MBS(毎日放送)

川遊びに潜む危険『増水で中州に50人が取り残され消防が救助』など今年発生...過去には13人が亡くなる事故も

編集部セレクト

SHARE
X
Facebook
LINE

 8月11日は「山の日」です。行動制限が緩和されレジャーを楽しむ人が増えていますが、そこには危険もあります。

 山の日の8月11日、滋賀県の最高峰・伊吹山には多くの登山客の姿が見られました。あいにく霧に覆われ、琵琶湖の絶景は時折顔をのぞかせる程度でしたが、猛烈な暑さが続く平地から逃れ、訪れた人たちはひとときの涼を満喫していました。

 (愛知から来た人)
 「別世界ですね。涼しくて気持ちよくて、足取りも軽く来ました」
 (大阪から来た人)
 「大変やったけど、登ってから景色を見たらきれいやなと」

 行動制限が緩和された夏休み。レジャーを楽しむ人が増えていますが、関西では8月6日、ヒヤッとする出来事がありました。滋賀県東近江市の神崎川で、沢登りのツアーに来ていた男女約50人が中州に取り残されたのです。

 (カメラマンリポート)
 「川に取り残された人たちが救助を待っています」

 当時の映像では激しい流れに囲まれた川の中州に大勢の人の姿が見られます。消防に全員救助されケガはありませんでしたが、少し状況が違えば大惨事となった可能性がありました。

 また同じ日、2kmほど下流の愛知川でも、川の中の岩場に親子3人が取り残されました。こちらも無事にケガなく救助されました。

 8月6日は午前中、上流に位置する滋賀県と三重県の県境の鈴鹿山脈で激しい雨が降っていて、少しタイムラグを経て川が増水したとみられています。

 (目撃者)
 「(午前は川の水は)澄んでいました。全然きれいで、昼からもまた泳ぎに行こうかなと思った矢先に、本当に鉄砲水というか濁流が流れてきて。川は怖いなと」

 中州や岩場をめぐる水難事故。7月にも兵庫県加東市で加古川が増水し、岩場に男女7人が取り残されるなどしていますが、過去には悲惨な事故も起きています。

 1999年8月、神奈川県山北町の玄倉川で、大雨やそれに伴うダムの放水で水量が急激に増加。キャンプに来ていた18人が中州に取り残されました。救助が難航する中、18人は濁流に飲み込まれ、13人が亡くなったのです。

 せっかくの夏休みを楽しく安全に過ごすために、山岳ガイドの橋谷晃さんは『川の下流が晴れていても上流で雨が降ると水難事故の危険性がある。気象庁のHPなどを活用してほしい』としています。

2022年08月11日(木)現在の情報です

今、あなたにオススメ

最近の記事

「水着をずらして性器を...」スイミングスクールで女児11人を盗撮 インストラクターの男は『盗撮の神』と崇められた...「娘の動画が一生残る」憤る両親は"第三者の検証"求めスクール相手に民事調停へ

2026/01/01

「もう着手したから止められない」年金事務所の"不当な差し押さえ"で経営危機に...横領被害の会社を追い詰めたのは行政の「勉強不足」 厚労省が異例の処分取り消し裁決 日本年金機構が処分撤回へ

2025/12/31

南海トラフ地震「最大90%程度以上」?発生確率の"幅"なぜ見直し? 確実に近づく"その時"...死者数減のカギは『早期避難』『耐震化率向上』

2025/12/31

「情けない日本にならないで」千利休の子孫で元特攻隊員・千玄室さん「今を大事に。今があってこそ明日がある」戦後80年を生きる日本人へ最後のメッセージ【単独インタビュー全文記事③】

2025/12/30

「お前のお茶で、武は負けたけど文で勝て」失った仲間の思いを背負い... 元特攻隊員・千玄室さんが茶道で伝えたピースフルネスの"原点"【単独インタビュー全文記事②】

2025/12/30

「おかあさーん」戦友の叫び声が耳の奥に残っている― "お茶の家"に生まれ特攻隊員になった千玄室さん 戦後80年を生きる日本人へ最後のメッセージ【単独インタビュー全文記事①】

2025/12/30

翌日からの休暇を共に過ごすはずだった24歳息子 酒気帯び運転の大型トラックにひかれ... 父親の悲痛な叫び「殺人だと思う。怨念の深い闇の中で、一生生きていく」 男は飲酒後に1~2時間ほど眠っただけで運転

2025/12/29

「好みのタイプで後をつけた」50分間追跡の果てに奪われた24歳の命...神戸マンション女性刺殺事件が突きつけた「刑罰の限界」 ストーカー元加害者が当事者と向き合う再犯防止への執念"治療こそが被害者を救う"

2025/12/29

SHARE
X(旧Twitter)
Facebook