2018年08月31日 15時30分 公開
文化財に住む! 構造を変えないリフォーム術
今回の舞台は滋賀県彦根市。住人(アルジ)がインターネットで見つけて購入したのは、なんと築150年の彦根市の指定文化財! 文化財保護のため厳しい制約の中、住人(アルジ)夫妻が自らリフォームしました。
~MBS『住人十色』#470 「我が家は築150年の文化財! スピーカー職人の住居兼工房」より~
インターネットで見つけた掘り出し物件が、実は指定文化財だった!
木製スピーカー職人の住人(アルジ)が静かな環境を探し求めて見つけた物件が「彦根市の指定文化財」になっている築150年の古民家。指定文化財だけに「構造は変えてはいけない」「現状維持が鉄則」など厳しい制約があるため、元の状態に戻せる程度に自分たちで修復し、木製スピーカーの店舗と工房を兼ねた住まいとして暮らしている。
文化財リフォームのコツは?
1.はめ込む
もともとあった米置き場は撤去できないため、ぴったりと入る箱棚を作ってはめ込み、商品陳列スペースに。
2.のせる
古い畳もはがすことはできないため、畳の上から床板をのせて板張りに。古い畳がクッションのようになってふかふかの床に変身!
和室2部屋の扉を外し、木製スピーカーの音を試聴できるモダンな空間へと生まれ変わらせた。
昔の台所も撤去はできないので、板をのせて作業台に。
3.ひっかける
壁は改修できないが、この家の場合は柱に釘を打つぐらいはOK。そこで、釘を打った場所に棚をひっかけてオシャレな商品棚に。
住居スペースになっている離れは文化財ではないので自由にリフォームができる。トイレの床はフレキシブルボードと呼ばれる安価な建材を割って貼り、塗装。おしゃれなタイル調の床に大変身!
『住人十色』はMBSで毎週土曜午後5時 放送
個性的な家とそこに住まう住人(アルジ)の暮らしを紹介する。
DIYやリノベーション、コストダウンのヒントが満載!