないので、日中は扇風機をフル稼働して何とか凌いでいます。ただ、夜になるとだいぶ涼しくなるので、京北の夏は過ごしやすいです。暑くて出かける気がしないので、娘に狩猟採取教育をすることにしました。本日の獲物はサワガニです。獲物は自宅前の川に生息しています。ということで、娘と一緒に川へカニを捕獲しに行きました。10分ほどで、3匹捕獲。任務完了。カニは私と妻と娘で1人1匹ずつです。すぐ揚げようと思いましたが、泥抜きした方が美味しいかもしれないと思い、水道水に一晩つけておきました。しばらくすると、カニたちはバケツの中にウンチをしました。この一手間で美味しくなるのか!?翌朝カニを確認すると、バケツの中からカニがいなくなっているではありませんか・・・。「バケツのカニどこやった!?」と妻に聞くと、「朝、カニがカサカサと動いてバケツから必死で脱出しようとしているのを見たら、可哀想でさ・・。さっき川に逃したよ。」と妻。「え゛ー!昨日はあなたも食べる気満々だったじゃん!?」私はまだ食べる気満々、けどまたカニを獲り行くのは少し面倒。そこで娘が2、3日前から飼っているカニを譲って貰えないか交渉しました。(私が捕まえたカニです。)私「虫カゴに入っているカニを食べたいんだけど、ちょうだい。昨日捕まえたカニはかあちゃんが逃しやがってさ・・。」娘「いいよー。けど一匹だけね!」私「ありがとう。一匹だけ!?じゃあ食べないの?」娘「うん、食べない。」交渉に応じてくれた娘は1匹だけカニを私に提供してくれました。昨日まで食べる気満々だった娘もペットのカニは食べないそうです。人間の心理って不思議なもんです。2、3日ペットとして飼ったら、愛着が湧いてしまうんでしょうね。私からしてみれば、いけすの魚を食べるか、獲りたて魚を食べるか位の違いだけなんですけど・・・。狩猟採取教育は失敗に終わりましたが、情操教育的によかったのか!?いや寧ろ、私は教育者としては最低なオヤジなのかもしれません・・・。紆余曲折ありましたが、1匹だけ頂くことにしました。料理方法はシンプルに素揚げです。鍋にオリーブオイルを入れて、火をつけてカニ投入。パチパチと音を立てて、一瞬で絶命しました。その姿を見ていると「うおー」と心が騒つきます。食べるために生き物の命を殺める時って、「命を頂きます」という感謝の気持ちが出て、自分は誰かの命を頂いて生かしてもらっているんだなと、改めて認識させて頂きました。さらに盛り付けて、完成!フォルムが美しいです。素材の味を楽しむために、何もつけずに頂きました。うまいっ!!と言いたいところですが、硬いっ!っていうのが、最初の印象。殻が想像していたよりも硬くて、私にはちょっと噛みごたえがあり過ぎました。おそらく、じゃがりこの3、4倍の硬さです。存分に噛みごたえを楽しんだ後に、エビのようなカニのような味がじんわりしてきます。味だけだと、普通にうまいと思います。ビールのおつまみにもありですね。日常的におかずにしたいとは思いませんが、珍味や非常食としては全然ありです。これで非常事態でも、ひとまず生き延びらえそうです。みなさんもビールのお共にいかがでしょう?機会があれば、ぜひお試しください。サワガニには寄生虫がいる可能性もあるので、もし食べる際は十分に加熱してくださいね。こちらは以前カメムシを食べた記事です。こちらも合わせてお読みください。ビバ里山的狩猟採取生活!
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2019.08.02
夏の出勤
京北にはバイクのライダーやサイクリストの方々がよく訪れます。山道をバイクや自転車で走るのは楽しいし、空気もキレイで気持ち良いです。なんちゃってライダーの私もたまに愛車のスーパーカブで事務所へ通勤しています。農業用のコンテナを後ろにつけているので、何でも乗せられて便利。スーパーカブの緑とコンテナの黄色の色合いが絶妙でカッコいいでしょ!?カブはカッコいいだけじゃなくて燃費が良いのが魅力的。ガソリン1リッターで50km以上走れるんですよ。(写真は私です。)こういうスタイルの人、ベトナムに行ったときによく見かけました。ということで、あなたのスタイルでぜひ京北の風を感じに来てください。
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2019.07.30
さらプレ2
原付に乗って事務所へ行く途中に知り合いのおばあちゃんに会いました。「こんにちはー。」立ち話をしていたら、「キュウリあげるわー。ちょっと、こっちに座って、アイスも食べていってー。」とおばあちゃん。ソーダ味のアイスを2本も頂きました。15分ほど、アイスを食べながら世間話をしていたら、「かぼちゃもあげるわー。」立派なカボチャも頂きました。ありがたや、ありがたや。おばあちゃんにお礼をいい、その場を去り、近くで用事を済ましたら、今度はお隣のおじさんが、「トマトいらへんかー? 自分で取って行ってー。」と。もちろん、ありがたく頂きました。さらに事務所の外で休憩していると、今度は事務所の大家さんが、「これ食べてー」と。さらに二つトマトを。ありがとうございます!!何なんでしょう??この方々は??素敵すぎじゃありませんか??どうやら、京北では"さらプレ"が流行っているようです。(さらプレはさらっとプレゼントの意味で、私が作った造語です。)こういう暖かさが、京北の良いところだと思います。なんだかんだで、地域の一番の魅力はそこに住まう人々です。それにひきかえ自分は何が出来ているのか??・・・。私も京北の先輩方を見習って、さらプレできるように頑張ります!!
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2019.07.26
いつも足元に咲く
「京都は、祇園さん(祇園祭)の鉾巡行が終わったら梅雨が明けるえ」と、 小さなころから母に聞かされていましたが、 ジンクス通り、今年もちょっと遅れてですが梅雨が明けました。 京北では、我が家のおばあちゃんが「夕立三日って言うて その日、夕立がしたら三日間は続くんやで」と、教えてくれた通り 今日も夕立がしています(笑)。 その夕立が来る前に、月末の諸事務のために 役場や金融機関目指して歩いた時のこと。 空を見上げると梅雨が明けた 夏らしい雲が、山から顔を出し始めていました。 工事現場の向こうにも そして、事務所付近に差し掛かった時、ふと足元を見てみると。。。 こんな可愛いマンホールが! これは、旧京北町時代の物。町の花「シャクナゲ」が中央に描かれ、 周りは、林業が盛んな京北を代表する木の「杉」がぐるりとデザインされています。 いつも何気に通っていたので、気づきませんでした。 全国の都市や、町のマンホールデザインを集めるコレクターの方がいらっしゃると 前に聞いたことがあります。 コレクターの皆さん、ぜひ、この可愛いマンホールを コレクションしにいらしてください!