MBS(毎日放送)

入手困難ジャパニーズウイスキー「山崎」「響」が気軽に買えるのはいつ頃に!?品薄の理由などサントリー広報に聞いてみると「去年まで増産できなかったが...今年は!さらに来年以降は!」

編集部セレクト

SHARE
X
Facebook
LINE
  

 1923年に山崎蒸留所が誕生し、ジャパニーズウイスキーは今年で100周年を迎えました。そんな中、日本国内で空前の「ウイスキー品薄」現象が起きていることをご存知でしょうか。特に高価格帯の銘柄であるサントリーの「山崎」「白州」「響」は近年、品薄の状態が続いていて、気軽に酒店などでは手に入れられない状況。定価で手に入ることは稀で、量販店やリサイクルショップでは2倍以上の価格で売られていることもあるそうです。

ニューヨークで8100万円!?

 人気の高さを反映した出来事として、2022年には、同社の中でも最も熟成期間の長い「山崎55年」が米ニューヨークで競売にかけられ、8100万円という価格で落札されたことも。同商品が2020年に100本限定で日本で販売された際は1本330万円だったことを考えると、その入手の困難さや人気ぶりがわかります。

 入手困難な状況が続くウイスキーを気軽に入手できる日は訪れるのでしょうか。サントリーの広報に話を聞きました。まず、品薄の原因については、『需要の高まり』と『熟成(貯蔵)に数年の期間が必要』であることを挙げます。

(サントリー広報)「ここ数十年の間に、海外でジャパニーズウイスキーが評価されたことにより、海外での需要が増加しました。また、日本国内においても2008年ごろからハイボール人気が高まったのをきっかけに、ウイスキー需要が拡大しています」

 ウイスキー消費量は1982年をピークに2008年まで下降が続き、ウイスキーにとって冬の時代がありました。現在では考えられないですが、2008年以前は、酒店で容易に人気のウイスキーが手に入っていたのです。そこへ急にやってきたのがウイスキーブーム。需要は拡大していきますが、”ウイスキーの製造方法”が理由で、現在の品薄に繋がっているということです。

(サントリー広報)「『山崎12年』など年数が記載されている商品は『最低12年』の熟成を行なっています。年代が記載されていないものでも、数年の熟成はされていますので、すぐに出荷はできず、年間の決まった計画的な出荷量のみで対応せざるを得ませんでした」

では今後、いつ頃になれば、手軽に入手できるようになるのでしょう?それとも品薄状態は続くのでしょうか?

大阪の山崎蒸溜所が11月にリニューアルオープン

 サントリーは、ここ10年、数百億円規模の設備投資を行なっていて、ウイスキーについて、今年から出荷量を増やすことができたそうです。さらに今年2月、山崎と白州のウイスキー蒸溜所に合わせて100億円規模の設備投資を2024年にかけて行うことを発表していて、出荷量だけでなく品質の向上を目指しています。

(サントリー広報)「去年までは前年と同じ出荷量でしたが、この2023年から出荷量を増やすことができています。来年以降も出荷量は増えていく見込みです」

 一方で、気軽に買える日はいつごろ来るのか、と尋ねると。

(サントリー広報)「ご迷惑をおかけしていて申し訳ないですが、もう少しかかりそうです…」、との回答でした。

 品薄が続く現在でも、時折、酒店やコンビニで小瓶(180ml)などの入荷がある模様です。いますぐ欲しい”高価格帯ウイスキー派”は、出荷量が増えるその日まで、足繁くそれらに通うしかなさそうです。

2023年11月14日(火)現在の情報です

今、あなたにオススメ

最近の記事

ひたすら試してランキング「2025年下半期サタデミー賞」 半期に一度の恒例企画!清水アナ厳選の1位とは? アンタッチャブル・柴田英嗣&新川優愛も商品お試し【MBSサタプラ】

2026/01/07

【正月に考えたい"空き家"】相続問題が絡む?解体費用が高い?放置すると「火災」「倒壊」のリスクも...マッチングサービスや新しい活用例など徹底解説!

2026/01/04

先天性心疾患で"5回の手術"乗り越えた女性が授かった新たな命「安心して産むことができた」 不安抱え集う妊婦を支える"最後の砦"「希望が見えて未来が楽しみに」

2026/01/04

【家族で話そう"墓じまい"】離壇料だけで300万円!?書類の取得が大変!?お墓はつくるよりしまう方が大変... 正月モメずに話し合うには?手順・費用など徹底解説

2026/01/03

「水着をずらして性器を...」スイミングスクールで女児11人を盗撮 インストラクターの男は『盗撮の神』と崇められた...「娘の動画が一生残る」憤る両親は"第三者の検証"求めスクール相手に民事調停へ

2026/01/01

「もう着手したから止められない」年金事務所の"不当な差し押さえ"で経営危機に...横領被害の会社を追い詰めたのは行政の「勉強不足」 厚労省が異例の処分取り消し裁決 日本年金機構が処分撤回へ

2025/12/31

南海トラフ地震「最大90%程度以上」?発生確率の"幅"なぜ見直し? 確実に近づく"その時"...死者数減のカギは『早期避難』『耐震化率向上』

2025/12/31

「情けない日本にならないで」千利休の子孫で元特攻隊員・千玄室さん「今を大事に。今があってこそ明日がある」戦後80年を生きる日本人へ最後のメッセージ【単独インタビュー全文記事③】

2025/12/30

SHARE
X(旧Twitter)
Facebook