京都京北里山日記
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BLOG里山暮らし
2018.11.17
元気の秘密
京北のおじいちゃん、おばあちゃんはとってもお元気です。畑や田んぼでも、腰を曲げながらでもバリバリと鍬を振ったり苗を植えたり、本当にその畑仕事の姿は真似できない!と思うほど。どうして、こんなに元気なの?その元気の秘密は、お友達同士で集まってゲートボールやグランドゴルフを楽しまれたり、お互いに作ったお漬物を交換しながら楽しく井戸端でおしゃべりされたり、お互いの畑や庭の草引きなどの援農に集まったりと、コミュニケーションの力を持っておられるからじゃないのかな?って感じます。そのコミュニケーション力の高さを、私も見習いたいです。
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BLOG里山暮らし
2018.11.15
夜道にご用心
京北に夜のとばりが下りるころ、稲刈りされたばかりの田んぼへぴょんぴょん飛び込む物陰たち。人様の家の庭にもお邪魔したり、車道や橋の上にもファミリーで並んでいる物陰の正体は...鹿です。ある日の夜に洗濯物を干そうと玄関の戸を開けると、そこに鹿がいて、とてもびっくりしました。しかし、鹿はいたって冷静。鹿だけでなくアナグマやキツネ等とも遭遇することもあり京北の夜道は時にナイトサファリパークのようです。
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BLOG里山暮らし
2018.11.13
朝の風景
京都市街地よりも5度ほど気温の低い京北。今朝はファンヒーターのスイッチに思わす手が伸びました。桂川の支流、上桂川が流れる地域でもある京北。川から立ち上る霧で白い朝を迎えることが、この季節にはよくあります。山からも雲が立ち上り、まるで「おはよう!」と布団から出てきたみたいに、雲の中から山が顔をのぞかせていました。この季節の朝の散歩は、山や雲のユニークな表情を感じることができる楽しい時間です。
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BLOG里山の食
2018.11.11
秋の味覚
収穫の季節を迎えた京北。稲刈りもひと段落するとこのころになると「ウッディ京北」には、美味しい新米はもちろん京北の秋の味覚がずらりと並びます。この日は、秋の野菜たちと並んで「アケビ」も並んでいました。田畑の味覚だけではなく、山の味覚や郷土の味の商品なども並ぶ「ウッディー京北」は、京都市唯一の道の駅です。珍しい秋の味覚を探しに、いらっしゃいませんか?「ウッディー京北」は周山バスターミナルのすぐ近くのところにありますよ。
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BLOG里山暮らし
2018.11.09
駆け足紅葉
春は桜の開花が市街地よりもゆっくりなのに対して、京北の秋の紅葉は少し駆け足気味です。年々自然環境の変化に伴って、紅葉の季節もここ数年で早くなってきているように感じます。紅葉は高雄の神護寺が有名ですが、京北にも常照皇寺や京都府立ゼミナールハウス、またバスで周山バスターミナルまで来たらバスターミナルの近くの慈眼寺の紅葉など美しいスポットがいくつもありますよ。そして、花より団子といいますが、紅葉と美味しい和菓子もいかがですか?創業大正5年の和菓子屋さん、「塩治軒」さんの季節の和菓子。散策途中に「甘い秋」も一緒に楽しんでみてください。https://www.shiojiken.com/
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BLOG里山暮らし
2018.11.07
収穫の秋
京北では、実りの秋を迎えています。収穫の喜びに溢れるこの季節は、お祭りの季節でもあります。京北には、大きく分けて周山、弓削、山国、黒田、宇津、細野と6つの集落があり、それぞれの集落はさらに小さな地区に分かれていて、各地区でお祭りがあります。明治維新の際、倒幕のために東征した山国村の農民兵・山国隊の隊列 450年もの間、地域の氏子で受け継がれてきた矢代田楽 その他、京北中のあちこちで、神輿が町を練り歩きます。お祭りが終わると、京北には冬の気配が近づいてきます。
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BLOG里山の仕事
2018.11.05
京北は木の町
私たちの地域を語る上で、外すことができない林業のこと。京北の林業の歴史は、1,000年以上も遡ります。京北の山国という集落では、7世紀に皇室の命を受け、都を造営する木を育てるために移り住んだ人たちの末裔が今でも暮らしています。こちらに移り住んで初めて「木こり」という職業に就く人たちにたくさんお会いしました。みなさん、体も声も大きくて、お酒をたくさん飲んで、山男そのものです。木こりさんの山は、もちろん登山用に整備されているわけではないので、とっても険しく、少しのミスが命に関わる危険な仕事です。木が伐採された風景は、少しショッキングにうつるかもしれませんが、このあたりの木々は何世代にも渡って大切に育てられてきたもので、人の手が入らなければ山は荒れ、育ちすぎた木は重くなって地滑りの原因にもなります。木を伐採した後は、100年先を見据えて新しい木を植えます。京北の木こりさんが、山のお仕事を紹介するブログを書いていらっしゃいます。とっても面白いので、ぜひ、のぞいてみてくださいね。https://4224.jp/blog/
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BLOG行催事
2018.11.03
101年ぶりの参加!
10月22日、京都の三大祭りの一つ時代祭が行われ、「維新勤王山国隊」が、行在所祭で2曲を奉納演奏しました。時代祭の先頭を歩く維新勤王列隊のモデルともいわれる「山国隊」。戊辰戦争へ官軍の農民兵として戦いに参加した山国隊は、京北の山国地域が発祥の地。現在は山国隊軍楽保存会として活動を続け、親から子、子から孫へとその文化と音色が受け継がれて、今年は150年目。その節目の年に、時代祭に参加できたとあって、地域保存会の皆さんも感慨無量です。軍楽の演奏への参加は、2年に1度募集があり4年生以上の男の子から参加できます。今年はその2年に1度の年で、参加1~2年目は太鼓を演奏。3年目からは笛を演奏します。週に2日、夜にみっちり練習を重ねて、10月の第二日曜の山国祭にデビューするのです。デビューして日の浅い子ども達。もしかすると京北の人口より多いんじゃないの?ってほどの人前での演奏でしたが、堂々たる演奏!たくさんの拍手に達成感の笑顔があふれていました。演奏の後は、海外のお客様からたくさん声をかけられて、写真撮影会が始まっていました。