里山の食
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BLOGお店
2019.04.07
ログハウスカフェ「カモノセ キャビン」
国道162号線を北上して、京北の集落を抜けた山中の道沿いに、ログハウスカフェ「カモノセキャビン」があります。ログハウス建築がまだ日本にはほとんどない頃に、カモノセログのモデルハウス兼店舗として37年前に建てられたのが、このカモノセキャビン。(カモノセログついてはまたいつか紹介させてもらいますね。) ここで食べられる山菜セットがめちゃめちゃ美味いんです。(1500円)山菜を使った料理がそれぞれの器に盛ってあります。以下詳細。(右上から)こごみカボチャいたどり山椒の新芽わらびふき味噌(白味噌の)山椒 と じゃこ竹の子 野ブキ 実山椒昆布と 実山椒ミョウガの柴漬け一品一品が丁寧に作られていて、どれも絶品です。ご主人自ら、春になると近くの山に山菜を取りに行っています。私が尋ねた日も山から帰ってきました。山菜の天ぷらセットもありますよ。こちらは定番のカレーです。(800円)並・中・大の3サイズあります。中盛りを頼みましたが結構大盛りでしたが、ペロリと頂きました。昔ながらの懐かしいカレーです。 もちろんコーヒーも。ほんのり甘くて、ほとんど苦味がない超スッキリコーヒーです。苦いからコーヒーは苦手って方にも、このコーヒーはオススメですよ。(マスターは苦いのが苦手らしいです。) そのほかシフォンケーキやクッキーなども販売しています。 ご飯も美味しいのですが、カフェのマスターの大前さんは、とてもユニークな方で、かなりパンチが効いています。お客さんにもストレートに自分の意見を言うタイプの、とても気持ちがいい方です。そんな大前さんのファンになってか、お店のお客さんは京都市内や大阪からの常連さんがほとんど。大前さん曰く「お客さんのほとんどは、2度と来ないか、常連になるか、どちらか。」そのくらい、クセがあります。私がお店に行った日も、数組常連さんが来ていて、マスターは、来店していたお客さんの人生相談に乗っていました。 私にはマスターとお客さんの間には親子のような絆を感じられました。(むしろ親子以上なのかもしれない)常連さんは親に相談し難いことをマスターに相談しに来ている感じですかね。 カフェを中心としたゆるやかな常連さん同士のコミュニティーがあって、新参者の私たち(私の家族)にマスターや常連さんたちは気さくに声をかけて来る雰囲気が心地良かったです。 まさに、カモノセキャビンは常連さん達のサードプレイスなのではないかと思いました。 核家族化や個人主義がどんどん進んでいる今の時代だからこそ、こういうカフェが改めて求められているように思います。 マスター曰く、昭和の喫茶店はどこもこんな雰囲気だったみたいですね。入り浸って、恋愛相談から人生相談までして。マスターに叱ってもらえる関係性。皆さんはご自分のサードプレイスってありますか?もしなければカモノセキャビンをあなたのサードプレイスにするのありだと思います。まあサードプレイスはさておき、ひとまず、週末は花見がてらに京北に来て、山菜セットを食べるプランはどうでしょう? ※山菜セット・山菜天ぷらは出すのに時間がかかるので、お電話でのご予約をおすすめしているそうです。 看板猫の黒猫のキキと白猫のルナも待ってますよー。写真はキキ。 カモノセキャビン〒601-0531京都市右京区京北上弓削町鴨瀬6-1営業時間:平 日 8:00~18:00 土日祝 7:30~19:00定休日:木・金曜日(祝日の場合は営業)075-854-0822HP: http://kamonosecabin.net/Facebook: https://www.facebook.com/kamonosecabin/京北のお花見情報やお食事の情報を、「里山の名桜をひとりじめ」で紹介していますので、合わせてお読み下さい。
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BLOGお店
2019.03.18
京北、日曜日の朝は「ふれあい朝市」
一雨ごとに春に近づく京北。そんな雨の日曜日、京北出張所横で開催されている「ふれあい朝市」へ、出かけました。「京北ふれあい朝市」は、NPO法人京北ふるさと鉾杉塾さんが、地元農家さんに参加を呼びかけ開設された有人販売の市場です。平成24年からは、生産者が独自で開設されていて、季節の旬のお野菜の話や、野菜の調理方法など、お買い物しながら農家さんとのおしゃべりも楽しいですよ。この日店先に並んでいたのは、菜の花や梅の切り花に、お米にお餅、そして終盤の冬野菜たち。「もう、これからの時期は春の種まきの時やし、冬野菜もおしまいやなぁ。野菜が豊富に並ぶのは、これから言うと夏前あたり。ちょっと野菜の品数変動する時期ですわ」と、農家さんは教えてくれました。この日、私が購入したお野菜。春キャベツに、壬生菜、白菜、そして下仁田ネギのように見えるのは、実は玉ねぎからできたおネギ。イカと炒めて食べたら、とてもおいしかったです。日曜の朝、ドライブがてらぜひ京北の農家さんの美味しい野菜を求めにいらしてください。◎京北ふれあい朝市 日時:毎週日曜 9:00~11:00(年末年始は変動あり) 場所:〒601-0251 京都市右京区京北周山町上寺田1番地の1 右京区京北合同庁舎横 アクセス:京北ふるさとバス・JR西日本バス 京北合同庁舎前下車 徒歩1分
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BLOG里山の食
2019.03.11
ふき味噌作り
散歩中にふきのとうを見つけたので、収穫しました。暖かくなってきて、開いてしまっているものもあるので、今回ふき味噌を作ることにしました。ということで、今日はふき味噌の作り方をご紹介します。材料 1.ふきのとう 90グラム(今回の収穫)2.麦味噌 140グラム (九州の実家から送られて来たもの)3.みりん 大さじ24.酒 大さじ25.胡麻 大さじ26.米油 大さじ1材料の量は好みで調整したらいいと思います。ふきのとうはややアクが強いので、子供でも食べやすいように、胡麻をいれて、みりんとお酒も多めに入れました。作り方①2〜5を混ぜてる。②ふきのとうを5mmくらいに切る。③鍋に油をいれて、②で切ったふきのとうを炒める。1、2分。④弱火にして、①で混ぜた材料とふきのとうを混ぜる。⑤水気を少し飛ばして出来上がり!めちゃめちゃ簡単です。早速食べましたが、独特と苦味がたまりません。ご飯のおかずに、お酒の肴に最高です。是非みなさんも試してみて下さい。以前のブログ「ふきのとう」で、ふきのとうの天ぷらを紹介しています。そちらも合わせて、お読み下さい。
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BLOGお店
2019.03.08
季節限定!美味しい春は「さきがけセンター」さんから
みなさんの街では、もう春の足音は聞こえているでしょうか?京北も、一雨ごとに春の足音が確実に聞こえ始めています。毎朝、我が家の裏庭に若い鶯がやってきて「ホーホケキョ!」と鳴く練習を始めていたり...そんな毎朝に春の訪れを感じる私ですが、もう一つ、私が京北の春の訪れを感じる美味しいスイーツがあります。それは、山国さきがけセンターさんの「よもぎ餅」です。京北の澄んだ空気とお日様をたっぷり浴びた新芽のヨモギを、季節になるとセンターの方々は手摘みで収穫され、ひとつひとつ、まごころを込めて加工されます。そのお味は、本当に優しくて一口食べればよもぎの香りが広がって、一気に春の気分を味わえますよ!この季節、街の友達へのお土産にすると、とても喜ばれます。私の場合、ついつい自分の分も買ってしまいます。ダイエットは春が終わってから(笑)。美味しい春の香り、京北の季節限定の味をぜひ、味わいにいらしてください。☆よもぎ餅は限定のお味なので、お店のWEBサイトにある「よもぎ餅販売カレンダー」をご確認くださいね。http://sakigake.net/◎山国さきがけセンター〒601-0321京都市右京区京北塔町宮ノ前32番地TEL(075)853-0572アクセス:京北ふるさとバス「山国診療所前」下車。徒歩1分。京北のお花見情報やお食事の情報が、「里山の名桜ををひとりじめ」で紹介していますので、合わせてお読み下さい。
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BLOG里山の食
2019.02.21
ふきのとう
庭の片隅に目をやると、なんとふきのとうが!!まだまだ寒いですが、春はもうすぐそこに来ているようです。さっそく摘んで、匂いを嗅いでみると、うーん、独特の香りがたまりません。散歩がてら、家の周りを探しましたが他のふきのとうは見つかりませんでした。今日の収穫は5つ!!嗅覚で楽しんだ後は、もちろん味覚でも楽しませて頂きます。素材の味を楽しむため、今回は天ぷらにして頂きました。独特の香りと苦味が最高です。娘は自分も一緒に摘み取ったので、めちゃめちゃ期待して食べましたが、「ニガい、美味しくない・・・。」と。子供にはふきのとうの旨さはまだ理解出来ないようですね。これから、春の山菜を探すのが楽しみです。他にも春を感じるブログをご覧ください。「春の気配⁇」
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BLOG里山の食
2019.01.04
お正月は納豆モチ
新年明けましておめでとうございます。みなさんはどのようなお正月を過ごしましたか?お正月にはおせち料理やお餅、お雑煮など、色々と美味しいものが食べられて嬉しいですよね。京北では、昔からお正月に納豆餅を食べる習慣があります。餅を囲炉裏で焼いて、広げて納豆を包む。お好みで砂糖、きな粉、塩をつける。初めて見たときは驚きましたが、米から出来ている餅と納豆が合わないわけがない。とっても美味しく、クセになります。今では普通のお餅じゃ物足りない! 娘もニッコリ、頬っぺたが落ちそうです。みなさまも余ったお餅でお試しあれ。納豆餅作りの体験は里山知新ツアー紹介ページの個別ツアーでも紹介されています。https://www.mbs.jp/kyoto-chishin/satoyama/tour01.shtml
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BLOG里山暮らし
2018.12.25
お菓子の雪だるま
京北で家族連れで集まるときは、ご飯持ち寄りでパーティーをすることが多いです。持ち寄りパーティーって何を持っていくか悩みますよね。今回はクリスマスということで、マシュマロで雪だるまを作ってみることにました。なかなか苦戦して、3人がかりで1時間半もかかりました・・・。お菓子の本に載っている通りに作ったつもりが、ちょっと違う感じに・・。けど、これはこれで味があって愛らしいです。 パーティーの食後にマシュマロ雪だるまを出したが、子供達はテンション上がって、大盛況。一人残らず食べてくれました。子供達の嬉しそうな顔が見れたので、作った甲斐がありました。誰かのために何かを作るって、いいですよね。京北に住んでから、誰かのために何かするという機会が増えたように思います。田舎では人と人との繋がりが濃くて、みんながお互いに助け合って、暮らしているからなのかもしれませんね。
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BLOG里山の食
2018.12.23
禅的コーヒーの楽しみ方
先日、禅に関する本を読んでいたんですが、普段の暮らしの中でどうしたら禅的なマインドを得られるかの例え話で、コーヒーの飲み方が紹介されていました。皆さんはコーヒーを飲む時はどうしていますか?私は家にいるときは、コーヒーを挽いてドリップするか、挽かれている豆をドリップして飲んでいます。外出していたらコンビニかカフェのものを飲むことが多いですね。その本には、焚き木を拾ってきて、火を起こして、時間と労力をかけて飲むコーヒーは格別で、それは人生を楽しむコツの一つだと書かれていました。山の中にある我が家なら、今直ぐこのコーヒーの飲み方を実践出来るではありませんか!ということで、焚き木を集めて、コーヒーを淹れることにしました。焚き木を集めて、カマドをこしらえて、ヤカンを火にかける。ヤカンを火にかけるタイミングが早過ぎて、ヤカンが煤だらけになってしまいました・・。途中から妻も参加してきて、ついでにフレンチトーストも。言うまでもなく、時間と労力をかけたコーヒーとフレンチトーストの味は格別でした。何よりも準備から食後のまったりまでの時間とプロセスが楽しかったです。これが禅的暮らしなのか?? 豊かですなー。