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「世界の広さ実感した」万博会場で笑顔で輪 マダガスカルの高校生ら11人 山形や宮崎で日本の夏体験【万博国際交流プログラム】

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笑顔で輪になって、マダガスカル伝統のダンスを踊る中高生たち。27日、大阪・関西万博会場のフューチャーライフビレッジで催された国際交流イベントのワンシーンです。

マダガスカルの生徒ら 日本の夏を体験

万博の参加国と国内住民との交流を推進するプログラムを利用して、アフリカ東部の島国・マダガスカルの高校生ら11人が2班に分かれて、山形県遊佐町と宮崎県えびの市での生活をそれぞれ3日間体験したのち、ゴール地点として万博会場で合流したのでした。

遊佐高校(山形)には、マダガスカルの中高生4人と大学生ら計6人が訪問。一緒に海に入って初日から仲良くなれたことや、お弁当をつくって花火大会に行ったことなど、3日間の夏の思い出をまとめた映像が報告されました。

「言語が通じなくても仲良くなれた」

飯野高校(宮崎)には、マダガスカルの中学生3人と大学生ら計5人が訪問。養鶏場や焼酎酒蔵などを見学し、自然の中でカヌーを体験する様子などが報告されました。

報告した日本の生徒からは、「はじめは不安だったが、ジェスチャーなど使って、言語が通じなくても仲良くなれた。気持ちが伝わることがわかった」といった感想。マダガスカルの生徒からも、「美しい森や景色、人々の優しさが印象的だった。」「もう一度日本に来るなら、また宮崎に行きたい」などの感想が上がっていました。

国内で越境留学 新たな学び方

交流の舞台となった遊佐高校と飯野高校はどちらも県立高校ですが、他地域からの越境入学を受け入れています。「地域みらい留学」という名で、住んでいる都道府県の枠を超えて、自分の関心に合う高校を選択し、高校3年間をその地域で過ごすと“国内留学”のような進路の選び方がすこしづつ全国に広がり、生徒を受け入れる地域・学校も増えているということです。

今回「山形県の高校生」として、マダガスカルの面々をもてなした生徒の中には、関東から3人、関西から1人の“留学生”がいたそうです。神奈川県出身の生徒は、「家にいてはわからない。インターネットではわからない、行かないと体験できない」と話し、自ら環境に身を置くことの大切さを強調していました。

また、今回の訪問に先立ち、日本の高校生らが、同じ万博交流プログラムを利用してアフリカ・マダガスカルを訪問しており、「環境が全く違ってショックを受ける面もあったが、世界の広さを実感した」「現地のコミュニティに受け入れられた、という感覚を抱けた」など、多くの学びがあったことが報告されました。

2025年08月01日(金)現在の情報です

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