俳優・アーティストの北村匠海が10月26日放送の「日曜日の初耳学」に登場。林修を聞き手に、子役時代から20年近くに及ぶ芸能活動を振り返った。小栗旬がVTRコメントで12歳当時の北村の印象を語った場面では、「一人だけ光り輝いていた」という小栗の言葉に本人が驚きの声を上げる一幕も…。さらに、北村の語る言葉に早見優らスタジオゲスト陣から「言葉選びがすごい!」の声が上がり、北村の魅力が詰まった内容となった。
■「存在感がすごかった。光り輝いていました」

今年9月に最終回を迎えた朝ドラ「あんぱん」でメインキャストを演じた北村。アーティストとしてはバンド・DISH//のボーカルとして2021年の「NHK紅白歌合戦」でも披露した「猫」がYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」で2億回再生を突破し歴代1位になるなど、俳優・アーティストとして二刀流の活躍を見せている。
そんな北村は、小学校3年生でスカウトされて芸能界入り後、子役時代から数多くのオーディションに落ちてきたという。朝ドラも「あんぱん」が初めての出演作。2019年の朝ドラ「なつぞら」オーディションでは、同世代俳優・吉沢亮の存在感に圧倒された。「絶対(受かるのは)吉沢亮でしょ...って。存在感が圧倒的でした。光ってる子は部屋に入ってきた瞬間にわかるんだなと思いました」と、インタビューで当時を回想した。
そんな北村の人となりを語るべくVTRでコメントを寄せたのが、先輩俳優の小栗旬。2人には、小栗が監督を務めた映画「シュアリー・サムデイ」(2010年)で北村が主人公の幼少期を演じたという縁がある。
小栗は、オーディションに現れた12歳当時の北村について「輝き方が抜群でしたね。同世代の子が何人かいても、彼のことが気になって目が行ってしまう。存在感がすごかったです。光り輝いていました」と大絶賛。コメントを聞いていた北村は、まさに自分が吉沢について言ったのと同じコメントが小栗の口から出たことに「アンサー!アンサーだ!嬉しいな」とびっくり。視聴者も「これはすごい!本当にアンサー」「匠海くんも光り輝いてるよ!」「『あんぱん』が匠海くんで本当によかった」の声でにぎわった。
■二刀流として活躍できる理由は「ポジティブな意味で"地味"」

一方で小栗は、北村のプライベートについて「地味。ものすごい地味。学生時代は華やかさも感じましたけど、最近は裏ではすごく地味で。酒を飲んでる時も少し存在感が薄くなる感じはありますね。少し匠海がぼやけて見える瞬間がある(笑)」と"飲み仲間"として容赦ないコメントも。
これには北村も「それは酔いすぎなんじゃないですか」と苦笑い。「旬さんが連絡くれる時ってスタンプ1個なんですよ。"チラッ"っていう...。『今飲んでるけど、匠海がもし暇で、来れるのであれば...来れば?』っていうのがそのスタンプ1個につまってるんです」と暴露してスタジオを沸かせた。
とはいえ、小栗が口にした"地味"という言葉には北村自身も納得する部分があるようで...。「子どもの頃から、ひとつのことをやれない人間だったんです」と、複数の習い事や活動を同時期に行うことでバランスをとってきたことを振り返り、アーティストと俳優という二刀流で活躍している今について「ポジティブな意味で地味だから、ひとつの道にしがみつかなくていい、ということなのかなと思っています」と前向きに受け止めた。
■詩的な表現が次々と...視聴者も感激「言葉がすごくきれい」

そんな北村のインタビューで注目を集めたのが、話す言葉の美しさだ。
「あんぱん」主題歌も担当したRADWIMPSとの縁について、北村が13歳の時に彼らの楽曲のMVに出演したことを明かし「自分が中学生の時からずっと敬愛しているバンドが、役者としての大一番で撮影を支えてくれる曲を書いてくださるって、ものすごいご縁だなって」と語ると、スタジオの早見優らゲスト陣は「言葉選びがすごい!」と感激の面持ち。
北村はまた、"仕事をする上で大切にしていることは?"の問いに「"出会い"ですね。いろんな人の縁が僕を歩ませてくれているし、忘れられない景色、あの夕日が...とか、放課後のあの時間とか、そういう"瞬間との出会い"も僕は絶対に忘れないようにしているし。これからも、そんな景色だったり時間との出会いも決して逃さない人間でありたい」と回答。公開中の映画『愚か者の身分』についても「作品の中では"生きること"をバトンしているんですけど、役者としても(共演陣と)互いにバトンを渡す"バトンの映画"だなとすごく思っていて...」と語るなど、詩的な表現が次々と飛び出した。
視聴者からも「表現が、言葉がすごくきれい」「品があってすてき」「話し方に落ち着きがある。20代とは思えない」の声が集まった今回のインタビュー。後半、北村の母の手紙が紹介される場面で北村が「うちの母は言葉がきれいで。母の手紙には人生で何度も救われているんです」と語ると、スタジオの大政絢も「だから匠海さんも言葉がきれいなんだ」と納得の表情で頷いていた。
このほか、楽器が弾けない"ダンスロック・エアーバンド"として長年抱えてきたコンプレックス、「人生のターニングポイントだった」と語る主演映画『君の膵臓をたべたい』(2017年)への想いなど、20年近くに及ぶ芸能活動について、北村がじっくり語ったインタビュー全編がTVerで配信中だ。
(MBSテレビ「日曜日の初耳学」2025年10月26日放送より)
無料見逃し配信はTVerで2025年11月23日(日)まで
北村匠海 編!
-----------------------------------------
「日曜日の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。
公式HPはこちら。

 
       
           
   
   
     
       
       
       
      