2024年02月16日(金)公開
【株価上昇】生活への影響は「物価下落は期待せず、賃金上昇に期待を」バブル崩壊のような急落は?「当時とはまったく違う」証券会社の専門家が解説
解説
日経平均株価が2月16日、最高値に一時あと50円まで迫り、終値は前日より約330円高い3万8487円でした。これまで史上最高値を付けたのはバブル期の1989年です。岩井コスモ証券の有沢正一さんは、この株高は▼海外投資家の期待▼中国の景気悪化▼新NISA、といった要因があると分析。そのうえで「失われた30年と言われるデフレから抜け出ようとしている。デフレ脱却すれば日本型の経済成長が始まる」と期待を語ります。また、バブルと同じように株価が急落することはない?という質問には「当時とはまったく違う。当時は世の中全体が浮かれていて、株価も企業価値を過大評価していた」と回答。今後の生活への影響については「物価が下がることに期待するんじゃなく、賃金が上がることに期待」と話しています。(2024年2月16日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)
◎有沢正一:岩井コスモ証券・投資調査部長 関西の企業調査やマクロ経済の分析に注力
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