京都京北里山日記
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BLOG里山暮らし
2019.08.10
自然がくれた贈り物
里山で暮らして、私の場合10年以上にはなるのですが ずっと不思議に思っていたことがありました。 それは、 「植えた覚えもない花が庭に勝手に咲いている」 ということ。 夏は特にそれを感じます。 先日も玄関先に百合が蕾をつけて伸びていました。 庭先に布団を干そうと出てみると、あれ?なんの花の葉っぱだろう?気になって周りをみると不特定に、そして花の種類もばらばらに生えています。「植えてもいないのに、なんでだろう?」とつぶやいていると、「そんなの鳥が運んだり、風で飛んできたりに決まってるやん!」と、夏休み中の息子が教えてくれました。なるほど!そういえば、昔絵本で種の冒険のようなお話を読んだことがありました。鳥が運んできてくれた種が花を咲かせる、絵本の中のお話を知らず知らず実体験していたのでした。自然がくれた贈り物。今年もありがたく観賞します。
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BLOG里山の食
2019.08.08
幻?のフルーツ"サルナシ"
先日キコリのTさんが「これ食べてー」といって、サルナシという果物をくれました。サルナシって知っていますか?毛のない小さいキウイみたいなもので、涼しい山間地に自生しているらしいです。栽培も可能で、苗も販売されています。ちなみに私はサルナシっていう存在は去年初めて知りました。たぶん、そこまで大量には流通していないと思います。(根拠は私が知らなかったという理由ですが。)調べたらネットでも購入できるようでした・・・。頂いたサルナシはTさんが去年、山で収穫し冷凍保存したものです。凍ったまま食べてみたら、"リアルアイスの実"?わっーぜうまかったです。(わっぜ→鹿児島弁で"めっちゃ"という意味)味はちょっとライチっぽいキウイのような感じ。是非売っているのを見つけたら、凍らせて食べてみてください。美味しさは私が保証します。私の中で、凍らせて食べるフルーツランキング一位です。美味しく食べるポイントはサルナシの皮ごと食べることです。食感と、味も皮が鍵を握っているような気がします。余談ですが、オーストラリアにいたとき、オージーはキュウイの皮ごと食べていました。ちょっとしたカルチャーショックでしたが、栄養価は高いようです。もし皮のまま食べる場合は、農薬が付いているかもしれないので、よく洗った方がいいと思います。サルナシの収穫の時期は9月、10月なので、もし売っているのを見つけたら是非リアルアイスの実、試してみてください。
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BLOG行催事
2019.08.06
京北の夏祭り情報
夏はお祭りの季節ですね。夏祭りで欠かせないのが盆踊りではないでしょうか!?京北では丹波音頭が踊られます。私も見よう見まねで、参加しています。みんなで輪になって踊るのは楽しいですよ。誰でも参加出来るでぜひご参加ください。京北のお祭りでは踊りに参加すると、抽選券がもらえて、豪華景品がもらえますよ。各地区の夏祭りはそれぞれテイストが違って面白いですよ。・京北夏祭り 8月16日(金)18時〜場所 ウッディー京北駐車場 (雨なら京北第一小学校体育館)和太鼓の演奏、ロックソーラン、ファイヤーパフォーマンス、大踊り、抽選会などがあります。・山国地区 夏祭り 8月10日(日)18時ごろ〜 場所 京北森林公園駐車場 (花火あり)・宇津地区 夏祭り 8月15日(木)18時ごろ〜場所 宇津狭公園 (花火あり)・弓削地区 夏祭り 8月15日(木)18時ごろ〜場所 京北第三小学校上記4つは比較的大きいお祭りです。また上記以外の地区でも小さい夏祭りが開催されます。以前宇津地区のお祭りに行ったことがあるのですが、ミュージシャンのライブ演奏など新しいものを取り入れつつ、伝統的な音頭を踊るなどして、伝統と新しいものが融合している感じがよかったですよ。京北の移住者にはミュージシャン率が高いので、それぞれの地域のお祭りで演奏されたりしています。音楽と踊りって国や地域の垣根はなく誰でも楽しめるので、素晴らしい文化だと思います。どのお祭りもどなたでも歓迎してくださいますので、ぜひお気軽にお越しください。
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BLOG里山の食
2019.08.04
珍狩猟採取生活「サワガニ」
ここ最近の日中の暑さは半端ないですね。京北は比較的涼しいとはいえ、日中は暑いです。我が家にはエアコンがないので、日中は扇風機をフル稼働して何とか凌いでいます。ただ、夜になるとだいぶ涼しくなるので、京北の夏は過ごしやすいです。暑くて出かける気がしないので、娘に狩猟採取教育をすることにしました。本日の獲物はサワガニです。獲物は自宅前の川に生息しています。ということで、娘と一緒に川へカニを捕獲しに行きました。10分ほどで、3匹捕獲。任務完了。カニは私と妻と娘で1人1匹ずつです。すぐ揚げようと思いましたが、泥抜きした方が美味しいかもしれないと思い、水道水に一晩つけておきました。しばらくすると、カニたちはバケツの中にウンチをしました。この一手間で美味しくなるのか!?翌朝カニを確認すると、バケツの中からカニがいなくなっているではありませんか・・・。「バケツのカニどこやった!?」と妻に聞くと、「朝、カニがカサカサと動いてバケツから必死で脱出しようとしているのを見たら、可哀想でさ・・。さっき川に逃したよ。」と妻。「え゛ー!昨日はあなたも食べる気満々だったじゃん!?」私はまだ食べる気満々、けどまたカニを獲り行くのは少し面倒。そこで娘が2、3日前から飼っているカニを譲って貰えないか交渉しました。(私が捕まえたカニです。)私「虫カゴに入っているカニを食べたいんだけど、ちょうだい。昨日捕まえたカニはかあちゃんが逃しやがってさ・・。」娘「いいよー。けど一匹だけね!」私「ありがとう。一匹だけ!?じゃあ食べないの?」娘「うん、食べない。」交渉に応じてくれた娘は1匹だけカニを私に提供してくれました。昨日まで食べる気満々だった娘もペットのカニは食べないそうです。人間の心理って不思議なもんです。2、3日ペットとして飼ったら、愛着が湧いてしまうんでしょうね。私からしてみれば、いけすの魚を食べるか、獲りたて魚を食べるか位の違いだけなんですけど・・・。狩猟採取教育は失敗に終わりましたが、情操教育的によかったのか!?いや寧ろ、私は教育者としては最低なオヤジなのかもしれません・・・。紆余曲折ありましたが、1匹だけ頂くことにしました。料理方法はシンプルに素揚げです。鍋にオリーブオイルを入れて、火をつけてカニ投入。パチパチと音を立てて、一瞬で絶命しました。その姿を見ていると「うおー」と心が騒つきます。食べるために生き物の命を殺める時って、「命を頂きます」という感謝の気持ちが出て、自分は誰かの命を頂いて生かしてもらっているんだなと、改めて認識させて頂きました。さらに盛り付けて、完成!フォルムが美しいです。素材の味を楽しむために、何もつけずに頂きました。うまいっ!!と言いたいところですが、硬いっ!っていうのが、最初の印象。殻が想像していたよりも硬くて、私にはちょっと噛みごたえがあり過ぎました。おそらく、じゃがりこの3、4倍の硬さです。存分に噛みごたえを楽しんだ後に、エビのようなカニのような味がじんわりしてきます。味だけだと、普通にうまいと思います。ビールのおつまみにもありですね。日常的におかずにしたいとは思いませんが、珍味や非常食としては全然ありです。これで非常事態でも、ひとまず生き延びらえそうです。みなさんもビールのお共にいかがでしょう?機会があれば、ぜひお試しください。サワガニには寄生虫がいる可能性もあるので、もし食べる際は十分に加熱してくださいね。こちらは以前カメムシを食べた記事です。こちらも合わせてお読みください。ビバ里山的狩猟採取生活!
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BLOG里山暮らし
2019.08.02
夏の出勤
京北にはバイクのライダーやサイクリストの方々がよく訪れます。山道をバイクや自転車で走るのは楽しいし、空気もキレイで気持ち良いです。なんちゃってライダーの私もたまに愛車のスーパーカブで事務所へ通勤しています。農業用のコンテナを後ろにつけているので、何でも乗せられて便利。スーパーカブの緑とコンテナの黄色の色合いが絶妙でカッコいいでしょ!?カブはカッコいいだけじゃなくて燃費が良いのが魅力的。ガソリン1リッターで50km以上走れるんですよ。(写真は私です。)こういうスタイルの人、ベトナムに行ったときによく見かけました。ということで、あなたのスタイルでぜひ京北の風を感じに来てください。
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BLOG里山暮らし
2019.07.30
さらプレ2
原付に乗って事務所へ行く途中に知り合いのおばあちゃんに会いました。「こんにちはー。」立ち話をしていたら、「キュウリあげるわー。ちょっと、こっちに座って、アイスも食べていってー。」とおばあちゃん。ソーダ味のアイスを2本も頂きました。15分ほど、アイスを食べながら世間話をしていたら、「かぼちゃもあげるわー。」立派なカボチャも頂きました。ありがたや、ありがたや。おばあちゃんにお礼をいい、その場を去り、近くで用事を済ましたら、今度はお隣のおじさんが、「トマトいらへんかー? 自分で取って行ってー。」と。もちろん、ありがたく頂きました。さらに事務所の外で休憩していると、今度は事務所の大家さんが、「これ食べてー」と。さらに二つトマトを。ありがとうございます!!何なんでしょう??この方々は??素敵すぎじゃありませんか??どうやら、京北では"さらプレ"が流行っているようです。(さらプレはさらっとプレゼントの意味で、私が作った造語です。)こういう暖かさが、京北の良いところだと思います。なんだかんだで、地域の一番の魅力はそこに住まう人々です。それにひきかえ自分は何が出来ているのか??・・・。私も京北の先輩方を見習って、さらプレできるように頑張ります!!
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BLOGお店
2019.07.28
夏の食べごろ!京蕪庵さんの蕎麦
台風も去り、暑い夏がいよいよ本格化してきましたね。 夏生まれの私は、暑い夏が好きで夏の景色はいろいろありますが ひまわりが、すくすく伸びてお日様に向かって咲いている景色が 夏の暑さに負けない元気をくれているようで、とても好きです。 そんな夏の景色を見ながら、お食事ができるのが、 納豆餅、お蕎麦が美味しい「京蕪庵」さんです。 お店の裏手にひまわり畑があり、カウンター席や屋外のテラス席からも 眺めることができます。 ちょうどお昼時、お腹も鳴ったのでワクワクしながら「京蕪庵」さんへ。 新しく作られた屋外のカウンター席へ行ってみると、 あれ?ひまわりがみんな首をもたげてしまっています。 お店の方にお話を聞いてみると、 「先々週辺りが、見ごろだったんですよ。」 あらら、私は見ごろを外してしまったようです。 「今年は、こんな感じで咲いていましたよ。」と、お店のご主人、スタッフの方が 撮影されたお写真を見せていただきました。 お日様に向かって真っすぐに背伸び。 こんなにたくさん!そして、ひまわり畑を歩く小道もあり、ひまわりと 背比べができそうです。 ひまわりの見ごろは、逃してしまいましたが 京蕪庵さんのお蕎麦の美味しさは逃しません(笑)。 この日は、「揚げ納豆餅おろし蕎麦」の冷たいのを頂きました。 気温も高かったので冷たいお蕎麦の、のど越しがたまりません! そのまま食べても美味しいですが、お蕎麦のお出汁につけていただくのが、これまた! とっても美味しかったです。 ひまわりの種はちゃんと収穫して、来年も植えられるそうです。 実は、この畑コスモス畑にもなるそうなんです。 秋も楽しみですね。 ひまわり畑の見ごろは逃しましたが、 京蕪庵さんの美味しさは、逃さないでください。 冷たいお蕎麦、食べごろですよ! ◎納豆もち・そば京蕪庵 http://www.keihoku-m.com/kyoubuan_top.html
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BLOG里山暮らし
2019.07.26
いつも足元に咲く
「京都は、祇園さん(祇園祭)の鉾巡行が終わったら梅雨が明けるえ」と、 小さなころから母に聞かされていましたが、 ジンクス通り、今年もちょっと遅れてですが梅雨が明けました。 京北では、我が家のおばあちゃんが「夕立三日って言うて その日、夕立がしたら三日間は続くんやで」と、教えてくれた通り 今日も夕立がしています(笑)。 その夕立が来る前に、月末の諸事務のために 役場や金融機関目指して歩いた時のこと。 空を見上げると梅雨が明けた 夏らしい雲が、山から顔を出し始めていました。 工事現場の向こうにも そして、事務所付近に差し掛かった時、ふと足元を見てみると。。。 こんな可愛いマンホールが! これは、旧京北町時代の物。町の花「シャクナゲ」が中央に描かれ、 周りは、林業が盛んな京北を代表する木の「杉」がぐるりとデザインされています。 いつも何気に通っていたので、気づきませんでした。 全国の都市や、町のマンホールデザインを集めるコレクターの方がいらっしゃると 前に聞いたことがあります。 コレクターの皆さん、ぜひ、この可愛いマンホールを コレクションしにいらしてください!