伝統工芸士・伊藤南山 #482 2025年11月30日(日)放送
今回の京都知新は、清水焼の伝統工芸士、故・伊藤南山さんのものづくりの世界を改めてご紹介します。
南山さんは、ハワイやパリでも展示を行うなど国内外で活躍し、2005年には「浅黄交趾 鳳凰紋皆具」が裏千家15代家元の御好にもなりました。
南山さんの作品を特徴づけるのは、「いっちん」と「交趾(こうち)」を融合させた技法です。
これは中国・元代の「法花(ホンファ)」に通じ、精緻な文様や立体感、鮮やかな発色が唯一無二の美を作り出します。
陶芸は人生そのもの。伝統を重んじながらも、自分だけの色彩表現を追求し続けました。
また南山さんは、完全予約制レストラン「thé to thé - てとて」のオーナーシェフとしても活動。
"手と手がつながる場所でありたい"という願いから生まれたこの場所で、器と料理が互いを引き立て合う世界を形にしてきました。
2025年8月に逝去された南山さん。
生前に取材した映像とともに、父が築いた世界に向き合い、新たな一歩を踏み出そうとする――
息子であり陶芸家 伊藤純さんの"て"を見つめます。
【INFORMATION】
●平安陶花園
住所:〒605-0976 京都東山区泉涌寺東林町37
電話:075-561-8223
営業時間:午前9時~午後5時(土・日・祝日は休業)
南山さんは、ハワイやパリでも展示を行うなど国内外で活躍し、2005年には「浅黄交趾 鳳凰紋皆具」が裏千家15代家元の御好にもなりました。
南山さんの作品を特徴づけるのは、「いっちん」と「交趾(こうち)」を融合させた技法です。
これは中国・元代の「法花(ホンファ)」に通じ、精緻な文様や立体感、鮮やかな発色が唯一無二の美を作り出します。
陶芸は人生そのもの。伝統を重んじながらも、自分だけの色彩表現を追求し続けました。
また南山さんは、完全予約制レストラン「thé to thé - てとて」のオーナーシェフとしても活動。
"手と手がつながる場所でありたい"という願いから生まれたこの場所で、器と料理が互いを引き立て合う世界を形にしてきました。
2025年8月に逝去された南山さん。
生前に取材した映像とともに、父が築いた世界に向き合い、新たな一歩を踏み出そうとする――
息子であり陶芸家 伊藤純さんの"て"を見つめます。
【INFORMATION】
●平安陶花園
住所:〒605-0976 京都東山区泉涌寺東林町37
電話:075-561-8223
営業時間:午前9時~午後5時(土・日・祝日は休業)


