京都京北里山日記
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BLOG里山暮らし
2019.04.17
おばあちゃんの畑から。
今朝、畑にいるおばあちゃんに、今年は何を蒔くの?と聞いてみました。「あんなぁ、最近は急に寒ぅなったり、この間は蒔こうかな?って思もたら雪も降ったやろ?せやし、まだ蒔けてへんねんよ。」と、言いながら畑の説明をしてくれました。これは玉葱の苗。早く蒔いて作った畑には、葱坊主ができていました。我が家のおばあちゃんの健康の秘訣にもなっている、畑の作業。京北のおじいちゃん、おばあちゃんのお元気の源でもあります。みなさんそれぞれ、思い思いの畑を作っておられる畑の先生です。我が家のおばあちゃんの畑のこだわりは「完全無農薬」。安心して美味しい野菜が食べられるのは、おばあちゃんのおかげ。ありがたいです。冬野菜が終わったとのことで、収穫せずにそのままにしておいた野菜から、花が咲いていました。これは、大根の花。これは、白菜の花。花は菜の花のようです。真ん中からにょきにょき花が咲いている様子は、なんだかとても可愛らしいです。こんな風に白菜から花が咲くのを知ったのは、京北で暮らしてから。畑から四季を感じる暮らしは、里山暮らしの醍醐味です。
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BLOG行催事
2019.04.15
花いっぱい!庭先に集う春~京北オープンガーデン2019~
先日、町内のお寺のお当番でご一緒させていただいた恵子さんから、「オープンガーデン、今年も開催予定よ!良かったら、少し早いけど、お庭見においで!」と素敵なお知らせをいただいたので、早速、恵子さんのお庭を訪ねました。「京北オープンガーデン〝花いっぱい"2019」と題されたオープンガーデンは今年で12回目。京北内18か所のお宅のお庭で開催されます。山歩きが大好きで、山の木々や草花にもとてもお詳しい恵子さんのお庭には樹木は80種、山野草も和洋あわせて80種ほど、ほんとうにたくさんの種類の花々を丹精込めて大切に育てておられます。これは、春蘭。これは貝母。カールされた葉っぱが可愛らしいです。これは、八角連。まるで傘をすぼめたように芽をだしていました。私は見るのが初めてのクロモジの花。クロモジはお茶席などでお菓子をいただくときなどに使う木の楊枝です。これは、京北が町時代だったころの町花、シャクナゲ。シャクナゲは蕾がつくようになるまで育てるのが難しいと聞きます。このシャクナゲは20年くらいにはなるそう。これは、キンキマメザクラ。山桜に分類されます。先日の雪にも耐えて、頑張って咲いている様子がとても健気です。これらは、ほんの一部に過ぎないのですが、恵子さんの楽しい説明と共に、本当にたくさんの草花や木を見せていただきました。「まだこの気候変動で咲ききらないのもあるけど、春夏秋冬、いろいろな季節の花が咲くからね。我が家だけでなく、みなさんのお庭それぞれに咲く花がいろいろあるから、楽しみにいらしてくだされば。」と、恵子さん。暖かくなるのを待ち望んでいるかのように色づく蕾をみているとぽかぽか陽気の花開く春本番が、本当に待ち遠しいです。庭先に集う京北の春を、ぜひ楽しみにいらしてください。◎「第12回 京北オープンガーデン〝花いっぱい"2019」 2019年4月7日(日)~9月29日(日) 主催:京北オープンガーデン花いっぱい実行委員会 後援:公益財団法人 京都市都市緑化協会(アクセス) お車で...名神高速道路京都南ICまたは京都東ICからR162号線福王子交差点を 高雄、中川、小野郷を経て京北へ 公共交通機関で...JR西日本バスで京都駅より高雄・京北線「周山行き」にご乗車ください。 終点周山で下車。京北ふるさとバス、又は周山タクシーをご利用ください。 ※お庭は、広域に点在しています。徒歩での移動は難しいので、 お車、又は交通機関をご利用ください。
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BLOG行催事
2019.04.14
踊って旅する、世界の国々!
昨日、あうる京北で開催された「踊って旅する世界の国々!」に参加して来ました。 今回はアルメニア、アルバニア、ルーマニア、ハンガリーのダンスを踊りました。 その場に集まった人、男性も女性も子供も一緒に手を繋いで輪になり踊る。 手を繋ぎ輪になる事で、日本の盆踊りとはまた一味違う一体感が生まれます。 プロの音楽家さんによる笛、バイオリン、ギター、太鼓の贅沢な生演奏に合わせて、まずは先生のステップを真似ながらゆっくりと踊ります。 徐々にテンポが早くなり、付いて行くのに必死! でも段々と慣れて来て、楽しくなって来ます。 自然に笑顔が溢れ、やみつきに!終わると自然に皆んなが拍手でお互いを讃えます! じんわりと汗もかきいい運動になるし、脳トレにもいい!! 何よりとっても楽しいです! 主催で京北在住の笛奏者のきしもとタローさんは「世界には皆んなで手を繋いで輪になり踊るダンスはたくさんあるが、日本にはなかなかないので、京北からそれを発信したい」と仰っていました。 定期開催されるようで、次回は7/6(土)にありますよ!みなさんもご参加いかがでしょう?以下イベントfacebookページより。日時:第一回目4月13日、第二回目7月6日、第三回目8月3日 ◆15:00~17:00...ダンス講習会 ◆17:00~18:30...夕食休憩 ◆18:30~19:30...ミニ・コンサート&交流会場所:あうる京北(京都府ゼミナールハウス) 京都市右京区京北下中町鳥谷2料金:Aコース(夕食なし)...お一人500円 Bコース(あうるの夕定食つき)...お一人1930円 ※いずれのコースの参加費にも、 講習会・コンサート・交流会が含まれています。 ※講習会のみの参加でも、もちろんオッケー Aコースの方は予約なしでもご参加いただけます ※Bコースの方は、2週間前(3/30)までにお申し込みください 周山⇔あうる間は、バス時刻に合わせ随時送迎あり 宿泊以外のJR二条までの送迎が交流会後あり 【あうるは宿泊施設があるので、そのまま宿泊もできます】 次の日は、京北・美山の桜巡りなんていかがですか? 大人/2700円~ 大学生/1800円~ 高校生/1500円~ 小中学生/900円~ ※宿泊の方は朝食(570円)もご予約できます 朝食後のJR二条までの送迎もございますお申込み・ご予約:あうる京北 075-854-0216 fax/ 075-854-0316お問い合わせ:あうる京北、もしくはこのページにどうぞ講師:村澤由香里演奏:京北ダンス合奏団(きしもとタロー、熊澤洋子ほか)
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BLOG里山体験
2019.04.12
京北桜情報7
周山の川沿いの桜が満開になりました。種類はソメイヨシノです。撮影は本日4月12日写真の右側にピンクの枝垂れ桜も並んで植わっていますが、枝垂れも6部咲!枝垂れでも種類によっては咲いているようで、先日ご紹介した魚ヶ淵の吊り橋の枝垂れ桜は満開ですよ。以前、シンガポールの友人にこう言われました。"日本はなんてスマートなのかしら、日本全国に桜を植えて。綺麗だわ。外国人観光客がたくさん来ていいわね。""外国人のために植えたのではないですよ・・・。"とやんわりツッコミを入れときました。年がら年中暑い国のシンガポール人からすると、桜を含め日本の四季は特別だと思います。日本人だからこそ改めて四季を楽しみたいですね。そして、春を、桜を楽しみましょう!街中で見逃した方もまだ間に合います。これから本番です!週末は京北でもお花見いかがでしょうか?
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BLOG里山暮らし
2019.04.09
春、百年の美しさ~黒田の百年桜~
今週は小学校や、中学校、高校と入学式ウィークですね。開花していたのではないでしょうか。京北の桜も至るところで咲き始めましたよ!「里山の名桜をひとりじめ」https://www.mbs.jp/kyoto-chishin/satoyama/tour02.shtmlの、ページでもご紹介している桜をはじめ、京北に暮らす方々が大切にされている桜は、あちこちにありますが、その中でも花の品種的にも珍しく大切にされている桜があります。「黒田の百年桜」です。百年桜は春日神社の境内にあり樹齢は推定は300年。幹の太さは約3m、高さは約6mの大きな桜木で、山桜の突然変異種で10~12枚の八重の中に一重が混じって咲く、とても珍しい品種です。桜守である佐野藤右衛門(さのとうえもん)親子が30年かけて1977年に苗づくりに成功。父の15代目佐野藤右衛門が「黒田百年」と命名され、その桜木は1983年に大阪造幣局・桜の通り抜けに植樹されたことをきっかけに親木であるここの桜も「百年桜」として広く知られるようになったそうです。春日神社には京北地域で確認できる現存最古の板倉があり、14世紀に遡る板倉は京都市内でも大変希少とされているそうです。今朝、参拝を兼ねて、百年桜の様子を見に行きました。蕾はかなり膨らんできている様子でした。今週末13日(土)と14日(日)には、「黒田百年桜まつり」が開催されるそうですよ。今週末は、里山の桜を眺めながら、春の「のんびり時間」を楽しみにいらっしゃいませんか?◎春日神社・黒田百年桜〒601-0499 京都市右京区京北宮町宮野90(アクセス) 京北ふるさとバス「宮」下車、徒歩1分。
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BLOGお店
2019.04.07
ログハウスカフェ「カモノセ キャビン」
国道162号線を北上して、京北の集落を抜けた山中の道沿いに、ログハウスカフェ「カモノセキャビン」があります。ログハウス建築がまだ日本にはほとんどない頃に、カモノセログのモデルハウス兼店舗として37年前に建てられたのが、このカモノセキャビン。(カモノセログついてはまたいつか紹介させてもらいますね。) ここで食べられる山菜セットがめちゃめちゃ美味いんです。(1500円)山菜を使った料理がそれぞれの器に盛ってあります。以下詳細。(右上から)こごみカボチャいたどり山椒の新芽わらびふき味噌(白味噌の)山椒 と じゃこ竹の子 野ブキ 実山椒昆布と 実山椒ミョウガの柴漬け一品一品が丁寧に作られていて、どれも絶品です。ご主人自ら、春になると近くの山に山菜を取りに行っています。私が尋ねた日も山から帰ってきました。山菜の天ぷらセットもありますよ。こちらは定番のカレーです。(800円)並・中・大の3サイズあります。中盛りを頼みましたが結構大盛りでしたが、ペロリと頂きました。昔ながらの懐かしいカレーです。 もちろんコーヒーも。ほんのり甘くて、ほとんど苦味がない超スッキリコーヒーです。苦いからコーヒーは苦手って方にも、このコーヒーはオススメですよ。(マスターは苦いのが苦手らしいです。) そのほかシフォンケーキやクッキーなども販売しています。 ご飯も美味しいのですが、カフェのマスターの大前さんは、とてもユニークな方で、かなりパンチが効いています。お客さんにもストレートに自分の意見を言うタイプの、とても気持ちがいい方です。そんな大前さんのファンになってか、お店のお客さんは京都市内や大阪からの常連さんがほとんど。大前さん曰く「お客さんのほとんどは、2度と来ないか、常連になるか、どちらか。」そのくらい、クセがあります。私がお店に行った日も、数組常連さんが来ていて、マスターは、来店していたお客さんの人生相談に乗っていました。 私にはマスターとお客さんの間には親子のような絆を感じられました。(むしろ親子以上なのかもしれない)常連さんは親に相談し難いことをマスターに相談しに来ている感じですかね。 カフェを中心としたゆるやかな常連さん同士のコミュニティーがあって、新参者の私たち(私の家族)にマスターや常連さんたちは気さくに声をかけて来る雰囲気が心地良かったです。 まさに、カモノセキャビンは常連さん達のサードプレイスなのではないかと思いました。 核家族化や個人主義がどんどん進んでいる今の時代だからこそ、こういうカフェが改めて求められているように思います。 マスター曰く、昭和の喫茶店はどこもこんな雰囲気だったみたいですね。入り浸って、恋愛相談から人生相談までして。マスターに叱ってもらえる関係性。皆さんはご自分のサードプレイスってありますか?もしなければカモノセキャビンをあなたのサードプレイスにするのありだと思います。まあサードプレイスはさておき、ひとまず、週末は花見がてらに京北に来て、山菜セットを食べるプランはどうでしょう? ※山菜セット・山菜天ぷらは出すのに時間がかかるので、お電話でのご予約をおすすめしているそうです。 看板猫の黒猫のキキと白猫のルナも待ってますよー。写真はキキ。 カモノセキャビン〒601-0531京都市右京区京北上弓削町鴨瀬6-1営業時間:平 日 8:00~18:00 土日祝 7:30~19:00定休日:木・金曜日(祝日の場合は営業)075-854-0822HP: http://kamonosecabin.net/Facebook: https://www.facebook.com/kamonosecabin/京北のお花見情報やお食事の情報を、「里山の名桜をひとりじめ」で紹介していますので、合わせてお読み下さい。
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BLOG行催事
2019.04.05
京北桜情報6 「宝泉寺の桜」
春は寒暖の差が激しいですね。京北では日中は15度近くまで上がるのに、夜は氷点下になったりしています。お花見をする際は、暖かい格好ですることをお勧めします。今回ご紹介する桜のスポットは下熊田にある宝泉寺さん。境内には、たくさんの枝垂れ桜があって、毎年この時期に「さくらまつり」を開催しています。期間中は、手作りのぜんざいやおでん、草餅、桜寿司、山椒みそ、野菜などを地元の方々が販売しています。(ちなみにですが、私は京北に住みだしてから毎年行っていますよ。)去年は全品120円でしたので、おそらく今年も全品120円だと思います。4月11日(木)〜21日(日)に開催しています。また、4月13日(土)〜14日(日)には四国八十八カ所霊場お砂ふみ巡拝(無料)、秘法お砂灸(無料)、写経体験(お供え料1,000円)も開催しています。入場は無料ですので、是非この機会にお立ち寄りください。宝泉寺さんは真言宗のお寺さんで、護摩行の体験などもされていますので、ご興味があるかたは、宝泉寺さんのHPからお問い合わせください。--------------金花山 宝泉寺〒601-0272 京都府京都市右京区京北下熊田町東旦15電話番号: 075-852-0407E-mail: info@Kyoto-hosenji.jpWebsite:http://www.kyoto-hosenji.jp/京北のお花見情報やお食事の情報を、「里山の名桜をひとりじめ」で紹介していますので、合わせてお読み下さい。
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BLOG里山暮らし
2019.04.03
京北桜情報5
今年は例年より少し桜の開花が遅そうですね。メインの写真は高尾のツツジです。国道162号線を京都から京北へ行く途中に見ることができますよ。私はしばらく下山していないので、今年どうなっているか確認はできていませんが、例年なら京北の桜が咲く頃に、綺麗に咲きます。こちらは周山の川沿いの桜です。(2019年4月3日撮影)周山の桜は少しずつですが、咲いてきました。急に暖かくなって来たので、ソメイヨシノは来週末あたりが見頃ではないかと思います。京北のお花見情報やお食事の情報を、「里山の名桜をひとりじめ」で紹介していますので、合わせてお読み下さい。