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大阪で観測「長周期地震動」地盤が弱い場所・高層階は特に要注意!とるべき対策は? 東日本大震災では大阪府・咲州庁舎の最上階で"約1m"の揺れ【鳥取・島根で最大震度5強】

解説

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 1月6日午前10時18分ごろ、鳥取県、島根県で最大震度5強を観測する強い地震がありました。その後も繰り返し地震が発生し、緊急地震速報も3回発表されました。 近畿地方でも大阪府や京都府、兵庫県で震度3の揺れを観測。気象庁は緊急会見を行い、発生後も地震活動が活発な状態が続いているとして、強い揺れへの備えを呼び掛けました。 さらに、大阪でも「長周期地震動」の観測情報が発表されました。今回の地震の詳細や、長周期地震動に見舞われた際の行動について、MBS気象・災害担当の福本晋悟記者が解説します。

以前から頻発していたエリアでの地震

 6日午前に発生した地震。最大震度5強を観測した島根や鳥取は、以前から地震が多い地域です。2000年に鳥取県西部地震(最大震度6強)、2016年には鳥取県中部地震(震度6弱)が発生し、それ以外にも震度4~5クラスの地震が頻発しています。

 内陸地震が専門の京都大学・飯尾能久名誉教授によると「山陰(地方)の地震帯」と呼んでいる地域だということで、大きな地震だけではなく震度1や震度2の揺れも含めて地震が多い地域です。

 今回の地震による津波の心配はありませんが、今後1週間程度は同程度の地震に注意が必要だということです。

大阪で観測「長周期地震動」どんな揺れ?

 今回の地震では、「長周期地震動」が大阪でも観測されました。長周期地震動とは、長い大きな揺れ(船酔いするような揺れ)のこと。「グラグラ」というよりは「フワッ」とした揺れが特徴です。遠くまで伝わりやすい性質があり、数百km離れたところでも大きく長く揺れることがあります。

 実際に6日、大阪・ミナミにいた人に話を聞くと「約1~2分ゆっくり揺れていたのではないか」という声が聞かれました。

 この長周期地震動を有名にしたのは東日本大震災です。東北から大きく離れた大阪市住之江区の咲洲庁舎でも、約1mの大きな揺れがあったということで、最上階では本棚の本が全て倒れる・コピー機などが動くといったことが起きました。

 長周期地震動は、2023年2月1日から緊急地震速報の発表基準に追加されていて、4つの階級で示されます。

 階級1 ほとんどの人が揺れを感じる
 階級2 物につかまりたいと感じる
 階級3 立っていることが困難
 階級4 立っていることができない

 今回の地震では、▽鳥取県西部で階級4、▽島根県東部で階級2、▽大阪府北部・徳島県北部・高知県東部・福岡県筑後で階級1が観測されました。

地盤が弱い場所・建物の上層階では大きな揺れに

 長周期地震動を受けやすい地域には「地盤が弱い」という特徴があります。今回観測された大阪で言うと、淀川付近は水辺に近いため地盤が強くはありません。徳島県北部は吉野川の流域にあります。揺れが大きかった鳥取県西部は、境港の辺りは海にも近いため揺れが大きくなりやすいと言えます。

 また、特に覚えておいてほしいことは、同じ場所でも建物の上の階、高い場所の方が長周期地震動の影響を受けやすいということです。おおむね14階以上の建物は揺れやすいため、そうした場所で住んでいる・働いている人は、家具などの転倒防止対策などをより一層進めておくべきです。

もし自分のいる場所で長周期地震動が起きたら…

 もしビルなど高い建物やその付近で揺れに見舞われた場合、以下の行動を取りましょう。

 ・ビル屋内にいる場合:テーブルなどの脚や手すりをつかみ安全を図る
 ・ビルの近くにいる場合:ビルからの落下物に注意する

 近年のビルは地震でポキッと折れないよう免震化されており、揺れやすくなっています。そうすると例えば上の階のベランダに置かれた物や花瓶などが落ちてくる可能性も考えられます。そのため、地震が起きた際には「上から何か落ちてくるかもしれない」と想定しておく必要があります。

 住んでいる場所や働いている場所がどのようなエリアなのか、普段から調べて知っておくことが大切です。

2026年01月06日(火)現在の情報です

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