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【家族で話そう"墓じまい"】離壇料だけで300万円!?書類の取得が大変!?お墓はつくるよりしまう方が大変... 正月モメずに話し合うには?手順・費用など徹底解説

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 家族が集まる正月休みに考えたいのが「墓じまい」。実は近年、墓じまい=家族や親族のお墓を撤去・返却する人が目立ってきています。  しかし、実際に手を付けようとすると、手続きは煩雑。高額な離壇料などのトラブルもあるようです。 墓じまいについて、家族とモメずに話し合うには?起こり得るトラブルは?そもそも、どれくらいお金がかかるの? ▼松尾拓也氏:行政書士・ファイナンシャルプランナー ▼鵜飼秀徳氏:正覚寺住職 ▼吉川美津子氏 葬儀・お墓・終活コンサルタント 3人の専門家が語る“墓じまい”とは?

「いろいろ調べ始めたんだけど…」“墓じまい”モメずに話し合うには?

 家族や親戚が集まるお正月。墓じまいについて話し合う絶好の機会ですが…

 「正月から突然何を言い出すの?縁起でもない!」
 「お金なら払いませんよ!」
 「勝手に決めるなよ!」
 「ご先祖様に申し訳ない!」

 話しにくい話題でもあり、お金もかかる…家族内でモメないとも限りません。

 どのように話し合えばいいのでしょうか?

 葬儀・お墓・終活コンサルタントの吉川美津子氏は、「ある程度の方向性や選択肢は考えたうえで、あくまで“まだ考え始めたばかりの段階”」と伝えることを推奨しています。

 <例>
 「年とともに墓参りも大変になってきて、お墓をどうするか悩んでいるんだ…」
 「墓じまいを視野に入れて、いろんな情報を調べ始めたんだけど、みんなはどう思う?」

 費用については、お墓の「名義人」や「継ぐ人」が負担するのが一般的だということですが、「援助が必要な場合は、おおよその金額を把握して、できるだけ具体的に相談を」とアドバイスされています。

 気持ちよく協力してもらうために、「無理のない範囲で」「お気持ちだけでもありがたい」といった一言を添えると良いかもしれません。

離壇料が300万円!?墓じまいのトラブルあれこれ

 「墓じまいは新しく墓をつくるより時間も手間もかかる」と話すのは、行政書士・ファイナンシャルプランナーの松尾拓也氏。というのも、墓じまいとは今の墓から新しい納骨先へお骨を移動することを言いますが、その際、3つの証明書を手に入れる必要があるのです。

 (1)「埋葬証明書」を今の墓の管理者から取得
 (2)「受入証明書」を新しい納骨先から取得
 (3)「埋葬証明書」「受入証明書」を役所に提出→「改葬許可書」を取得

 証明書を取得するだけで一苦労ですが、さらにその間、トラブルが起こる恐れもあると言います。
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 <墓じまいトラブル・その1>法外な「離檀料」
 (80代女性)「墓じまいを寺に申し出たら、約300万円の離檀料を要求された。払えないと言うと、ローンを組めると言われた」
 (70代女性)「過去帳に8人の名前が載っているので700万円かかると言われた。不当に高いと思う」
 このような相談が国民生活センターには寄せられています。国民生活センター・自治体などに相談すれば、話が先に進むことがあるということです。
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 <墓じまいトラブル・その2>“永代”供養の勘違い
 寺院の合同墓で“永遠に供養”するというのが、「永代供養」の本来の意味ですが、樹木葬・納骨堂などでは、“永代”と言いつつ、17回忌まで・33回忌まで・50回忌までなど期限付きの契約もあると言います。

「30万円~300万円程度」墓じまい費用はピンキリ

 墓じまいには、どれくらいお金がかかるのでしょうか?費用の総額の目安は「30万円~300万円程度」だと言います(お仏壇のはせがわによる)。納骨方法などによって金額は変わってきますが、内訳は次のとおり。

 ▼今の墓を撤去⇒23万円~50万円程度
  離壇料・閉眼供養・撤去費用
 ▼新しい納骨先⇒8万円~260万円程度
  納骨先費用・お布施(寺院の場合)
 ▼行政手続き⇒数百円~1500円程度

 一般墓の平均購入金額は「平均155.7万円」で、内訳は、墓石(工事費含む)が100.1万円、土地の使用料(区画代金など)が47.9万円(出典:株式会社鎌倉新書「いいお墓」より 「第16回 お墓の消費者全国実態調査」)。正覚寺住職の鵜飼秀徳氏によると、国産の墓石を使った場合、外国産の倍程度の値段がかかると言い、そのほか約1万円の年間管理費がかかってくるということです。
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 ちなみに、ほかのお墓・納骨の方法と比較すると…
 ▼納骨堂⇒平均79.3万円
 ▼樹木葬⇒平均67.8万円
 (出典:株式会社鎌倉新書「いいお墓」より 「第16回 お墓の消費者全国実態調査」)

 なお海外では、森などに遺体の入ったカプセルを置き数年で分解させて土に帰す「きのこ葬(オランダ)」や、バクテリアなどが入った特殊なカプセルに遺体を入れて分解させる「コンポスト葬(アメリカ)」など、 “エコな埋葬方法”も取り入れられています。

「一番安く抑えられるのは手元供養」

 「費用のことだけ考えると、一番安く抑えられるのは手元供養」と鵜飼氏は指摘します。日本では、お骨を家に置くことは“仮置き”として認められていて、一番コストがかからないと言います。一方で、遺骨をどんどん入れていけるため、「家族で墓を持っておくことが、結局安くつく場合もある」という考え方も。

 最近では、「“縁の薄い遺骨”をどうするか」が社会問題化しつつあり、「家に置くのは嫌だけどお金をかけたくない」という状況に置かれている人もいるそうです。電車の網棚の上に火葬証明書のない遺骨が置いてあった、商業施設のトイレに遺骨が流されていた、といった例も。

 「上の世代が亡くなった直後は財産の相続でゴタゴタしがち」と話すのは吉川氏。「墓などについては“平時”に落ち着いて話す」のが大切だということです。

2026年01月03日(土)現在の情報です

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