MBS(毎日放送)

海保の摘発映像『うっかり密漁』がこの夏は急増...「他人の畑の野菜を盗っているのと同じ」中には1人でサザエ497個という例も

編集部セレクト

SHARE
X
Facebook
LINE

3年ぶりの行動制限のない夏ですが、海のレジャーで気を付けたいのが『うっかり密漁』です。密漁で摘発されるレジャー客が続出しています。その密漁の決定的瞬間をカメラが捉えていました。

京都府京丹後市内で今年8月に撮影された舞鶴海上保安部提供の映像。ひとけのない海でシュノーケルをつけて潜る2人組。岩場に上がると何かを取り出します。男性が取り出した袋の中にはサザエが入っています。今度は辺りを見渡して警戒しているようです。するとズボンの中から貝を取り出しました。密漁です。

(海上保安部の捜査員)
「あ!袋あるわ、袋ある!持っとる持っとる」

すぐさま捜査員が2人のもとへ向かいます。

(捜査員)「すみません。舞鶴海上保安部です。何か海で取ったりしてますか?」
(20代のレジャー客)「潜っていただけです」
(捜査員)「サザエとかアワビ取ったらいけないことをご存じですか?」
(20代のレジャー客)「あぁ知っていますよ」
(捜査員)「何か取ったりとかしてません?」
(20代のレジャー客)「はい」

大阪から訪れたという20代の男性2人。一部始終を見られていたとは知らずシラを切り続けます。

(捜査員)「ちょっと下(青の網袋)見ていいですか?あ、これや。取ってるやんこれ。これ誰のですか?」
(20代のレジャー客)「・・・」
(捜査員)「僕らこれ見とったんですよ。取った?」
(20代のレジャー客)「・・・」
(捜査員)「いや取ったならもう取ったで。取っとったですね?」
(20代のレジャー客)「はい」

2人はその後、密漁をしたとして摘発されました。

舞鶴海上保安部は、今年7月1日~8月19日までにサザエやアワビなどを密漁したとして、大阪や兵庫などから訪れた20代~70代のレジャー客22人を摘発。大半は数個~数十個の密漁でしたが、中には1人でサザエ497個を密漁したケースもあったということです。調べに対して22人全員が容疑を認め、「自分が食べる分くらいは問題ないと思った」などと供述しているということです。

(舞鶴海上保安部・警備救難課 奥川恭平課長)
「数の問題ではなくて、1つであろうとそれは漁業者にとっては大切な水産資源・漁業資源です。(Q1個でもダメ?)ダメです」

レジャー客が遊び感覚で違法行為に手を染めてしまう“うっかり密漁”。同じ日本海の島根県松江市の海水浴場では、海の中にたくさんのウニやワカメ。ついつい取ってしまいそうですが…。

(島根県水産課の担当者)
「レジャーなどで海に来た時にサザエを取ってしまうことや、釣りを海岸から行っている時に偶然タコが釣れてしまってそれを持ち帰ってしまうことなどがあります」

サザエやアワビに限らず、タコ・ワカメ・ナマコを取るのも密漁になってしまいます。知らなかったでは済まされない“うっかり密漁”。

京都の海水浴客に聞きました。

(海水浴客)「ダメなんですか?ごめんなさい、それは何でダメなんですかね。ある程度はちょっと許してほしいなと思うんですけどね」
(海水浴客)「アワビとかサザエとか食べさせてくれるような浜の店もあるので。ちょっと高いですけど、そういうものをどうしても食べたければそういうところに行くべき」

舞鶴海上保安部によりますと、管内で密漁の摘発は2020年・2021年に比べて今年は2倍のペースで増えています。その背景にあるのが『行動制限のない夏』です。3年ぶりに開かれる海水浴場も多いことから、海上保安部はレジャー客が安易な気持ちで密漁に及ぶケースが増えるとみて警戒を強めています。

(舞鶴海上保安部・警備救難課 奥川恭平課長)
「(密漁は)他人の畑の野菜を盗っているのといわば同じような犯罪行為です。密漁者によって取られるというのは漁業者にとっては生活に関わる死活問題になってくる。密漁の根絶に向けて(取り締まりを)徹底的にやっていきたい。啓発活動をやっていきたいと考えております」

2022年08月19日(金)現在の情報です

今、あなたにオススメ

最近の記事

11歳息子を刺殺した受刑者と初面会...我が子の写真見せ語られた真意「誰でもよかった」 最後に交わした"アクリル板越しの約束"「現場で手を合わせ謝りたい」

2026/02/07

【"ポツンと"山奥グルメ】店主のこだわりがつまった絶品ピザ・1日1組限定!古民家でそうめんのおもてなし アクセス不便...それでも足を運びたくなるワケを河西美帆アナが調査!

2026/02/07

こってり食&胃腸薬の街ってどこ? 全国1位の支出は男性寝巻に? ラーメンや餃子ランキングで話題の家計調査が示す京都市や大阪市、関西の街の意外な姿【総務省 2025年家計調査】

2026/02/06

ひたすら試してランキング『バスタオル』タオルソムリエ&松嶋尚美がチェック! プロも驚く「吸水性」「ふんわり感」も抜群のあっぱれな1位とは?【MBSサタプラ】

2026/02/03

14歳で自殺未遂...『梅田サイファー』ラッパー・KZが"どん底"不登校の過去をさらけ出す理由 リリックに救われた18歳「それでも歌う、生きる」

2026/01/31

【いちご狩り3選】すぐに行きたい!絶品いちごを味わえる「博士のいちご」「自分で作る」「ロマンティック」 もっといちご狩りが楽しくなる関西の農園の特徴を上田芹莉アナが紹介!

2026/01/31

【カツめし】86歳母が守るレトロなドライブイン 兵庫・宍粟市「オアシス」

2026/01/29

ひたすら試してランキング『クリームパン』数々の賞に輝く凄腕のパン職人が協力 こだわりの自家製カスタードたっぷりで味も文句なしの王道クリームパン注目の第1位は?【MBSサタプラ】

2026/01/28

SHARE
X(旧Twitter)
Facebook