京都京北里山日記
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BLOG行催事
2018.12.03
茅刈り体験「カヤトル2018@京北」 参加者募集!!
京北の魅力の一つは何と言っても、かやぶき屋根の民家が点在していることでしょう。 「まんが日本昔ばなし」に出てくるような茅葺きの民家に、現在でも普通に人が住んでいます。 京北に移住してから、茅葺き民家も見慣れた風景となりましたが、何度見ても美しいです。是非とも、次世代に残したい日本の原風景ですね。今の常識から考えたら、茅葺きの屋根ってすごいと思いませんか?私はすごいと思います。アンビリーバブルですよ。だって屋根が草(ススキ)なんですよ!その辺に生えてるススキなんですよ!草なので、葺き替えた後は、土に還りますからね。これぞ究極のエコ建材だと思うんです。 茅葺き建築はまさに、自然と共に生きる里山の知恵の象徴ですね。 何と!今週末12月8日、その里山の知恵が学べるワークショップ「カヤトル2018@京北」が開催されます!! イベントでは、茅葺きの職人さんがレクチャーして下さります。 伝統的な人の生業と自然が織り成す、里山の暮らしと文化を体験する機会です。ぜひお子様連れでご参加ください。参加費:2000円(昼食つき カレー)こどもは500円安全のため大人20人までの予約となります。茅葺古民家にて宿泊も可能です。(一人13000円要予約)当日スケジュール10:00 江戸中期にたてられた茅葺古民家集合、茅葺きについてレクチャー、構造や作りを見学11:00 室町時代にたてられた河原林さん宅も見学12:00 天候に応じて茅場にてご飯。(カレー)13:00 茅刈りの説明と実践14:30 休憩 コーヒータイム16:00 暗くなる前に終了、解散。茅を運搬。参加のお申し込みやお問い合わせは、こちらからどうぞ。 facebookのイベントページ「カヤトル2018@KEIHOKU」皆さんのご参加お待ちしております。
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BLOG里山暮らし
2018.12.01
さとやまクリスマス
街中ではイルミネーションが点灯されて、クリスマスムード一色ですね。流行に遅れがちの我が家ですが、負けじとクリスマスに便乗します。ということで、今日はクリスマスのリースを作ることにしました。飾り付けの材料を求めて、近所の散策へ。 何かいいモノないかな〜?落ち葉の上を歩くと、ザクザク音がして面白いです。赤い実ゲット!どんぐり、松ぼっくり、黄色い葉っぱ ゲット!!山には色々といいモノが落ちてます。 拾ったモノたちをリースにくっつけます。うまく出来るかな? リースのベースには杉の葉っぱをたくさんつけました。みんなで協力して、完成!リースライオン がおー!完成したリースを玄関に取り付けました。これで我が家もクリスマスが迎えられます。「これでサンタさん、おうちにも来てくれるね!」と娘は満足気。
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BLOG里山の習慣
2018.11.29
京北ミステリーシリーズ① 「謎の黒い明智光秀像」
秋が日増しに深まる京北、周山交差点からも見える、大きな銀杏の黄金色に誘われて歩いていくと、そこには「慈眼寺」さんというお寺があります。 慈眼寺は、明智光秀ゆかりのお寺であることを、ご存知ですか? 明智光秀は、「本能寺の変」で自分の主である織田信長を討ちました。その後の足取りは諸説がたくさんあり、ミステリアスな武将であることでも知られています。 実はここ京北には、ある言い伝えがあります。それは明智光秀が、当時京北で悪政を尽くしていた宇津氏という豪族達を戦わずして降伏させ、村民から慕われたというものです。実際に、この慈眼寺には光秀の木坐像と位牌が安置されています。 この木坐像は、作者やいつ頃作られたのかも不明だそうです。そしてさらにミステリアスなのは、この像は全身を真っ黒に塗ってあるということです。一説では、自分の主を討った光秀が逆臣の汚名を着せられていることを気の毒に思った当時の村民が、どうしてもこの木坐像だけは守り抜きたいと、人目をはばかるために像を黒く塗ったとされています。現在もその黒く塗られた像を拝見することができます。境内の紅葉も、謎多き光秀公の歴史を彩っているかのようでしたよ。 京北の歴史ロマン、お越しの際はぜひ、足を運ばれてみては?*曹洞宗 慧日山 慈眼禅寺・・・〒601-0251京都市右京区京北周山町上代4(アクセス)JRバス 周山駅から徒歩5分
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BLOG里山暮らし
2018.11.27
冬支度
冬がしずしずと近づいてきます。夏の夜は、東京の友人と電話していると電話の向こうまで大合唱が聴こえるほど賑やかだったカエルたちも、すっかり静かになり冬眠し始めたもよう。のんびり屋のカエルさん、凍えないうちに暖かい土の中に潜ってね。人間たちも冬支度。本当は、カエルに倣って冬眠したいところだけれども。
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BLOG里山体験
2018.11.25
サワディーカー!
街からこんなに遠く離れた京北にも、海外から色んな人たちが訪れます。そして訪れた人たちは皆さん「京都」と聴いてイメージしていた風景と180度違う里山の景色に感嘆されます。この日は、微笑みの国タイから、11名のお客様がいらっしゃいました。観光に来られたわけではなくタイで「サステナブルな観光地」を育てていくためのモデルケースとして、京北に視察にいらっしゃったのです。 お手本となるべく、我々にも気合が入ります。初日のレセプションパーティでは地元のケータリングサービス'にじいろごはん'さんのお料理を楽しんでいただきました。会場となった古民家を、河原の山野草とカラフルなお料理が飾ります。宿泊は、昔ながらの暮らしを体感できる農家民泊施設に。私たちにとっては当たり前の日常も、常夏の国から来た人たちにとっては冒険の一コマ。京北には、特別な観光スポットがたくさんあるわけではないけれど、何百年も変わらない「当たり前」がそこら中にあって、それはけっこう特別なことなのだなぁと、旅人に気付かされます。
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BLOGお店
2018.11.23
わたしたちのオアシス
田舎暮らしで不満に思うこと、それはお酒を飲める場所が少ないこと。そもそも、車がないとどこにも行けない田舎では、外で飲むということ自体がとっても難しいのです(夜はタクシーもないし、代行もない)。でも、田舎にいたってたまには飲みたい。そんな私たちにとって、Syu's Bar はオアシス。飲んだ後、家まで車で送ってくれる修子さんは、女神。修子さん手作りのおばんざいは、3種選べて1皿500円。ビールも、地酒も、500円。京北のオアシスは、優しいのです。私たちのオアシスは、毎週水・金・土の3日間オープンしてます。そして今日は!そういえば、金曜日ですね。
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BLOG里山暮らし
2018.11.21
田舎暮らしの極意
田舎暮らしで地域の人に受け入れてもらうための極意、それは「草を生やさないこと」です。都会にいると、自分の家の敷地内は草ぼうぼうだろうが周りの人も知ったこっちゃないですが、田舎ではどこかのお家に草が生えていると集落の景観を損ねてしまいますからね。お母さんたちは、草引きのプロ。彼女たちが通り過ぎた後は、草の一本も残らないのです。ね?(これは夏の写真ですが)秋祭りの前などは、神様がお通りする道の草引きをし綺麗にします。これ、田舎暮らしの必需品です。寒い冬は嫌だけど、草引きのプレッシャーから解放されることに、少しホッとするのです。
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BLOG里山の食
2018.11.19
おいもさん
ほったらかしの畑より、芋を収穫しました。ナスもキュウリもピーマンも、ネギもハーブも枯れていった我が家の過酷な畑を生き延びた芋、えらいです。「田舎に移住したら、ゆるりと働いて、週末はのんびり畑をいじって...」なんて考えておりましたが、のんびりしていたら畑は草だらけです。農家さんへの尊敬を募らせる日々でございます。