御供物司・大塚真毅 #481 2025年11月23日(日)放送

今年の秋、大阪の本願寺津村別院、通称「北御堂」で、慶讃法要(親鸞聖人御誕生850年と立教開宗800年を祝う法要)が営まれました。須弥壇を飾るのは色とりどりのタワー型のお菓子。御供物と呼ばれます。
この御供物を制作したのが、京菓子工房「三木都」の大塚真毅さん。浄土真宗本願寺派の御供物司です。西本願寺門前にある御供物司の家に生まれ、本願寺ゆかりの銘菓の製法を受け継いでいます。それが「松風」。日本で白砂糖を甘味に使い始めた時代のお菓子です。
素朴な見た目と味わいの松風ですが、その起源は戦国時代。織田信長と本願寺が、およそ10年に渡って戦った石山合戦の最中に生まれました。度重なる織田軍の猛攻に、籠城して徹底抗戦する本願寺勢力。門信徒の空腹を満たすため、兵糧代わりに生まれたのが松風です。
戦乱が生んだ銘菓「松風」、そして御仏への感謝と門信徒の心をつなぐ御供物を作る大塚さんの仕事を見つめます。



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