WORK職種紹介

#06

PLANNINGSUPERVISOR編成・企画

NAME
増井 一徳Kazunori Masui
DEPARTMENT
総合編成局/
編成企画部 兼 総合編成部
CAREER
2015年度入社

COMMENT

大学では建築を専攻。大学院にも進学して引き続き研究を続ける。建築を専攻したことをきっかけに、建築に関連したドラマを観た影響で、テレビ業界を就職先として意識した。就職活動では、キー局と準キー局、すべてを受けた。そのなかで「MBSが一番自分に合っている。好きな番組も多いので愛着がある」と思い、就職。入社後は、営業、制作を経験したのち、現在は編成として勤務。

おシゴト紹介01 / 04

視聴率のデータにも、
思いやりと尊敬を。

あなたの仕事を教えてください。

いろいろな番組の視聴率を調べて、継続か終了かを検討し、次の期間で放送する番組表を構成する。“編成”と聞くと、こんな仕事を想像する方がいらっしゃるかもしれません。確かに、それも仕事のひとつ。私も今、視聴率の改善をテーマに、番組のプロデューサーと意見を交わすことが多々あります。ただ、編成は、ジャッジをするだけの存在ではありません。番組づくりの現場と運命共同体みたいな位置づけだと思っています。プロデューサーとの会議で多いのは、タイムテーブルごとに割り出した視聴率の詳細データを共有して、良かったところ、成果が出なかったところを伝えること。ただ、杓子定規に結果を提示することはしません。全体的に苦戦していたら、そのなかでも良かったところを探して「厳しい結果のなかでも、ここは数字を取れていました。ありがとうございます」と伝えるようにしています。というのも、プロデューサーをはじめとする番組づくりの現場の皆さんは、本気で番組制作に向き合っている。そのストイックさは、心から尊敬できるものだし、もっと称賛されるべきもの。だからこそ、いいところがあれば、ひとつでも多く伝えたい。提示するデータにも、尊敬と思いやりはすごく大切。これは、私の信条です。

おシゴトの特徴02 / 04

あらゆるセクションと
つながり、導く。

“これは編成ならでは”という
特徴を教えてください。

前段で、番組の視聴率調査や改編に携わることを「仕事のひとつ」とお伝えしましたが、もちろん理由があります。編成は、いろいろな部署とかかわりを持つ仕事。たとえば営業部と連携するときは…これは、私自身が営業部に所属していたときの経験談に基づいてお伝えします。

当時の私が編成に期待していたのは、事故がなく、スポンサーにとってより効果的な放送を実現することです。たとえば、とあるスポンサーとの契約があるなか、それが、何らかの原因で、違う時間に放送された。さらには放送されなかった。そのような事故を防ぐことを踏まえたうえで、スポンサーの満足度が高いCM枠を探してもらう。放送される番組や時間帯によって、CMのイメージはガラリと変わります。振り返ると、編成は、営業の良き相談相手、という印象でした。

これが制作や人事などまた別の部署との仕事になると、編成の業務内容はさらに変わります。テーマも、クライアントや放送だけではなく、番組や会社・組織など、多岐にわたります。あらゆるセクションとつながり、取りまとめて、よりよい放送と会社を目指すのが、編成の大きな役目のひとつなのです。

おシゴトの魅力03 / 04

自分よりも、
一緒に仕事をした人が 輝くのが一番嬉しい。

仕事のやりがいはなんですか。

制作部や営業部とのかかわりを例に編成の仕事を紹介してきましたが、共通するのは、縁の下の力持ちである、ということです。どの部署と連携するにしても、自分たちが最前線に立つことは多くありません。かかわる人たちが、気持ちよく、能力を最大限に発揮できる場をつくるのが編成の役目。MBSのなかでも、利他的なセクションです。一番の喜びは、私と一緒に仕事をした人が称賛されること。番組の視聴率が伸びてこのプロデューサーが褒められた、あの営業が大きなスポンサーを獲得した、というように。

最近でも、嬉しかったことがありました。『マツコ×モモコのすっっっごい大阪 仲良し2人のおまかせ旅』という番組に携わったときです。制作部、PRマーケティング部と話し合いを重ね、いろいろな打ち手を施した結果、高視聴率を記録。皆さんが各署から称賛されるところを見て、私も心が満たされました。それと同じくらい嬉しかったのは、後日「増井、ありがとね」と関係者の方々から感謝の言葉をいただけたこと。やっぱり、感謝をされると嬉しいのは私も同じ。かかわる人が多い分、そんな喜びをたくさん感じられるのも、編成の魅力です。