WORK職種紹介

#13

ANNOUNCERアナウンサー

NAME
清水 麻椰Shimizu Maya
DEPARTMENT
総合編成局/アナウンスセンター
CAREER
2019年度入社

COMMENT

アナウンサーを目指すきっかけは、MBSのインターンシップに参加したこと。ラジオパーソナリティ体験をしたときに、ひとつの事象を責任を持って発信することのやりがいに魅力を感じ、MBSに入社。現在は『プレバト!!』『サタデープラス』『よんチャンTV』を担当。

おシゴト紹介01 / 04

ときには確実に。
ときには瞬発力勝負で。

あなたの仕事を教えてください。

今日は関西ローカルの情報番組で生中継を。明日は全国ネットのバラエティでMCのアシスタントを。毎日、活動の場所や時間、内容、求められることがめまぐるしく変わるのが、アナウンサーの仕事です。

たとえば東京で収録している『プレバト!!』。重要なのは、入念な準備と確実な進行です。収録の前日に送られてくる台本を、すぐ頭に叩き込みます。当日は、7:00発の新幹線に乗り、道中でも台本をチェック。10:30頃、スタジオに到着したら、すぐ制作スタッフの皆さんと打ち合わせ。11:00からリハーサルを行い、12:00に昼食とメイク。13:30にスタジオへ入り、13:50くらいに、出演者の皆さんへご挨拶。14:00から放送2本分を収録します。収録が終わるのは19:00頃。大阪に戻るのは、だいたい23:00です。

一方、ニュースでは、準備の時間を十分に取れないケースが多々あります。その際に求められるのは、自身の感覚を肉付けして伝えること。たとえば最近、ある政治家が演説中に襲撃される事件が起きたとき、私は偶然にも現地にいました。その場にいる自分だからこそ感じられることを、自身の言葉で表現する感性や瞬発力が重要です。

担当する番組は放送エリアもジャンルも多種多様ですが、共通するのは、言葉に気持ちが映し出されることです。慎重に進めよう。思い切りよく発信しよう。そのときに抱いた自分の決断や信念が、ありありと言葉に表れる仕事でもあるのです。

おシゴトへの想い02 / 04

本心の感動に、
視聴者が動く。
社会が動く。

仕事の大切さを感じたエピソードは?

『サタデープラス』の「ひたすら試してランキング」。私があらゆるジャンルの製品を長時間使い続けたり、食品を実際に食べてみた感想をもとに独自のランキングを発表するコーナーです。最初は、忖度なく自分が感じた長所や短所を伝えることに、大きな戸惑いを感じていました。でも、悩む日々を送るなかで「商品をつくった方々へのリスペクトを忘れず、本心の感動を伝えよう」という気持ちが自然に芽生えてきたんです。不思議なことに、同じ言葉でも、視聴者への伝わり方も少しずつ変わっていきました。メーカーの方から「清水さんが紹介してくれたことで、売上が格段に上がった」という感謝の言葉をいただく機会も増えていったのです。

改めて、アナウンサーは気持ちを映し出す仕事であることを感じました。自分自身が心から信じ、想い、発した言葉であれば、大勢の方に伝わり、心を動かすことができる。逆にそうでなければ、ウソや戸惑いがにじみ出てしまう。まさに、私自身が映し出される仕事でもあるのです。画面に映っているときや、声が電波に乗っているときだけではありません。日常生活の過ごし方、考え、気持ちが、すべて映し出されます。だからこそ、一番大切なのは、仕事でもプライベートでも、自然体であること。私なりに導いた答えです。

おシゴトの魅力03 / 04

生まれ育った関西に
恩返しを。

これからチャレンジしたいことは?

常に自分をアップデートできるのが、MBSの良さだと思います。それこそ、半年前と今の自分を比べると、以前の自分が恥ずかしく思えるほどです。成長のきっかけはさまざま。出会える方の幅広さもそのひとつです。これも、地域密着型から全国ネットまで網羅しているMBSの魅力です。最近も、祖父の代まで続いていた醤油の蔵を復活させた職人さんから話を伺う機会がありました。想いや情熱に感動して、自身の人生を見つめなおすきっかけにもなりました。年齢や境遇も違う多くの人たちと出会い、その人たちの熱い気持ちに触れるたび、自分自身の心も大きく動かされています。

私としては、生まれ育った関西に密着しながら成長できることも嬉しいです。取材先や街で視聴者の方から「応援しているよ~!」と言葉をいただいたときは「私たちの想いが届いているんだ」と、大きな喜びを感じます。だからこそ、いつか、関西に恩返しをしたい。たとえば「関西エリアで自分の冠番組を持つ」という目標もそのひとつです。現在、そして未来の社会において、さまざまな問題を解決する第一歩となる情報を発信する存在になりたい。地域の皆さまが、未来を担う子どもたちが、少しでも住みやすく、イキイキとした人生を送れる地域づくりの一助となりたい。関西で産まれ、関西で育ったからこそ、慣れ親しんだこの地に何かを還元したいですね。