PROJECTS

ピックアップ!「情熱大陸」が
できるまで

さまざまな職種を通じて、社員一人ひとりが力を発揮しているMBS。では実際、番組づくりってどんな風に進んでいくの?企画から制作、放送、そして、放送後まで。誰が、どのように活躍しているのか…まるでタスキをつなぐリレーのように進んでいくお仕事を、MBSを代表する番組のひとつ、『情熱大陸』をもとに詳しくご紹介します!

PROFILE

登場社員

プロデューサー

制作局
東京制作部
沖 倫太朗 2003年入社
「情熱大陸」 7代目プロデューサー

ディレクター

スポーツ局
スポーツメディア戦略部
村田 慎吾 2008年入社
普段は中継も担当

PR

総合編成局
東京総合編成部
上村 華乃子 2017年入社
放送局の「宣伝担当」

配信

コンテンツ戦略局
コンテンツビジネス部
丹波 健 2012年入社
Web×ITでさらなる収益化へ

おシゴトフロー

WORK01

企画 プロデューサー
のおシゴト

番組の「主人公」を決める

プロデューサーのもとには、社内外から毎日のように企画案が届きます。

多いときは、1ヵ月に100通ほど届くことも。企画案のなかから選ぶこともあれば、プロデューサーが自ら提案することも多くあります。

ただ「この人を取り上げたい」ではなく、「この人を通じて何を伝えたいのか」「今の時代をどんな風に描きたいのか」を大切に、番組内容を決めています。

Q. どんな基準で選んでいる?

「情熱大陸」で紹介するのは1週間に1人、つまり、1年間で50人だけです。1998年の放送開始以来、番組ならではの「今年の50人」にこだわり、それぞれの時代を描いてきました。

取り上げるのは「トップを走るような、キラキラした人」というイメージがあるかもしれません。もちろん、第一線で活躍している人は多いですが、実は「自分らしく、頑張って前に進もうとしている人」というのが基準です。誰から見ても、どこか共感できる部分がある人を取材したいと思っています。

何かの一番じゃなくてもいいし、みんなが知っている人じゃなくてもいい。悩んだりもがいたりしながら、それでも挑戦を続けようとしている人。番組を観たすべての人に、発見励ましなど、何かひとつでも背中を押すようなメッセージが届けられる番組を目指しています。

WORK02

密着取材 ディレクター
のおシゴト

公私を共にして「素顔」を発見

取材をする人や状況にもよりますが、渋野日向子選手や山本由伸選手のときは3~4ヶ月をかけて密着取材をしています。撮影をするまでの事前準備も大切です。取材相手の魅力を30分の番組内で伝えるには、どのような構成にしたらいいのかを考えて、撮影アングルや質問をするタイミングなどには気を配ります。取材で心がけているのは「自分を『存在』として意識させないこと」。情熱大陸の醍醐味でもある『素の表情』を見せてほしいので、撮影中であることを気づかせないくらいの『いつも通り』を会話から引き出します。

情熱大陸のディレクターを目指してMBSへの入社を志望しましたが、まだまだ取材をしてみたい芸能人やスポーツ選手は多くいます。MBS社員であれば、部署を問わずいつでも企画書を出すチャンスはあります!

WORK03

編集・MA プロデューサー・
ディレクター
のおシゴト

「映像」から「番組」へ

これまでに撮影した映像をもう一度観たうえで、編集作業へ。番組オンエアの約3週間前から、ディレクターが編集をはじめます。

ある程度編集が終わったあと、平均で3〜4回プロデューサーも交えてプレビュー(試写)を行います。その都度、どうすればよりおもしろくなるのか、より視聴者に想いが伝わるのかを検討し、編集します。

そして放送の2日前にナレーションを録り、音楽などを入れます。窪田等さんの声やプロの楽曲が加わった瞬間、番組に息が吹き込まれます。

情熱大陸のようなドキュメンタリー番組は、通常の番組よりも撮影期間やカメラを回す時間が長くなり、編集作業は大変です。それでも、こだわって編集した番組がオンエアされたときの達成感はひとしおです。

WORK04

PRのおシゴト

いろいろな媒体で多くの人の好奇心をくすぐる

多くの人にオンエアを見てもらうため、約1週間前から紙媒体やWEBメディアなどさまざまな媒体に取り上げてもらいます。PR用に撮影した写真と短い文章をSNSで発信することも大切です。多種多様なコンテンツが台頭するなかでも「情熱大陸」を選んでもらえるよう、多くの人が惹きつけられる見出しハッシュタグを工夫するのが腕の見せ所。放送直前から投稿回数を増やしていき、放送直前~放送中~放送後にも、SNS投稿で盛り上げます。

たくさん取り上げてもらうには、日ごろから他媒体の皆さんと密に連絡を取り、番組のファンになっていただくことも大切です。番組の放送中は自分もリアルタイム視聴をして、視聴者の皆さんの気持ちに寄り添って番組を盛り上げる投稿をするよう心がけています。

PR

WORK05

配信のおシゴト

もう、「1回放送して終わり」じゃない!

コンテンツビジネス部が大切にしている想いは、TVerでのリアルタイム配信と見逃し配信をすることで、「テレビで視聴する習慣がない新しい視聴者層のファンを増やしたい」ということです。何ヶ月もかけて取材をした番組を、1回きりの放送で終わらすのはもったいないです。過去の作品をアーカイブにして、MBS動画イズムの月額定額課金コースやAmazon Prime・Netflixなどで見てもらうことで、さらなる収益化も見込めます。人気だった放送回はDVD化したり、海外への販売を進めたりすることで、世界を相手にした仕事もしています。

TVerのTOPページに表示されるサムネイルデザインや配信時間を工夫するだけで、視聴回数は大きく変わります。自分のアイデア次第で、視聴者人数を増やせたりコンテンツを収益化できたりする楽しい仕事です!

「情熱大陸」がみなさまのもとへ

チーム全員が、最善を尽くしてつくりあげていく『情熱大陸』。興味を持っていただけた方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。
「情熱大陸」公式サイトへ

PICK UP! INTERVIEW

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