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山上徹也被告の自宅に『6丁の手製の銃』『火薬入り容器』『殺人に関する書籍』足の踏み場もないほど散乱 捜索の警察官「テロリストのアジトだと感じた」【第5回公判】

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 11月5日、安倍元総理銃撃事件の第5回公判が行われ、被告の自宅を家宅捜索した警察官が証言しました。

警察官「テロリストのアジトだと」

 「一般の住居というよりテロリストのアジトだと感じました」

 11月5日の裁判でこう語ったのは、事件当日に山上徹也被告の自宅へ捜索に入った警察官です。火薬などが入った容器が大量にあったことから「爆弾だと思った」と証言しました。

 山上被告は2022年7月、奈良市に応援演説に訪れていた安倍晋三元総理を手製のパイプ銃で撃ち殺害した罪などに問われています。

 これまでの裁判で山上被告は起訴内容を全て認め、弁護側は一部の罪については成立しないなどと主張しています。

山上被告の自宅には『6丁の手製の銃』『火薬入りの容器』『殺人に関する書籍』

 5日、検察側の証人として出廷した警察官。家宅捜索の際、入ってすぐ目についたのが6丁の手製の銃でした。

 (警察官)「1つの銃口が入口を向いているように見えた」

 手製の銃は暴発の可能性もあると考え、爆発物専用の車両で運搬。

 室内は足の踏み場もないほど散乱していて、火薬入りの容器が全部で19個あり、殺人に関する書籍も複数見つかったということです。

 その後、検察側は山上被告が作製した「手製の銃」や「薬きょう」を法廷で示し、裁判長や裁判員らは銃を手に持って確認しました。

 6日は銃の鑑定を行った警察職員が検察側の証人として出廷する予定です。

2025年11月05日(水)現在の情報です

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