京都京北里山日記
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BLOG里山の食
2019.12.02
プライベート会席ランチat料理旅館"すし米"
京北では平安京造営に使われた木材を古都京都へ供給されてきました。その時代は車なんてありませんから、木材輸送に使われたのが京北から京都へ流れる桂川でした。木材で筏を組んで、筏師さんがその上に乗り、京都まで届けたのです。そんな筏師さんたちも利用していたのが、京北周山の老舗の料理旅館"すし米"さんです。実は、すし米さんからパンフレットの制作のご依頼を頂きまして、先日料理の写真撮影に行ってきました。到着して撮影の準備をしていると、女将の黒川修子さんが早速お料理を運んでくれて、一言。女将「良かったら、撮影終わったら召し上がってくださいね。」私「いいんですか!?是非!あざっす!」まず、観てうまいです。早く食べたいので、ささっと撮影を終わらせていざ、頂きます!!(ちゃんと撮影しましたよ。笑)撮影用に用意していただいた茶室にて、会席弁当を堪能。ううむ、うまし!旬のお料理に舌鼓。静かな場所で一人だけで食べる会席ランチ、最高でした。私は普段食事をするとき、家族や友人、仕事関係の人となどが多く、おしゃべりに夢中になってしまい、食事をないがしろにしがちですが、いつも以上に一口一口をしっかり味わえてすごく気持ちの良い食事ができました。食後は縁側で、コーヒー。お日様にあたって癒されました。いやー美味しいお仕事でした。まさにカメラマンの役得です。会席のお弁当ランチは、お一人様3,000円(税別)〜で、前日までのご予約でご利用いただけます。しかも、お一人様でもOK。もちろん、旅館でもあるので、宿泊も可能ですよ。一泊朝食付きのプランだと、8200円(税別)とかなりお得です。こちらもお一人様でもOKです。なんというおもてなし。水,金、土は旅館内に併設されているバー"Syu's bar"を営業されているので、女将さんのおばんざいをアテに地酒を頂くのもいいですよ。オーダーはドリンク一杯500円、おばんざいは3種盛り500円と、こちらもリーズナブルに楽しめます。syu's barには、たまに私も出没します。(以前にバーの記事を掲載しているので、こちらをチェックしてください。)私は本格的な会席を食べたい!という方にはご予算に応じて、旬のお料理を出していただけますので、そちらもおすすめです。これからの季節は、ぼたん鍋が良いですねー。一人旅やご友人との旅行、みんなで忘年会、幅広くご利用いただけるので、皆さんもいかがでしょう?女将さんが着物でお出迎えしてくれますよー。因みにですが、女将さんはお茶や着付けなどの活動もされていますので、和の文化体験にご興味がある方は、すし米さんに行ったときに確認してみてください。-------料理旅館すし米電話 075-852-0032住所 〒601-0251 京都府京都市右京区京北周山町下ケ市15−2http://www.sushiyone.net/
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2019.11.30
紅葉、遅掛けのパッチワーク
今朝の気温は、これまでのなかで1番低かったように思える朝。いよいよ、冬の足音が玄関先まで聞こえてきたように感じます。そんな朝、事務所のお使いで外を歩いて、ふと目を山にやると山のところどころに、オレンジ色。今年は、紅葉のシーズンが遅かったようで、遅掛けのパッチワークができていました。もうすぐそこまでやってきている冬将軍に、ちょっとだけ「待った!」をかけたいオレンジ色に、晩秋の置き土産をもらったようなそんな気持ちになりました。
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BLOG里山の食
2019.11.28
冬瓜鍋いただきます。
先日、仕事の撮影で美山にある企業さんをお伺いしました。撮影が終わって帰ろうとすると、「ご苦労様でした。良かったら、これ持って行ってー。」と、冬瓜をいただきました。田舎ならではのプレゼント嬉しいです。その二日後、家に帰るとキッチンに真っ二つになった冬瓜を発見。ちょっと面白いと思って、娘と撮影会。どうでしょう?? 冬瓜の儀です。献立は"冬瓜鍋"です。冬瓜うまし!口の中でとろけます。これからの季節、鍋は最高ですねー。簡単に作れるし、野菜もたくさん取れてヘルシー。寒いからこそ、温かいものがより楽しめます。心も体もぽっかぽか。皆さんも鍋を食べて、冬を楽しみましょう。
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BLOG里山の食
2019.11.26
やきいも やきいも あちちのち
薪ストーブを使う季節、我が家で恒例の楽しみがあります。それは焼き芋です!さつまいもを濡らした新聞で巻いて、アルミホイルで包んだら準備完了。娘だけでも出来ちゃいます。あとは、ストーブの中に入れるだけ。ストーブに入れて15分〜20分ほど待てば、ほくほくの美味しい焼き芋が出来ます。うーん、我ながらいい出来です。(当たり前ですが、取り忘れると黒焦げになるので注意。)部屋を暖めるだけでなく、美味しい焼き芋まで提供してくれる薪ストーブ。寒い冬を楽しく過ごす最高の友です。電気も石油も必要ないので、エコで災害時も使えちゃう。しかも、冬場乾きにくい洗濯物も乾かしてくれるので、これまた便利。なんて優れものなのでしょう。さて薪ストーブさん、次は何を作りましょうか!?
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BLOG里山暮らし
2019.11.24
夕暮れ散歩
秋も深まって日が暮れるのが早くなってきましたね。日が短くなっても、子どもたちのエネルギーは底知れず。夕暮れ時、遊び足りない娘と息子を連れて散歩へ行きました。正直、散歩に行く前はちょっと面倒だなと思ったりしますが、いざ散歩すると、やっぱり気持ちいいです。もちろん、子どもたちも喜びます。ビューン。※三輪車の二人乗りは危険ですので絶対にマネしないでください。この後、バッチリ横転しました・・。夕焼けで辺り一面がほんのり赤くて綺麗でした。少し歩いていると、一気に暗くなってきました。我が家の周辺は街灯が少ないので、本当に暗くなります。夕暮れ時に散歩をされる方は、白い服や反射タスキを是非のご使用をお勧めします。特に田舎で歩道のない道を歩く際はご注意を。散歩中に轢かれそうになりました。
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BLOG里山暮らし
2019.11.22
おばあちゃんの畑から~その3
「冬野菜がそろそろ出来てきたさけ、とれそうなもんから採って食べて!」とおばあちゃんが声をかけてくれたので今朝、おばあちゃんの畑へ行ってみました。すると、そこには「おばあちゃん、いつのまに?!」って言うくらい冬野菜たちの緑色の葉っぱがたくさん育っていました。この畝は、大根。お漬物をつけるのに、おばあちゃんはいつもたくさん育てています。この畝は、人参です。葉っぱも新鮮なものはお浸しにして食べたりすると美味しいです。そして、これから大きくなる小松菜。我が家は小松菜をよく食べます。煮びたしだけでなくナムルにもあいます。キャベツもありました。おばあちゃんのこだわりは、完全無農薬。なので、虫さんに先に味見されてしまっていますが、家族みんな「食べても安全な証拠!」と言ってありがたく食べています。大根と並んで冬の野菜の代表格と言えば、白菜。街で暮らしているときは、白菜がどんな感じで育つのか、実は知りませんでした。はじめは、小松菜のように葉っぱだけの感じが、だんだんと中央に向かって葉っぱが巻きだします。それを繰り返すことで、お店でみかけるあの形状に育っていきます。冬野菜の食べごろは知っていても、苗の植え時や種の蒔き時は知らないので、おばあちゃんには感謝せねばなりません。この冬もありがたく、お鍋にしたりして頂こうと思います。ふと、畑の端の畝に目をやると、そこには「おばあちゃんの畑から~その2」でも登場した、イチゴがたくましく根を張っていました。これから、寒い寒い季節がやって来るので、越冬できるか心配ですが、春にまた、あの赤い実に会えるように藁の布団をかぶせてあげたいとおもいます。たくさんの冬野菜。おばあちゃん、ありがとね。
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BLOGアート・クラフト
2019.11.20
ヒンメリのオーナメント
街ではクリスマスっぽいデコレーションが始まってきたと噂をお聞きしました。我が家には、ヒンメリのクリスマスっぽいオーナメントが年がら年中飾ってあります。ヒンメリは北欧に伝わる伝統的な飾りです。スウェーデン語で「天」を意味するそうで、"家族の幸せを願うもの"として部屋の中に飾られています。友人が作った麦の藁で、以前妻が作ったものです。(下の雪の結晶は本場フィンランドのものを買ったそうです。今まで嫁作と騙されていました。笑)ご自宅にも一ついかがでしょう?ナチュラルでかわいいですよ。
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BLOG里山暮らし
2019.11.18
薪のある暮らし
前回記事に引き続き、薪関連のお話をさせてもらいます。我が家の暮らしでは薪が生活の一部となっています。我が家の薪の用途は二つで、お風呂を沸かすのに使う薪と薪ストーブに使う薪です。用途によって、樹種を使い分けしているので、家のあちこちにストックしています。お風呂の薪はスギとヒノキを中心に使っています。火の付きがよく、比較的早く燃えるので使いやすいです。(ちょっと煙が多い。)また、手に入れば建築廃材も利用しています。とても乾いているので良く燃えて重宝しています。捨てられる前に、再利用。エコノミーかつエコロジーです。薪ストーブ用の樹種は色々使っています。針葉樹よりも広葉樹の方がいいです。広葉樹のクヌギやカシはとてもいい薪になります。火の持ちが良くて、熱量も高いので薪としてはベストです。特に真冬は氷点下まで冷えるので、外に薪を取りに行く回数が減らせるのも見逃せないメリット。因みにですが、写真の様に薪を高く積む時は、たまに薪を横に積むと山状にならずスペースをうまく使えます。薪を積むのは大人版積み木遊びの様で私は結構好きです。京北の暮らしで薪をちゃんと集めることは"夫婦円満のコツ"ということが、友人の間では定説になっています。サバイバル技術でも体温を保つのが一番優先されますからね。寒い冬も薪ストーブがあれば、ちょっと楽しく過ごせます。さぁ準備は出来たぞ、いつでもかかってこい寒波。嘘です。来ないでください。あーこれで安心して、残りの秋が楽しめます。