2025年09月19日(金)公開
【大混雑】パビリオンは「とれたらラッキー」 29回万博に行った旅のプロに聞く駆け込み万博の心得 知りたい「疲れない帰り方」
解説
閉幕まで1か月を切った大阪・関西万博。駆け込みで連日来場者が20万人を超えています。3連休の最終日に、8時50分の開場と同時に入場した人に話を聞きました。和歌山県から来た家族は万博に来たのは7~8回目、朝5時から並んだということです。愛媛県から来た家族は、夜中1時に起きて、車で来て朝5時半に会場に到着したそうです。前回来場時は、イタリア館で4時間待ったということです。 9月13日(土)21万8130人が過去最多、さらに9月になって連日20万人を超えるようになっています。駆け込み万博で連日「大変混雑」となっている万博。これまで万博に29回行ったという航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さんに、駆け込み万博の3つの心得を聞きました。
心得1:パビリオン予約はとれないものと諦観し、楽になるべし
鳥海さん)もう2か月前抽選はないので、いまからだと7日前抽選、3日前先着ですが、ここがほとんどとれなくなっています。「当たったらラッキー」宝くじ並みという風に考えた方がいいと思います。
そのため、当日予約を狙っている方が多いのですが、まずサイトに繋がらないことが増えています。ただ、当日予約のパビリオンもあります。たとえばヨルダン館は全部当日予約で、12時とか15時とか、ガンダムもそうですが、時々開放されるので、運よく行けたらラッキーという程度です。
午前9時10分くらいまでに入場できれば何かしら入れると思いますが、そのためには、東ゲートに朝7時くらいに着かないと難しい。当日予約は『入場後10分』でできるようになので、朝9時入場の枠をとれた人は、できるだけ早く行った方がチャンスは広がります。
また、予約なしで行ける海外パビリオンも多いのですが、けさ見たところ、人気のフランスやクウェートなどは、午前9時10分すぎくらいで、「これ以上並ばないように」と入場制限がありました。ただこれも開放されることがあるので、通りがかった際に運よく並べれば、30分とか1時間で入ることができます。いっぽう待つことは禁止されています。
心得2:入場は東ゲートなら午後3時ごろに行くべし
東ゲートは午後0時以降の入場ができる人が集まるため人数が多く入場までに時間がかかります。西ゲートなら12時に到着してもいいと思います。協会の高科副事務総長は「毎朝2日後の西ゲート予約 数枠を開放している」としています。いまこれを狙っている人が多いと思いますが、取れたらラッキーというものです。
心得3:夜イベントがあるものの、午後8時台には退散すべし
午後9時からドローンショーはあるんですが、そのあとに夢洲駅から帰る場合は中央線に乗れるまで30分、日によっては1時間ほど要していますし、向かう通路も人人人となっていて、すこし疲れるので、最近は違う帰り方をしています。
西ゲートのバス 予約が時々空くことも
いまは西ゲートからバスでJR桜島駅にいくようにしています。全席予約なんですが探していると、時々席が空いてぽつぽつとれます。3回成功しました。
私は、取れたらバス、取れなかったら夢洲、というのが疲れない帰り方です。ちなみに西ゲートのタクシー待ちもすごい人で、先日は平日の夜8時半で40分待ち、土曜日の夜だと1~1.5時間かかるので、桜島駅のバスをとって、というのが狙い目です。
まとめ:またとない一大イベントに行けたことに満足するべし
大屋根リングを1周すると45分。夕方になると涼しいですし、夜景も素晴らしい。あと一か月すると、二度と見ることができない光景なので、パビリオンが取れなくても雰囲気を味わう、そして夜になると、運よく短い時間でパビリオンに行ける場合もあるので、もう入れたらラッキーというおおらかな気持ちで行きましょう。
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