2025年08月20日(水)公開
ひたすら試してランキング「ビーフカレー」を徹底調査! "スパイスの女王"こと超人気カレー店「SPICY CURRY魯珈」の齋藤絵理さんが選ぶプロもパクりたくなるおいしさの第1位の商品とは?【MBSサタデープラス(サタプラ)】
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世の中のありとあらゆるものを忖度なしに検証し、独自ランキングを紹介するMBS「サタデープラス」の『ひたすら試してランキング』。MBS清水麻椰アナウンサーが「ビーフカレー」を徹底調査。ひたすら試してわかった、“サタプラ的おすすめベスト5”を発表した。
超人気カレー店店主「レトルトカレーでこの値段を出しても十分満足できるか」
今回は、湯せんや電子レンジで簡単に食べられるレトルトタイプの「ビーフカレー」12種類を比較。チェックポイントは、①具の満足度 ②コストパフォーマンス ③ソースだけの味 ④肉だけの味 ⑤全体の味 の5項目で、各項目10点満点の合計点で総合ランキングを決定した。
味に関する部門の審査には、ミシュランガイド東京で4年連続ビブグルマンを獲得した超人気カレー店「SPICY CURRY魯珈(ろか)」の齋藤絵理さんが協力。“スパイスの女王“こと齋藤さんはビーフカレーについて、「カレーの中でもThe・王道。リッチ感や贅沢感がある」としたうえで、「牛肉もリッチなうえ手間がかかるため、『レトルトカレーでこの値段を出しても十分満足できるか』、そういった点もチェックポイントになる」と語る。また、肉の味を引き立てるソースのスパイス使いにも注目した。
忖度なしにひたすら「ビーフカレー」を徹底調査。買って失敗しない、おすすめベスト5とは!?
【5位】爽やかで軽い味わい レトルトで買う方がはるかにお値打ちの本格派カレー
第5位は、ニシキヤキッチンの『スパイシートマトビーフカレー』(税込590円 ※番組調べ)。
ごはんと合わせて食べた「全体の味」で部門1位に輝き、「ソースだけの味」「肉だけの味」でも高得点をマークした。
数種類のスパイスにトマト・ヨーグルトをバランスよく配合した本格的なインドカレーで、脂身の多い牛ばら肉をじっくり煮込んでうま味を引き出している。
齋藤さんは「爽やかなんですけどガラムマサラの香り高さもあるので、軽いのに物足りなくないんですよね」と分析。さらに「自分で作るよりはるかに安くて、しかもこんなにおいしい。実際に作ったら材料費だけでウン千円しちゃうので、むしろレトルト1個買った方がはるかにお値打ちです」と脱帽した。
【4位】10種類以上のスパイスや隠し味が効いた本格的な味わいはコスパも抜群
第4位は、無印良品の『素材を生かした 牛ばら肉の大盛りカレー』(税込350円 ※番組調べ)。
定番サイズの180gよりも満足感が段違いの300gサイズで、「コストパフォーマンス」は全体の平均が100gあたり211.3円だったところ、116.6円という安さ。
量だけでなく、クミン・コリアンダー・カルダモンなど10種類以上のスパイスを使ったというソースは牛ばら肉のうま味を引き立て、ごはんとの相性も抜群だ。
さらに隠し味としてマイタケやポルチーニなどが入ったマッシュルームソースを加え、より深みを出している。齋藤さんは「この商品はお得だと思って買われる方が多いと思うんですけど、実際に食べたら『こんな本格的なの』ってびっくりされると思う」と、改めて無印良品のクオリティの高さにうなった。
【3位】スパイスの量と種類が別格! 店では実現できない低価格にプロも驚愕
第3位は、新宿中村屋の『インドカリービーフスパイシー』(税込417円 ※番組調べ)。
各項目でバランスよく高得点を獲得。中でも圧巻だったのがスパイス使いで、清水アナも汗が噴き出してしまうほど、スパイスの種類と量が別格だった。
特に原価が高いとされるカルダモンをふんだんに使用し、インパクトのある香りに。齋藤さんは「これだけスパイスを使っているのに、このバランスはすごい。凶暴なスパイスを飼いならしてきれいにまとめている“猛獣使い”って感じです」と感心。
さらに「このカレーが400円台は驚愕。安すぎます!お店でこの値段では絶対に作れないです」と白旗を上げた。
【2位】大きな角切り牛肉が「とてつもなくおいしい!」と衝撃 「肉だけの味」部門1位
第2位は、カルディコーヒーファームの『オリジナル ビーフカレー』(税込398円 ※番組調べ ※取り扱い状況は店舗により異なります)。
「具の満足度」のチェックでは、清水アナが角切りの牛肉の大きさに仰天! しかも、うま味ぎっしりな味わいは衝撃的なおいしさ。「とてつもなくおいしい!」(清水アナ)、「なんじゃこりゃって感じ」(齋藤さん)と2人も大絶賛で「肉だけの味」部門で1位となった。
程良い脂身の入った牛肉のうまみを引き立てているのが炒め玉ねぎなどの野菜や果物で、コクを出すための隠し味としてチョコレートとコーヒーを配合。これにより全体でも深みのある味わい、香ばしさが漂う焙煎感が生まれている。
【1位】プロもパクりたくなるおいしさ 他の商品とは一線を画すやりすぎなカレー
そして第1位は、新宿中村屋の『インドカリー濃厚ビーフ』(税込417円 ※番組調べ)。
他の商品とは一線を画す味の秘密が、南インドの豆カレーによく使われるレンズ豆。豆のとろみやうま味がスパイスを包み込み、より一層おいしさを引き立てている。齋藤さんも「今度お店でビーフカレーを作るとき、このレンズ豆の作戦をパクろうって思いました」というほどで、「ソースだけの味」で1位を獲得した。
また「肉だけの味」も、スパイスとヨーグルトに漬け込みグリルすることで肉のうま味を閉じ込め、複雑で深みのある味わいに。さらに、ソースとごはんを合わせるとコクが倍増。清水アナも思わず「ちょっとやりすぎです!新宿中村屋さん!」と絶叫したビーフカレーが総合1位に輝いた。
また、齋藤さんが教えるビーフカレーのちょい足しアレンジが、トマト&レモンの組み合わせ。カットしたトマトにレモン汁をあえてそのままカレーにトッピングするだけでサッパリ度がアップし、風味もよくなるそう。夏バテ解消にもおすすめだ。
絶品が続々登場し、まさに“夏の陣”の様相となった「ビーフカレー」ランキング。暑い季節にもぴったりな本格的な味わいを家庭でも食べ比べてみてほしい。
(MBS/TBS系「サタデープラス」2025年8月16日(土)あさ7時59分~放送より ※掲載した価格は取材時点のものです)
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