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【参院議員選挙】改選数3の「兵庫選挙区」に13人が立候補...各候補者の訴えは? 投開票は7月20日

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 参議院選挙は7月3日公示。兵庫選挙区には13人が立候補です。

 7月20日に投開票される参院選。3日、公示を迎え、選挙戦の火ぶたが切られました。

 物価高対策として主に自民・公明が「給付」を主張するのに対し、野党は「消費税の減税や廃止」を訴えています。去年の衆議院選挙で少数与党となった自民・公明が参議院で過半数の議席を維持できるのかが注目されています。

 改選数3の兵庫選挙区には前回の選挙と同じ過去最多の13人が立候補。

 まずは自民党の現職・加田裕之氏(55)。演説には石破総理が駆け付けました。物価高対策として消費税の減税や低所得者層への給付などを訴えます。

 (自民党・現職 加田裕之氏)「物価高、そしてまた食料品価格の高騰の問題、我々の家計に直撃しております。しっかりと給付の問題についてもそうです。応急的な形でやらせていただきます」

 おなじく石破総理が演説に駆け付けたのは、公明党の現職・高橋光男氏(48)。元外交官で神戸空港の国際化を後押しした実績をアピールします。また備蓄米の放出などに注力すると語りました。

 (公明党・現職 高橋光男氏)「生活者の皆さんが少しでも1日でも早く負担が軽くなった。よかった。そう言っていただけるように、減税、給付、賃上げ政策を前へと進めていきます」

 日本維新の会からは新人の吉平敏孝氏(44)。シングルファーザーの吉平さんは教育費の無償化や病児保育の充実などを掲げています。

 (日本維新の会・新人 吉平敏孝氏)「手取りが少なくて十分な暮らしができない。家庭を持ったり子どもを持つことを諦めてしまう、そうした方々が増えています。税金よりはるかかに重い社会保険料の引き下げ、これを徹底して訴えていきます」

 共産党からは新人の金田峰生氏(59)。物価上昇に見合う賃上げや消費税廃止を見据えた減税のほか、農業政策の抜本的な改革を訴えます。

 (共産党・新人 金田峰生氏)「自民党が企業から献金をもらって大企業の法人税をずいぶん減税しています。公平な税金の集め方に切り替え、消費税減税、廃止へ」

 国民民主党からは新人の多田ひとみ氏(45)。元経済産業省の職員で公認会計士の資格を持っていて、年収103万円の壁を取り払い、手取りを増やす政策を実現したいと意気込みます。

 (国民民主党・新人 多田ひとみ氏)「所得税の基礎控除を178万円に引き上げます。今の状況はたった2万円の減税にとどまっています。この物価高、2万円の減税では不十分です」

 兵庫選挙区に初めて候補者を擁立したれいわ新選組からは新人の米村明美氏(65)。ユネスコの教育部門で働いた経験を国政の舞台で生かしたいと訴えます。

 (れいわ新選組・新人 米村明美氏)「若者は目の前の生活だけで精いっぱいです。彼らにリスクを負わせていくことはできないと思って、自分で立ち上がって立候補する決意をしました」

 参政党からは新人の藤原誠也氏(37)。消費税や社会保険料の負担軽減の実現のほか、国益を守りたいと訴えます。

 (参政党・新人 藤原誠也氏)「日本の国益を守る。そして、その国益というのは経済的な利益だけではなくて、日本の長い歴史、伝統文化、精神性とか、そういったものを含めて日本の国益だと」

 社民党も初めて兵庫選挙区に独自候補を擁立。JR東海の元社員で新人の来住文男氏(65)は、廃線の危機に直面しているローカル線の問題などに取り組むと訴えます。

 (社民党・新人 来住文男氏)「兵庫4路線6線区、赤字を抱えています。少子高齢化、そして過疎化が進む中、国が制度として公共交通を守らなければならない」

 NHK党からは党首で元職の立花孝志氏(57)。去年の兵庫県知事選挙では自らの当選を目的としない2馬力選挙を展開し、物議を醸しましたが、今回は当選を目指して選挙活動を行い、斎藤知事を応援したいとしています。

 (NHK党・元職 立花孝志氏)「今回の選挙は私が当選するどうかではなく、私がトップで圧倒的な票で当選するかどうかを争う選挙です。それぐらい自信があります」

 去年の東京都知事選挙の勢いを受けて立ち上がった政治団体「チームみらい」からは新人の前田実咲氏(33)。テクノロジーを活用した社会保障制度や教育の改革を訴えます。

 (チームみらい・新人 前田実咲氏)「(医療費の)全世代3割負担にするのではなく、よりいい医療が必要な方に届くように、効果の高い医療をしっかり3割負担にこだわらず、1割2割と負担率を下げて」

 前の明石市長で新人の泉房穂氏(61)は、今回の選挙は無所属で挑みます。物価抑制や減税などによって「国民を救う政治」を目指すと訴えます。

 (無所属・新人 泉房穂氏)「多いところよりも少ないところ、光の当たるところより光の当たらないところ。頑張った結果成功した人は拍手を送る、でも頑張ってもうまくいかない場合もある。だから政治が必要」

 兵庫選挙区にはほかにも諸派の新人・浦木健吾氏(42)、同じく諸派の新人・高橋秀彰氏(42)が立候補しています。

2025年07月03日(木)現在の情報です

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