2025年07月29日(火)公開
ひたすら試してランキング「冷凍からあげ」おいしさ大混戦!中国菜エスサワダの澤田氏うなる!ブランド鶏や脂質オフで罪悪感なく味わえる商品もランクイン【MBSサタデープラス(サタプラ)】
編集部セレクト
世の中のありとあらゆるものを忖度なしに検証し、独自ランキングを紹介するMBS「サタデープラス」の『ひたすら試してランキング』。MBS清水麻椰アナウンサーが「冷凍からあげ」を徹底調査。ひたすら試してわかった、“サタプラ的おすすめベスト5”を発表した。
“からあげの聖地”のプロ「再加熱で肉の食感やうまみをどう失わないかがポイント」
今回は、スーパーやコンビニで買える人気の「冷凍からあげ」12種類を比較。チェックポイントは、①コストパフォーマンス ②衣の味 ③鶏肉の味 ④全体の味 ⑤冷めたときの味 の5項目で、各項目10点満点の合計点で総合ランキングを決定した。
味に関する審査には、6年連続でミシュランガイド一つ星を獲得した「中国菜エスサワダ」の澤田州平さんと、“からあげの聖地”と呼ばれる大分県中津市に本店を構え、からあげグランプリでは最高金賞を4度受賞した「中津からあげ専門店吉吾」の原田祐輔さんが協力。
冷凍からあげで確認したい点として、澤田さんは「肉のジューシーさ。あとは衣がベタっとして油っぽくならないもの」、原田さんは「再加熱したときに肉の食感やうまみをどう失わないかがポイント」と語り、それぞれがプロの目線でチェックした。
忖度なしにひたすら「冷凍からあげ」を徹底調査。買って失敗しない、おすすめベスト5とは!?
【5位】手作業・二度揚げのこだわりでサクッと仕上げた「衣の味」部門1位
第5位は、ニッスイの『今日のおかず 若鶏の竜田揚げ』(税込478円 ※番組調べ)。
冷凍食品とは思えない衣のクオリティで「衣の味」部門1位。全体的にも高得点をマークしたバランスの良さをプロも絶賛した。
なんと、衣付けは一つ一つ手作業。さらに低温と高温の油で二度揚げすることで、サクッとした衣に仕上げている。澤田さんは、「上品な味で、サクッと感もちょっと残ってて、油を吸った感じも全くない。こんな商品があるんだ」と驚き、しっかりと肉本来の味があるので、おろしポン酢と合わせることをおすすめした。
【4位】カロリー・脂質オフでもおいしいうえ、コスパも良く冷めてもベタつかない優等生
第4位は、ニチレイの『むねから』(税込456円 ※番組調べ)。
ヘルシーなむね肉を使用し、にんにく香る特製だれでしっかりとおいしく仕上げたからあげ。一般的な鶏からあげと比較してカロリー30%オフ、脂質45%オフを実現しながらも、「全然物足りなさがない」(澤田さん)と、罪悪感なく味わえるのもうれしいポイントだ。米粉入りのカラッとした薄い衣なので、冷めてもベタつかず、お弁当にも最適。
また味だけでなく、「コストパフォーマンス」も100gあたり約112円と、平均の160円を大きく離す価格で、まさに日常使いしやすい優等生な一品。
【3位】しっとりむね肉で「鶏肉の味」1位 にんにく不使用でも満足の味
第3位は、無印良品の『にんにく不使用 国産鶏むね肉の塩こうじからあげ』(税込450円 ※番組調べ)。
鶏むね肉の素材を生かした優しい味で、「鶏肉の味」部門1位を獲得。あっさりしている反面パサつきやすいむね肉を、塩こうじに漬け込むことでしっとり柔らかく仕上げている。
また揚げ方についても、原田さんは「水分量を保つためにかなり工夫されているんだと思います」と指摘した。
清水アナは、にんにく不使用なのでにおいが気にならない点も称賛。しかもにんにくがない分は、生姜やあごだしをきかせて満足できる味わいに。あわせて衣に米粉を使うことでさっくりとした食感を保ち、冷めてもおいしい。においや食感の点でもお弁当にもってこいだ。
【2位】クオリティに一同脱帽 パンチがあるにんにくの香りが食欲を掻き立てる
第2位は、味の素冷凍食品の『ザ★から揚げ』(税込461円 ※番組調べ)。
「全体の味」で1位となった味の素冷凍食品の大定番商品は、家では揚げるのが難しい1個およそ45gという特大サイズ。
しかも衣は揚げたてを再現したサクサク食感で、秘伝のにんにく油の香りと肉汁あふれるもも肉がベストマッチしている。特にパンチがあるにんにくの香りに、澤田さんは「これはもうビール。何杯でもいけます」、清水アナも「ご飯はないですか?」と食欲を搔き立てられた。
もはや冷凍からあげとは思えないクオリティで、「断面も見るからにおいしそう」(原田さん)、「これだったら自分で作らなくていいかも」(澤田さん)、「私はもう作らない」(清水アナ)と、一同脱帽だった。
【1位】ブランド鶏と加熱法で冷凍食品とは思えないジューシーさを実現
そして第1位は、イートアンドフーズの『大阪王将 ムネチキタツタ』(税込494円 ※番組調べ)。
冷凍食品、さらにはむね肉とは思えないジューシーさで、「大阪王将」のからあげが激戦を制した。その秘密が、使用するブランド鶏の米どり。米を配合した飼料を与えて育てられたという米どりは、柔らかく臭みのない肉質が特徴。さらに、油で揚げた後にスチームオーブンで加熱することで、肉のうまみと水分を閉じ込めている。
原田さんは「竜田揚げはもも肉のイメージが強いんですが、むね肉を使っているところがすごく面白い。びっくりしました」、澤田さんも「『さっき揚げたからあげです』って出してきたぐらいのジューシーさがある」と、一流のプロをうならせた。
しかも「冷めた時の味」でも部門1位を獲得。お弁当にもぴったりな一品が総合1位に輝いた。
また、澤田さんと原田さんが絶品アレンジレシピを伝授。澤田さんが紹介したのは、“ガチ中華”でも人気のメニューだという四川料理の「辣子鶏(ラーズーチー)風からあげ」。柿の種を細かく砕いたものと一味と山椒をからあげにふりかけるだけで、ザクザク食感としびれる辛さがクセになる一皿が完成する。
一方、原田さんが教えてくれたのが、マヨネーズとポン酢、わさびを混ぜるだけの簡単レシピ。からあげに付けると和風のピリ辛風味が楽しめる。
時短で手軽に絶品が叶う「冷凍からあげ」ランキング。どれもプロお墨付きの味わいなので、いつもとは違う商品も手に取ってみてほしい。
(MBS/TBS系「サタデープラス」2025年7月26日(土)あさ7時59分~放送より ※掲載した価格は取材時点のものです)
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