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ONE NUMBER

2021年3月18日(木)放送分

ガンバ大阪
昌子源

Jリーグ屈指のセンターバック、ガンバ大阪の昌子源。
彼が選んだ数字は「24」。
2008年に大分トリニータが記録した1シーズンのJ1最少失点数だ。

「24」がいかに難しいかーー。
ナビゲーターの伊沢拓司が世界の強豪クラブと比較しながら解説。
スペインのラリーガ、イングランドのプレミアリーグなどの数字を紹介しながら、「Jリーグは得点が入りやすいリーグ」「あのレアル・マドリードでも、昨季はシーズン25失点だった」。
昌子が挑む「24」という数字の価値を評価した。

そんな「24」を目指すため、昌子は大きな決断をする。
2021年1月1日、ガンバ大阪は川崎フロンターレとの天皇杯決勝に挑んでいた。
しかし、昌子がいたのはピッチではなく、病院のベッドの上。
2021年シーズンで「24」というJ1歴代最少失点に挑むため、天皇杯決勝のピッチをあきらめて、痛めていた右足首の手術に踏み切ったのだ。

足首は順調に回復し、2月のキャンプでは全体練習に合流。
そして、2月27日のヴィッセル神戸とのJ1開幕戦。昌子はスターティングメンバーに名を連ねた。
開幕戦後、チーム内に新型コロナウイルスの感染者が出て活動休止になるなど、なかなか波に乗れない。しかし、昌子の覚悟は揺るがない。J1最少失点「24」への挑戦は続く。

【プロフィール】
1992年12月11日生まれ。兵庫県出身。
ガンバ大阪ジュニアユースからユースに昇格できず。
鳥取・米子北高校から鹿島アントラーズに入団した。
対人の強さを生かした守備に定評があり、2016、17年にJリーグベストイレブン受賞。
16年クラブワールドカップでは、鹿島の準優勝に大きく貢献した。
2018年からフランス1部のトゥールーズに移籍。2020年からガンバ大阪でプレーする。
2016年ワールドカップロシア大会の日本代表。国内組唯一のレギュラーとして活躍した。
決勝トーナメント1回戦のベルギー戦では、後半ロスタイムに高速カウンターから失点。
必死に自陣に戻った昌子も、あとわずか届かず、試合後は大粒の悔し涙を流した。
182㎝、76㎏。

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