BLOG里山の食2019.10.08

京北的おすそわけ

事務所で仕事をしていると、林業家のTさんがイベントでの写真展示のご相談でやってきました。

写真の印刷についてTさんと一通りお話した後に、

Tさんは「しかくーけ?」

私は「えっ?A3とかで印刷するんだったら、四角じゃないですよ。」

Tさん「いやいや、写真の話しちゃうねん。鹿肉もらったし、"食べるか?"と聞いたんや。」

私「えっ?ああ、是非!」

獣害駆除用の罠にかかった鹿を猟師さんから頂いたそうです。

事務所に来ていた仲間たちと分けることに。

Tさん「なんか切るもんと、ダンボールあるかー?」

包丁とダンボールを用意すると、事務所で解体ショーが始まりました。

DSC_7903.jpg

Tさん「ここはセミや。柔らかくてうまいんや。」

背中の辺りの肉をセミとか背ロースと呼ばれています。牛肉でいうところのサーロイン?で、一頭の鹿から少ししかとれません。

Tさん「セミは炙ってタタキにしてたら、うまいでー。炭火でじっくりローストビーフみたいにするんや、うまいでー。焼き過ぎたらあかんで、硬くなるし。」

みんな「ほー。おいしそう。」

Tさん「こっちはモモ肉や。鹿カツにしたらええで。鹿肉はすぐ食べてもええけど、冷蔵庫で少し熟成させても美味いで。」

一通り、レクチャーをして頂いて、みんなでお肉を分けました。

京北に住んでいるからこそ頂ける、最高のおすそわけ。ありがたや。

頂いた鹿肉を使って料理したら、また報告させてもらいます。