週末している私の家事があります。
それはお風呂を沸かすこと。
我が家のお風呂は薪を使って温めるタイプです。
この薪ボイラーは、京北の古い民家なら比較的一般的で、灯油のボイラーも付いているハイブリッドタイプのものです。
基本は薪でお湯を沸かすのですが、お風呂に入った時に湯船の下の方がまだ冷たいことがあるので、そういう時に灯油のボイラーを使うと便利です。
以前は、灯油のボイラーは壊れていたときは
お風呂に入ってから、下の方が冷たいことに気付くと、
「おーい、もう少し薪を焚べてくれー。」
と昭和な会話をしていました。
冬場は沸かすのが大変で、2時間かかけてお風呂を沸かします。火をつけて1時間ほど経ってから、氷点下の中、外へ出て薪を追加。正直ちょっと面倒です。
何より大変なのが、風呂場が外にあること。
私は実際にお風呂に入るときは、全裸で震えながら、風呂場へ向かいます。
入った後は良いですが、入る前は気合が要ります。
(別に脱衣所で服を脱げば、ちょっとマシなんでしょうけど。寒い中、脱衣所で服を脱ぐのが嫌で。)
それにひきかえ、夏は比較的すぐ沸くし、風呂場への移動も楽チンです。
薪はその辺から拾ってきたり、廃材などを頂いたりしているので、タダなのでかなりお財布に優しいです。
薪を集めにかなりの時間と労力は割いていますので、費用対効果は悪いかもしれません。
けど、薪を使う暮らしって、自然の循環の中で生きている気がして、気持ちがいいし、楽しいからやめられないです。
ただ、薪風呂では湯船だけしか温められず、ぱっとシャワーが浴びられないのが難点だったので、ガス給湯のシャワーを取り付けました。
蛇口を捻ったら、お湯が出てきます。
皆さんにとっては、蛇口ひねったらお湯が出てくることは当たり前かもしれませんが、2年間薪で風呂を沸かしてきた私にとっては感動です。
有り難や、文明の利器。
薪のお風呂で入れるし、お手軽にシャワーも浴びれる。
ハイブリッドな暮らしです。
そんな暮らしに感謝しながら、今宵もお風呂を沸かします。