2025年11月12日(水)公開
ひたすら試してランキング『ウインナーソーセージ』世界が認めるソーセージ職人ら料理と製造のプロが選ぶ 「ジューシーさ」No.1でダブルの香りで食欲を一層かき立てる1位の商品は?【MBSサタプラ】
編集部セレクト

世の中のありとあらゆるものを忖度なしに検証し、独自ランキングを紹介するMBS「サタプラ」の『ひたすら試してランキング』。MBS清水麻椰アナウンサーが「ウインナーソーセージ」を徹底調査。ひたすら試してわかった、“サタプラ的おすすめベスト5”を発表した。
料理と製造のプロがチェック 「香りが非常に大事なポイント」「腸の質も重要」

今回はスーパーやコンビニで販売されている人気の「ウインナーソーセージ」13種類を比較。チェックポイントは、①ジューシーさ ②コストパフォーマンス ③焼いたときの味 ④ボイルしたときの味 ⑤煮込んだときの味 の5項目で、各項目10点満点の合計点で総合ランキングを決定した。
味に関する審査には、14年連続でミシュランガイド一つ星を獲得するイタリアンの名店「ピアットスズキ」の鈴木弥平さんと、本場ドイツの国際コンテストで自身が作ったウインナーが9品も金賞を受賞した、世界が認めるソーセージ職人「手作りハム工房バルツバイン」の坂本健将さんが協力。
おいしいウインナーソーセージについて、坂本さんは「肉、脂の質に加えて、充填する腸の質が重要」と素材の良さを挙げた。一方、鈴木さんは「燻香(くんこう)をどこまで効かせるか…香りが非常に大事なポイントになると思います」と語り、それぞれの視点から目を光らせた。
忖度なしにひたすら「ウインナーソーセージ」を徹底調査。買って失敗しない、おすすめベスト5とは!?
【5位】肉本来の味をダイレクトに感じるノンスモークタイプで「ボイルしたときの味」1位

第5位は、米久の『超あらびきソーセージ 138g』(税込330円 ※番組調べ ※一部取り扱いのない店舗があります)。
ウインナーソーセージでは珍しいノンスモークのホワイトタイプで、肉本来の味がダイレクトに感じられる。肉は赤身が多くうま味が詰まった豚のウデ肉を使用。通常より大きめにあらびきすることで食べ応え抜群の食感を生み出している。
ボイルすると、そんな食感やうま味がよりダイレクトに味わえて、「ボイルしたときの味」では1位を獲得した。また香りにクセがなく、「いろんな料理に幅広く使えるので、僕は好きです」という鈴木さんは、トマトソースのパスタに入れることをおすすめした。
【4位】「煮込んだときの味」で高評価 抜群のパリッと感もたまらない

第4位は、伊藤ハムの『The GRAND アルトバイエルン』(2パック 税込710円 ※番組調べ ※一部取り扱いのない店舗があります)。
1998年の発売以降、絶えず肉のうま味を追求。特に、ポトフを作って比較した「煮込んだときの味」では高評価を受け、「おいしいダシが出ている」(鈴木さん)、「ソーセージだけでもおいしいし、野菜、スープまでおいしくなっている」(坂本さん)とプロをうならせた。
伊藤ハム伝承の製法で72時間じっくり熟成させることで、肉本来のうま味を最大限に引き出し、コクや深みがある味わいに。さらに肉の充填具合が完璧で抜群のパリッと感が一同から絶賛された。
【3位】高い完成度で「煮込んだときの味」1位 パセリが味わいのアクセントに

第3位は、三田屋総本家の『チューリンガーウインナー』(税込648円 ※番組調べ)。
うま味の強いメキシコ産の豚肉を使用し、あらびき肉にパセリを散りばめることで香りと爽やかな苦味が味わいのアクセントになっている。鈴木さんは歯切れの良さと肉肉しさ、パセリの存在を称賛した。また、ポトフに調理して食べ比べた「煮込んだときの味」部門では見事1位に。
良質な桜チップでスモークした香りはもちろん、引き立つ豚肉のうま味が煮込むことで倍増。野菜の甘みもアップし、スープに広がる薫香がさらに食欲をそそる。そんな料理としての完成度の高さがプロから高く評価された。
【2位】弾ける肉感で「焼いたときの味」1位 実は「コスパ」も申し分なし

第2位は、日本ハムの『シャウエッセン』(2パック 税込423円 ※番組調べ ※一部取り扱いのない店舗があります)。
1985年に誕生し、今年40周年を迎えたロングセラー。「焼いたときの味」は堂々の1位で、「弾けたときの肉感がたまらない」(鈴木さん)と唯一無二のパリッとした食感で一同を驚かせた。厳選した豚肉を使用し、通常より粗めにあらびきすることで、より弾力ある食感を生んでいる。そして計算して肉を詰めた後は、皮の鮮度と張りを細かくチェックするという徹底ぶり。
さらに隠し味に水あめを使用し、日本人の口に合う甘みを加えて、冷えたときの塩味をまろやかにしている。坂本さんもそんな製造工程や素材の良さに太鼓判を押した。実は「コストパフォーマンス」も20gあたりの平均額が48.1円のところ、36.1円と申し分なし。
【1位】「ジューシーさ」No.1 ダブルの香りで食欲を一層かき立てるまさに“香薫”

そして第1位は、プリマハムの『香薫あらびきポーク』(2パック 税込375円 ※番組調べ)。
特筆すべきは、味わい豊かなひきたてスパイスと香ばしい薫香のダブルの香り。厳選した豚肉に11種類のスパイスを加えて生まれる内からの香りと、桜チップで生まれるまろやかな外からのスモークが食欲を一層かき立てる。調理して2つに割ると、内側から香ばしい香りと肉汁があふれ、「ジューシーさ」部門1位となった。
また煮込んでポトフにしても、スープに香りが乗って素材の甘みも引き立つ。清水アナも「“香薫”という名前に納得」と絶賛した『香薫あらびきポーク』が総合1位に輝いた。
朝食に、お弁当にと大活躍してくれる「ウインナーソーセージ」。ランキングを参考に、調理法によっても大きく変化する各社こだわりの製法からなるその味わいも感じてみてほしい。
(MBS/TBS系「サタプラ」2025年11月8日(土)あさ7時30分~放送より ※掲載した価格は取材時点のものです)
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