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「気持ち悪いとか言うてたけど...」ミャクミャクが当初の評価から一転「かわいい」に!?グッズに客が殺到 百貨店担当者「ミャクミャクならなんでも売れる状態」

解説

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 閉幕まで2週間を切った大阪・関西万博。平日の9月30日も、会場内は大盛況で、アメリカ館やフランス館の前には朝から長蛇の列ができていました。 「今のうちに」ということでしょうか。ここに来てお客さんが殺到しているのが、万博関連グッズのオフィシャルストア。当初は、否定的な意見も聞かれたミャクミャクのグッズですが、いまや一転して、超人気商品となっています。そんなミャクミャクグッズについて深掘りします。

18日連続で来場者20万人超!大盛況の万博

 連日大盛況の大阪・関西万博の一般入場者数は、9月29日まで18日連続で20万人を超えました。また、27日に黒字化の目安である2200万人を突破しました。

 閉幕日までのチケットの販売についてですが、公式サイトでの新規販売と入場ゲート前での当日券販売はすでに終了しています。

 閉幕日まで来場日時の予約枠は概ね埋まっているという状況。しかし、購入済みのチケットがあるけれども日時予約ができておらず未利用となっている人への救済措置があります。

◆10月12日(日)まで…東ゲート前にて当日券もしくは夜間券に交換
・交換できるチケットは1日あたり数百枚程度
・未利用のチケットの払い戻しは行わない

ミャクミャクグッズなどの買い物代は推計456億円!?

 アジア太平洋研究所の発表によりますと、万博の来場者が会場の内外で使った金額は、開幕日の4月13日から7月31日までの推計で3541億円です。

 7月31日までの累計入場者数が1235万人。単純計算で1人あたり約2万8000円となります(チケットの額などは含まれず)。

 そのうち、ミャクミャクのグッズなど会場内での買い物代が推計456億円だということです。

 万博の会場内にオフィシャルストアも出している近鉄百貨店は、グッズの販売が好調だということで、営業利益を20億円から26億円に上方修正しました(中間期・連結業績予想)。

 会場内にオフィシャルストアを出店している大丸松坂屋百貨店の広報によりますと、ミャクミャクは当初、外国人には「ユニーク」と評価されていましたが、日本人は「気持ち悪い」という反応でした。しかし、コラボ企画などで認知され、「きもかわいい・かわいい」と評価が変化していったということです。

 今までは、ぬいぐるみやピンバッジなどが人気だったそうですが、今はもう「ミャクミャクならなんでも売れる」状態になっているそうです。
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 大丸松阪百貨店と「ジェラート ピケ」の限定コラボ商品であるチャームとティッシュケースは大人気で、すでに抽選販売を終了しているということです。
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 ほかにも、オンラインストア限定で販売されている「ファミリア」のバッグ(税込み2万9700円)や、会場内のオフィシャルストアで購入できる「エドウィン」のぬいぐるみ(税込み8250円)など、さまざまなコラボグッズが販売されています。

世界的人気キャラクター「ラブブ」とのコラボも

 そして、中国の玩具メーカーがグッズ販売などを手がける世界的人気キャラクター「ラブブ」とのコラボも。

 「ストラップ付フィギュア(税込み4400円)」が10月1日~11日の期間で、会場内オフィシャルストア「 東ゲート店 大丸松坂屋百貨店」で販売されます。デジタル整理券による当日抽選となります。

 これだけ大人気になったミャクミャク。気になる閉幕後の動向について博覧会協会に問い合わせたところ、「検討は進めておりますが、現状お伝えできる情報はございません」ということでした。

 愛・地球博のときのモリゾーとキッコロは今も現役で活動しているので、ミャクミャクも閉幕後に活躍しているところが見られるかもしれません。

2025年10月01日(水)現在の情報です

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