2025年09月19日(金)公開
「日傘」は洗って干す→ドライヤーで温める!?すぐに実践できる"夏じまい"のコツ エアコンは掃除サボると「年間1万円以上」電気代アップの可能性も
解説
9月後半になっても厳しい残暑が続いていますが、ようやく涼しくなる日が近づいてきました。そんな今、ぼちぼち意識し始めたいのが“夏じまい”です。来年の夏を気持ちよく迎えるために必要な夏の後始末とは?家事代行「ベアーズ」の岩嵜紀子さんなどに聞いた内容をもとに、夏の終わりの今こそやっておきたい、家の中や身の回りの掃除・お手入れのポイントをまとめました。
【掃除】サボると電気代1万円/年 増?欠かせないエアコンの拭き掃除には「軍手」
夏じまいと言えば、まず思い浮かぶのがエアコン掃除。パナソニックによりますと、エアコンの掃除をしなかった場合、年間の消費電力が25%増え、電気代が1年で1万円以上多くかかってしまう可能性があるということです。さらに、冷房は暖房よりもカビが発生しやすいため、特に掃除が重要です。
エアコン掃除をする際のポイントは▽フィルターの掃除、▽内部の乾燥、▽拭き掃除 の3つです。
(1)フィルターの掃除:掃除機でホコリを吸い取る。特に汚れがひどい箇所は薄めた中性洗剤を使う。
(2)内部の乾燥:内部の結露がカビのもとに。内部クリーン機能や送風運転が有効。
(3)拭き掃除:見える部分のみ汚れをとる。
家事代行「ベア―ズ」の岩嵜紀子さんによると、拭き掃除には「軍手」を使うのがオススメ。軍手をはめて、そこに洗剤や水をつければ、細かいところまで拭くことができます。
どうしても掃除が行き届かない箇所はプロに任せて、まずは「見える部分」をきれいにするところから始めるのが良いということです。
【衣替え】1年後に後悔しないために…今のうちに「夏服」の手入れを
「夏服の汗染み」もぼちぼち意識したいところ。汚れをしっかり落としてから衣替えをしないと、1年後に着ようと取り出した時に「黄色い染み」と対面することになってしまいます。
岩嵜さんによると、一見きれいに見えても、特に首回りや脇は汗が残りやすい傾向にあるそう。1年後の黄ばみを防ぐためには、夏服をしまい込む前には洗剤・漂白剤・40℃以上のお湯で洗うのが効果的だということです。
また、衣替えのタイミングには、まず服を洗う洗濯機をキレイにする必要があります。洗濯機にカビが生えていると、衣類にもカビが移ってしまうためです。「洗濯槽洗浄モード」などが搭載されている機種であれば、この時期こそ活躍させるチャンスかもしれません。
【お手入れ】日傘は洗うべし!?劣化させないために使うのはドライヤー
いまや夏に欠かせないアイテムになりつつある日傘。男性にも使用が広がっていて、今年使い始めたという人も多いのではないでしょうか。そんな日傘にも“夏じまい”が必要です。
実は日傘をそのまま保管するのはNG。傘メーカーの「Wpc.」によりますと、汚れたままだと生地が劣化しやすいということです。
機能を劣化させることなく保管するためには、以下の手順でお手入れすると良いということです。
【日傘のお手入れ方法】
(1)表面を水で洗い流す ※裏面に水をかけるのはNG
(2)直射日光を避けて陰干し 十分に乾かすのがポイント
(3)ドライヤーの温風で温める これにより撥水(はっすい)機能が回復するとのこと
まだ暑いからと先延ばしにせず、残暑の時期こそ”夏じまい”を実践してみてはいかがでしょうか。
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