BLOG里山の習慣2020.02.12

柊イワシって知ってます?

事務所の裏は大家さんのお宅なんですが、事務所裏で休憩していたら、一風変わった物を見つけてビックリしました。

魚の頭を枝に刺さしたものが、壁に刺さっているではありませんか!?

大家さんは猫を買っているから、猫の餌か?

いや、

まさか大家さんが現代アートに目覚めたのか?

いや、

新手のギャグなのか?

うーん・・・真面目な方なのでそんなことはないだろう・・・。

妄想を膨らませてもわからないので、調べてみることに。

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調べてみると、これは柊鰯(ひいらぎいわし)といって、節分の時に、写真のようにヒイラギにイワシを刺して、入り口の近くに飾る風習があるんですね。しかも日本各地に・・。

柊のトゲトゲの葉が鬼の目を刺すので入り口から鬼が入らず、鰯を焼く匂いと煙で鬼を追い払う魔除けの風習のようです。

古くからある風習のようですね。

見たことがなかった私にとっては、かなりのカルチャーショックでした。

日本の文化って興味深いです。そんな文化が京北にはまだ残っているって素敵だと思います。


こちらは別の柊鰯。
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やっぱり奇抜な現代アートに見える・・・。
柊鰯の風習を知った今、これは現代アートというよりは、日本の精神文化が垣間見える古典アートのように思います。文化は芸術ですからね。