2023年12月12日(火)公開
【裏金疑惑】元自民・佐藤ゆかり氏『安倍派の4閣僚』について「辞任して自ら身を引くことが今回の幕引きには重要じゃないか」議員経験から『政治とカネ』を解説
解説
自民党・安倍派の政治資金パーティーをめぐる問題。複数の政府・与党関係者によりますと、岸田文雄総理は松野博一官房長官を含む安倍派の閣僚4人を交代させる意向を固めたということです。また、関係者への取材で、安倍派では議員側にキックバックされ収支報告書に記載されていない額が過去5年間で総額約5億円にのぼるとみられることがわかりました。二階派に所属していた前衆院議員の佐藤ゆかりさんは、自身について「1回か2回かキックバックがあったのではないかと思います」と振り返り、政治資金収支報告書に収入として記載したとコメント。そのうえで、疑惑が浮上している“安倍派の裏金づくり”を知っていたかについては「お金のやりとりは政治家同士で話さない。ほかの派閥のことは全くわかりませんでした」と述べました。そして、閣僚4人の更迭が取りざたされていることについて「これだけ問題が広がると、思い切った人事で、ある程度けじめをつけないと、岸田総理はやっていけないと思う。更迭というよりはむしろ辞任して自ら身を引くことが今回の幕引きには重要じゃないか」と語りました。(2023年12月12日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)
◎佐藤ゆかり:前衆院議員 衆院議員3期、参院議員を1期つとめる 関西学院大学フェロー 民間シンクタンク代表取締役
◎岩井奉信:日本大学名誉教授 専門は現代日本政治 政治とカネをめぐる問題に詳しい
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