里山の食
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BLOG里山暮らし
2019.09.30
採取生活"アケビ"
畑のネットに蔓をはって、自生しているアケビさん。畑の野菜は頑張って世話してもちゃんと育たなかったりするのに、何の世話もせずに季節が来たらちゃんと身をつけるアケビ様。今年もありがたく頂戴します。アケビって食べたことあります?食べるとタネばっかりなんですが、優しい甘さでなかなか美味いです。味はねっとりしてて、バナナっぽいような、柿っぽいような、そんな味です。皮も食べられるので、ナスと一緒に味噌炒めを作ってもらいました。皮はアクが強いので、弱火で長めに炒めたらいいそうです。気になるお味ですが、うまい?です。独特な苦味が。ナスっぽい食感に、ゴーヤに渋みがあるような味わいです。ただアク抜きしなかったので、アクがキツくて沢山は食べれませんでした。アクの作用なのか、なんか変な満腹感があって、正直年に一回食べたらもういいです。小鉢に盛って、酒のつまみにするのはありだと思います。減量中の人にもいいかも。アク抜き方法を調べてみたら、米のとぎ汁で茹でて、一晩水にさらしたらいいそうです。ちゃんとアクが抜けていたら、おかずに良いかもしれません。道の駅ウッディー京北で販売しているのをみたことがあるので、気になる方はウッディーで購入して、ぜひ試してみてください。
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BLOG里山暮らし
2019.09.28
採取生活"カヤの実を食す"
実りの秋、狩猟採取時代の人々はどんな暮らしをしていたのでしょう。たぶん、いろんな木の実や果物、キノコなどの収穫に大忙しだったのではないかと思います。けど、縄文人の労働時間は1日4時間くらいだったらしいので、現代のような忙しさではなかったでしょう。しかも、"わーい、木の実みっけ!こっちにはキノコ!"みたいな感じで嬉しい忙しさだったのではないか勝手に想像しています。とはいえ、現代のいろんなテクノロジーのお陰で、安全で快適な生活が送れているので縄文時代のような生活がしたいとも思いませんが・・。そんな先人たちの暮らしに思いを馳せながら、先週末に収穫したカヤの実を食べてみることにしました。(収穫は9月24日ブログで紹介しています。)カヤの実はアクが強いので、生では食べられませんが、フライパンで炒ったら食べられます。普通に家のキッチンで炒ってもよかったのですが、外で火を起こして食べることにしました。適度な火加減になったら、フライパンにカヤの実を入れてセット完了。焦げないようにたまに、フライパンを揺すります。強火から中火?で15〜20分で火が通りました。こんがりいい感じです。カヤの実は殻の中を食べるのですが、殻が硬いです。ということで今回は縄文っぽく石を使って割ってみることにしました。えいっ!って、強すぎますよ・・。最初は石でやっていましたが、綺麗に出来ないので、手で剥くことに。炒ると殻に亀裂が入るので、手で綺麗に剥けました・・。で、気になる味の方ですが、これが、想像よりもずっとうまかったです。個人的には、栗とクルミの間のような味に感じました。薄皮を剥かないと渋いのですが、ちょっと薄皮があるのも個人的には好きでした。例えは悪いかもしてませんが、薄皮付きはポテトチップス?のような。因みにですが、生でかじってみると、想像通り渋くてエグくて、食べられたもんではなかったです。クルミが嫌いな娘も気に入って、『めっちゃ美味しいねー。』と喜んでバクバク食べていました。※お子さんは食べ過ぎ注意です。アクが強いので妊婦さんは食べない方がいいです。たぶん、娘はカヤの実が普通にテーブルの上に出されても食べないと思うのですが、火を起こして調理するプロセスが楽しくて、ふつうよりも美味しく感じたのではないかと思います。皆さんも木の実を集めて、火を起こして食べてみませんか?めっちゃ楽しいですよ。そして、自分の中の縄文の血が騒ぎますよ。副産物として、子供との信頼関係と親の尊厳が守れます。普段は、生意気な事ばかり言っている娘も、アウトドアの時は先生役の私に敬意を持って接してくれます。笑ということで、ぜひお試しあれ!
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BLOG里山暮らし
2019.09.26
この木、何の木?
前回の日記から、木の話つながりになりますが。この木、何の木かご存知でしょうか?私が以前、中華圏の国々を旅したり暮らしていた時に大好きだったドライフルーツがありました。棗(ナツメ)です。棗(ナツメ)の栄養成分は、食物繊維 ビタミンB群 葉酸 カリウム 鉄分 リン カルシウムなどが含まれ、漢方としても親しまれています。先日、道の駅で生で売られているのを見て嬉しくて購入して、事務所のスタッフのみんなと食べてみました。サクっとした噛み応えでリンゴを食べているような。甘酸っぱくて美味しかったです。その日、家に帰り棗が生っているのを見たことがないと話をすると、家族が「近くに立派な棗の木があるお宅があるよ!声かけて見せてもらったら?」と言うではありませんか!そして、早速その棗の木を探していると、立派な棗の木のお宅を発見!お家の方が庭先にいらっしゃったので、「立派な木ですね!棗ってこんな風に生るんですね!棗、大好きなんです!見せていただいても良いですか?」と声をかけさせてもらうと「ええよ!なんぼなと。棗って今の子どもさんらは食べられるって知らはらへんやろ?昔はこれがオヤツやったんやでなぁ。」と、言いながらお家の方がワシワシと枝を引っ張ってどんどん折っていかれるではありませんか!「はい、これ持って帰って。なんぼでも生ってるから」こ、こんなにたくさん!?良いのですか?見せてもらうだけだったのにもらいに来たみたいで、申し訳ないです!と言うと、「かまへんかまへん!好きって言うてもうて棗の木も、喜んでるわ!」そして、山もりの棗の枝をお土産にいただいたのでした。う、嬉しすぎる!!棗以上に、いきなり訪ねてきたのにも関わらず、にこにこお話下さった、お家の方のお気持ちが。本当にありがとうございます。これで、棗のドライフルーツ作りに挑戦してみようと思います。棗にもっと喜んでもらえるかな?
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BLOG里山体験
2019.09.18
古民家『五右衛門』で田舎暮らしを満喫〜その1
京北の魅力といえば、里山の暮らしが残っていることだと思います。じゃあ、どうやってその魅力を満喫したらいいの!?その一つの答えとして、今回は古民家一棟貸しの宿泊施設『五右衛門』をご紹介します。五右衛門を営むご主人の田中まさのりさんと、奥様のなみさんにお話をお伺いしました。五右衛門って名前の通り、ここでは薪で沸かされた五右衛門風呂に入れます。薪で沸かした五右衛門風呂に入れる宿ってかなりレアだと思いますよ。体の芯まで温まりますよ。(写真の真ん中辺りに見えるのが五右衛門風呂の焚き口です。)魅力は五右衛門風呂だけじゃないですよ。五右衛門に宿泊したら、多くの方がイメージするいわゆる田舎体験の、キーワード(囲炉裏、おくどさん、薪割り、薪ストーブ、五右衛門風呂、収穫体験、料理体験、井戸など)を全て網羅しています。素泊まりで、家族や仲間と一棟貸しをして、プライベートにリラックスした時間を過ごすのは楽しいですよね。食材を持ち込みOKで自炊出来るように、調理器具や食器類など一通り揃っています。古民家の別荘を持っているような気分に浸れます。そう考えたら、一棟丸ごと借りられるって、別荘よりも断然お得ですね。もちろん、お食事を予約することも出来ます。田中ご夫妻が育てた自家製の新米が9月中旬から食べれますよ。ということは今がチャンスです。五右衛門のすぐ近くで畑をしているので、野菜の収穫体験も出来ますよ。もぎたての野菜は最高です。かまどで炊いたご飯って食べたことありますか?うまいんですよ。おこげもあったりして。夕食は囲炉裏でのBBQがおすすめです。仲間と家の中で炭火BBQ出来ちゃうなんて最高じゃないですか!?お酒飲んでもそのまま寝室へ行けるし。外みたいに蚊の心配をしなくてもいいし。BBQを事前に予約したら、以前本ブログでも紹介した京北の黒毛和牛専門店の登喜和さんのお肉をご準備してくださいます。これからの季節は囲炉裏で旬の野菜を使った鍋もいいですねー。奥様のなみさんのおくどさん(かまど)を使った料理が最高にうまいんです。なんと2泊以上宿泊されるお客さんには、特別で裏メニューも作ってくれます。おくどさんのお好み焼き。絶品です。なみさんは大阪出身なので、お好み焼き本場の味。揚げたての串揚げなど四季に応じて家庭料理が楽しめます。『次何にする?どんどん食べてやー。』っと、なみさん。揚げたての、串をどんどんお皿に盛って頂いて、至福の時間です。こういう暮らしの中に入って、ぼーっとするのもまた気持ちいいです。なみさんは陶芸家でもあって、作品を購入することも出来ます。金星からの来たお友達を紹介させて頂きます。現役の井戸もあります。と、魅力溢れる『五右衛門』さん。ご紹介したいことが多過ぎて1記事だと長くなり過ぎるので、次の記事(9月20日)にて続編を紹介させてもらいます。----------五右衛門住所 〒601-0272 京都府京都市右京区京北下熊田町泓ケ2番地周山のバスターミナルまで無料送迎 (駐車場あり)Tel 075-855-1700mobile 090-8932-8269HP https://www.banja-kyoto.com/goemon
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BLOG里山の食
2019.09.12
豊作の無花果で・・・
台風が去って、その被害の大きさをニュースで目にするたび、心配になる毎日です。西日本の残暑も、今日は少ししのぎやすいお天気のようですが、みなさんの街はいかがでしょうか?里山の田んぼは、稲刈りも始まっていよいよ秋の収穫シーズン到来です。我が家も今朝は無花果を収穫しました。いつもは、こんな風にカラスに先を越され食べられてしまっているのですが、今年は、カラスとシェア(笑)できるほど、たくさん実りました。完全無農薬、ほったらかしっぱなしだったのに!!こんなに豊作になるとはびっくりです。たくさんの無花果をどうしょう???と考えていると、家族から「ジャムにして欲しい!」とリクエストがあったので、ジャムを作ることにしました。材料は、無花果、砂糖、レモン汁の3つ。無花果は大体750~800g。砂糖は、250~300gくらい、お好みで。レモン汁は3~4杯くらいです。まずは、無花果を洗って皮を剝きます。ヘタのほうからだと上手く剝けます。剝いた無花果はカットします。一口大よりも大きくても大丈夫。鍋に、カットした無花果と砂糖、レモン汁を入れます。そのまま30分くらい置いておきます。そうすることで果実から水分が出てきます。30分経って、水分が出ていたら、弱火から中火で煮詰めていきます。我が家は、砂糖と一緒に使い残しのハチミツがあったので、分量を半々にして作ってみました。コトコト煮詰めて煮詰めて・・・・20分から30分くらい、様子を見ながら煮詰めます。混ぜてみて、トロンと重たい感じになってきたら火を止めて完成です!一口、味見をすると!!!めっちゃくちゃ美味しかったです。無花果、今年はどこも豊作なのかな?もしも、無花果がお家にたくさんやって来たときは、ぜひぜひ、お試しくださいね。
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BLOG里山の食
2019.09.08
新米の季節
ここ数日、夏が帰ってきたみたいに暑いですね。天気が良かったので、今週末は京北のあちらこちらで稲刈りを見かけました。上桂川上流の綺麗な水で作った京北のお米は美味しいですよ。去年その情報を聞いてから、京北のお米は「もちもちしていて美味しいなー。」と思って毎日食べていたある日のこと。私「おっ今日のお米も、もちもちしていて美味いねー。やっぱり京北のお米は美味い。」妻「そのご飯なんだけど、お米切らしたから今日のご飯はもち米だよ・・。」私「あっそうですか。(笑) どおりでモチモチしているかと・・・。」普通気付きますよね・・・。もちろん流石にもち米ほどはもちもちじゃないですよ。収穫はだいたいコンバインという機械を使って行います。何がコンバインなのかというと、稲刈りと脱穀を一緒にしてくれる優れもの。ハザ掛け(天日干し)スタイルで完全手動の稲刈りだと一反辺り(10m×100m)をすると、5人で丸3日くらいかかりました。(素人がした場合のだいたいの経験則です。)コンバインだと、2時間もあれば終わります。たぶん手作業でする100倍くらい早いです。昔ながらの稲刈りのスタイルは風情があって好きですが、みんながそんな収穫をしていたら、たぶんお米の価格が2、3倍になるでしょうね。ハザ掛けで天日干ししたお米は、追熟されて美味しいそうです。ただ、天日干ししている間に雨天が続くと品質が安定しないので、一定の品質を保つために機械乾燥が一般的です。来週再来週あたりには、京北のお米も市場に出回ると思います。ウッディー京北で販売されるので、お立ち寄りの際はぜひ新米をお試しください。---------------道の駅 ウッディー京北〒601-0251 京都府京都市右京区京北周山町上寺田1−1電話 075-852-1700営業時間 9時から18時https://fuw.jp/woody/
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BLOGお店
2019.08.26
京北の「つべたいもん」探訪②
今日から、京北の小学校は2学期がスタート。中学校は先週金曜からスタートし、夏休みもおしまいです。町中からは、日焼けした子どもたちの楽し気な姿が見られなくなって、ちょっと寂しくもあります。みなさんの街はいかがですか?さて、夏休みが終わったからなのか(笑)?どうかはわかりませんが昨日から朝夕急に涼しくなってきた京北ですが、日中は、まだまだ残暑。セミのコーラスも手伝って暑さを感じて、午後のおやつには、やっぱり「つべたいもん」が恋しくなります。今日は、京北の「つべたいもん」第2弾。亀屋廣清さんの「葛氷」をご紹介します!(以前も、ご紹介させていただきました亀屋さんの記事はこちら)一見、アイスバーなのに、溶け落ちたりしない、不思議な氷菓子。溶け落ちない秘密は、くず粉でできているからなのです。今日は京北産ブルーベリーを使った「ブルーベリー味」と安納芋を使った「安納芋味」をいただきました。ブルーベリー味を食べたスタッフは、「凍ったブルーベリーのシャリシャリ感とくず粉のプルプルした食感が楽しい、さっぱりしていて、美味しかった!」と、にっこり。私は安納芋味をいただいたのですが、安納芋のあのねっとりした甘さもしっかりあって、くず粉でプルンとした食感もあり、ちょっと時間をおいて食べたのですが、程よく溶けてよくあるサツマイモのアイスよりもコクがあって、とっても美味しかったです。この2つのお味の他にラムネ味もありますよ。夏が行ってしまう前に!ぜひぜひ、おすすめです!
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BLOG里山の食
2019.08.16
オオサンショウウオ発見!!
ちょっと用事があって、山国地域の知人宅にお邪魔したら、「今、オオサンショウウオが裏の田んぼの水路にいるよー。」「えっ!まじっすか!?」ということで、裏の水路まで案内してもらいました。「おーでっか!」オオサンショウウオが普通に水路にいました。数日前から、裏の水路と水路とつながっている庭の池に数匹のオオサンショウウオがいるそうです。ご存知だとは思いますが、オオサンショウウオは国の特別天然記念物です。上流に住んでいるイメージですが、最近は鴨川でのオオサンショウウオ目撃情報を聞いたりしますね。京都のオオサンショウウオは中国から来たチュウゴクオオサンショウウオと交雑している品種がほとんどだそうで、在来種は絶滅寸前です。桂川の上流域である京北でもオオサンショウウオの交雑が進んでいて、この子も交雑種の可能性が高いです。せっかくなので、ちょっと失礼して触って見ました。予想通り、ヌルヌルです。実は、オオサンショウウオの噛む力が強力で、小指くらいなら噛みちぎることができるそうで、もし見つけてもむやみに触らないほうがいいです。怒ると、白っぽい液を出すらしく、それが山椒の香りに似ているそうで、名前の由来になっているようです。昔は山村では貴重なタンパク源として、食べられていたそうです。美味しいそうですね。当たり前ですが、食べてみたい気持ちをちゃんと抑えました。帰り道、ウッディー京北によると、粉山椒が売っていたので、サンショウウオの代わりに購入しました。京北の山椒は香りが良くて、美味しいです。お値段は15gで850円。手摘みで、天日干し、シビれる旨さ絶品です。もちろん、農薬は使っていません。ぜひ、お試しあれ。オオサンショウウオを探しに来て、お土産に京北の粉山椒を買って行いくなんて、どうでしょう!?話のネタにはなりますよ。---------------道の駅 ウッディー京北〒601-0251 京都府京都市右京区京北周山町上寺田1−1 電話 075-852-1700営業時間 9時から18時https://fuw.jp/woody/