2025年09月09日(火)公開
ひたすら試してランキング「味噌」 を徹底調査! 素材を引き立てる上品さに一流料理人も「和食の原点」と大絶賛の第1位は?【MBSサタデープラス(サタプラ)】
編集部セレクト
世の中のありとあらゆるものを忖度なしに検証し、独自ランキングを紹介するMBS「サタデープラス」の『ひたすら試してランキング』。MBS清水麻椰アナウンサーが「味噌」を徹底調査。ひたすら試してわかった、“サタプラ的おすすめベスト5”を発表した。
東西の一流料理人がチェック「一体感があるか」「甘み・うま味・塩加減が重要」
今回は、味噌汁以外にもさまざまな家庭料理で使える出汁が入っていないタイプの「味噌」12種類を比較。チェックポイントは、①コストパフォーマンス ②そのままの味 ③味噌汁の味 ④煮込んだときの味 ⑤炒めたときの味 の5項目で、各項目10点満点の合計点で総合ランキングを決定した。
味に関する項目は、東西の和の一流料理人が審査。京割烹「祇園さゝ木」のオーナーシェフで、6年連続ミシュランガイド三つ星に輝く佐々木浩さんと、ミシュランガイド一つ星を7年連続で獲得した東京・四谷にある日本料理の名店「鈴なり」の村田明彦さんが協力してくれた。佐々木さんは、「こうじの香り・大豆のうま味に一体感があるか」がチェックポイントになると指摘。村田さんは「甘み・うま味・塩加減が重要」と、おいしい味噌の条件を語った。
忖度なしにひたすら「味噌」を徹底調査。買って失敗しない、おすすめベスト5とは!?
【5位】「これでラーメンが食べたい」と思わずアイデアが浮かぶ、さまざまな顔を持つ面白い味わい
第5位は、マルサンアイの『国産 味の饗宴 15割麹生』(税込598円 ※番組調べ)。
合わせ味噌ならではの奥深さで、「味噌汁の味」「炒めたときの味」で高得点を獲得した。米こうじ・麦こうじ・豆こうじの3種類のこうじが大豆の1.5倍入っている15割こうじは、複雑で芳醇な味わい。佐々木さんも「魚のアラに溶いたら合うような気がする」「これでラーメンが食べたい」とアイデアが浮かぶなど、いろいろな顔を見せる面白い味わいが高評価だった。
炒めても、3種のこうじが奏でる甘み・うま味、香りが調和した絶妙なハーモニーが楽しめる贅沢な一品だ。
【4位】プロの舌を満足させる、減塩を感じさせないうま味とコク深さ
第4位は、マルコメの『タニタ食堂の減塩生みそ』(税込430円 ※番組調べ)。
マルコメと人気食堂が共同開発した減塩生味噌。減塩にもかかわらず、こうじと大豆のうま味がしっかりと感じられる仕上がりの生味噌で、まろやかな塩気が素材のうまみを引き出している。
全項目8点以上と、バランスの良い総合力が光った。特に絶賛されたのが、ナスとピーマンの肉味噌炒めに調理して比較した「炒めたときの味」。減塩を感じさせないうま味とコク深さで、プロの舌を満足させた。
【3位】「味噌汁の味」1位! パッと華やいだこうじの香りが鼻腔をくすぐる
第3位は、かねさの『かねさ 糀つぶみそ』(税込400円 ※番組調べ)。
東北地方で売り上げNo.1の津軽味噌。味噌の熟成に時間がかかる寒冷地ならではの長期熟成によって塩味の角がとれてまろやかになり、独特のうま味とコクが感じられる。
味噌汁にすると具材との相性もよく、パッと華やいだこうじの香りが鼻腔をくすぐり、佐々木さんも「うまいな~」としみじみ。「味噌汁の味」部門では堂々の1位となった。
そんな手間暇かけてじっくりと熟成した昔懐かしい味わいは、「炒めたときの味」も好評で、「本当にうまいっすね」(村田さん)、「うま味もありつつお味噌の味がガツンときますね」(清水アナ)と一同を魅了した。
【2位】「炒めたときの味」「煮込んだときの味」で2冠 具材に負けない存在感を主張する王道の信州味噌
第2位は、蔵元玉井の『匠 信州十割麹 蔵出し生』(税込598円 ※番組調べ)。
大豆と米こうじが1:1になるようバランスよく仕込まれた十割こうじ。さらに味噌の上下をひっくり返す「天地返し」と低温熟成で、香り高く奥深い味わいに仕上がっている。
サバとの相性が抜群で、サバの味噌煮にして比較した「煮込んだときの味」のチェックでは、村田さんも「サバが一番うまく感じる」と称賛。「炒めたときの味」でも、コクとうま味が全体をまとめ上げたことにプロも感心し、それぞれの部門で1位を獲得した。
素材の旨みを最大限に引き出しつつもしっかりとした味わいは、味噌汁にしても「うまかった。香りもいいし、余韻も長い」(佐々木さん)と高評価。具材に負けない存在感を主張する王道の信州味噌だ。
【1位】素材を引き立てる上品さに一流料理人も「和食の原点」と大絶賛!
そして第1位は、マルマンの『国産生 減塩20% 500g』(税込527円 ※番組調べ)。
国産素材にこだわった無添加の信州味噌は、脇役に徹して素材を引き立てる上品さが最大の特徴。味噌汁にすると口当たりがよく、スッキリとした味わいに仕上がり、まるで「貴婦人のようなキレイな味噌汁」(佐々木さん)に。
「煮込んだときの味」や「炒めたときの味」も、「どれも主張は強くないのに、優しく包み込むような味でうまいですね」(村田さん)、「寄り添う形で、素材をおいしくする」(清水アナ)、「和食の原点」(佐々木さん)と大絶賛された。
また、こうじの甘みや塩味、コクのバランスが評価され、きゅうりにつけて試食した「そのままの味」部門では1位を獲得。そんなプロが間違いのないおいしさにうなった味噌が総合1位に輝いた。
3位でも45点と高評価が連発で、ハイレベルな戦いとなった「味噌」ランキング。家庭でも、料理やお好みに合わせてそれぞれの特徴ある味わいを試してみては。
(MBS/TBS系「サタデープラス」2025年9月6日(土)あさ7時59分~放送より ※掲載した価格は取材時点のものです)
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