BLOG里山暮らし2019.06.03

蛇苺は薬草?

夏至に近づくにつれて、随分と日照時間が長くなりましたね。

日照時間が長いのでこの季節は元気が出ます。

畑仕事すると、明るいので夕方まで張り切ってしまい過ぎて腰が痛い今日この頃。楽しい季節です。

夕方まで作業するのは良いけど、夕方に畑にいると厄介な客人たちも畑に出没します。

それは、ブヨです。(ブトともいう。)

キャンプをしたことある人は知っていると思いますが、朝夕、山や渓流に奴らは現れます。

ブヨは蚊みたいに、血を吸うのですが、ブヨは噛んで出血させた血を吸うので、かなり痒いです。

またタチが悪いのが、吸われている時、全然気付かないのに、しばらくすると痒くなるんです。しかもちょっと腫れます。(腫れは個人差あります。)

私は毎年夏になると、上半身裸、短パン、素足で畑作業をするのが好きなんですが、そんな私は奴らの格好の餌食です。

調子に乗って夕方まで作業していると、20箇所とか大量に噛まれたこともあって、そんな時は患部が腫れて全身が熱っぽくなります。

そして掻いたら最後。何日も痒いです。

なので、気合いを入れて掻くのを我慢します。

そして、そんな時に私を毎回救ってくれるのが、蛇苺で作った塗り薬。

蛇苺って食べても全然美味しくないのですが、かなり助けられています。(無毒なので、食べたい方はお試しあれ。)

作り方は簡単で、蛇苺の実をホワイトリカー(梅酒とかを作るのに使う、甲種の35度の焼酎)に漬けるだけ。(ビワの葉バージョンもいいらしいですよ。)

2週間ほどすると使えるようになります。

写真の左のは去年作ったもの。右のが昨日作ったもの。

DSC_2891.jpg


DSC_2880.jpg今回の蛇苺は、ほぼ娘が採ってくれました。


虫に刺されたら蛇苺の薬をとりあえず、塗っています。

アルコールなので、スースーして気持ちいいです。

香りもちょっとフルーティーでナイスです。


一家に一瓶、いかがでしょう?




ただ、畑や山で蚊やブヨに噛まれると、家まで蛇苺の薬を取りに行くのは面倒なので、現場で応急処置に使えるのがヨモギとドクダミです。

ヨモギやドクダミを揉んで出た汁を刺された場所にに擦り込むと、かなり痒みに効きますよ。

皆さんも山や川などに行かれる際は、蚊やブヨなど、あらゆる虫に気をつけて、楽しんでくださいね。

刺されないように、服を着たり、虫除けスプレーなどで防護するのがオススメです。





(注)当記事掲載の民間療法による「薬効」はあくまで伝承・経験に基づくものです。
   医学的見地に立った対処療法は専門の医療機関にお問い合わせください。