2023年11月06日(月)公開
『僕が生まれて一回も泣いたことがないお父さんが泣いていた』ドーム、居酒屋、サウナ...歓喜・涙のファンたち!阪神タイガース38年ぶり日本一 大いに沸いた関西の夜
編集部セレクト
プロ野球日本シリーズは、第7戦を阪神タイガースが7対1でオリックス・バファローズを破り、38年ぶりの日本一を決めました。関西の街では、両チームのファンらの熱気で大盛り上がりとなりました。
歴史的な日となった11月5日、関西の街は試合前からファンの熱気に包まれていました。
(ファン)「(服の)右側がバファローズ、左側がタイガース。足したら『バファガーズ』。自分で縫ったんですよ、手縫いで。2時間かかりました」
(ファン)「絶対勝つぞ!バファローズ!」
(ファン)「タイガース日本一絶対とるぞ!」
パブリックビューイングが行われた甲子園球場には、1万2000人を超える阪神ファンが集結!
阪神ファンが集まる飲食店『居酒屋KENPEI』(兵庫・西宮市)も試合前から盛り上がっていました。
(客)「きょうは絶対に38年ぶりの“アレのアレのアレ”ですわ。絶対勝ちますよ」
尼崎にある飲食店「尼のトラのおばちゃんの店」でも…
(尼のトラのおばちゃん)「気合入れて応援しよう!頼むよー!」
(客)「パインアメ舐めてる、きょうも」
(尼のトラのおばちゃん)「あれ舐めなアカンねん。始まらんねん。なぁ岡田さん」
一方、オリックスの本拠地・京セラドーム大阪近くの商店街。オリックスファンが集まる喫茶店「サロット」からも声援が送られます。
(サロット 店主・安田和志さん)「この試合は全員で勝ちます。優勝した瞬間はドヒャーっとみんなでくす玉を割って、クラッカーをパーンって鳴らしたいと思います」
午後6時半、プレイボール。両投手、気迫の投球で3回まで無失点。
試合が動いたのは4回。ノイジー選手の3ランホームランで阪神が先制。トラのおばちゃんも大盛り上がりです。
一方、オリックスファンが集まる店では…
「あー入った…」
「まだまだこれからですよ。逆転の可能性はなんぼでもありますんで!」
その後も阪神の勢いは止まらず、5回にも打線が爆発!3者連続タイムリーで3点追加。
歓喜に満ちた阪神ファン。店内には早くも六甲おろしが響き渡ります。
「もう決まりました!日本一もらいます!」
6点差に広げられ沈黙のオリックスファン。しかし、オリックスの逆転を信じ、商店街では日本一のくす玉の準備が進められていました。
「6対0、まだいけるでしょう!信じましょう」
そして9回、オリックスも1点返しますが、“岡田阪神”38年ぶりの日本一は目前。
「あと一人!あと一人!あと一人!」
そして…ゲームセット。阪神タイガース38年ぶりの日本一に!
涙するトラのおばちゃん。店では日本一のくす玉が割られました。
喜びに沸く阪神ファン。客の女性は涙が止まらず、なかなか言葉がでません。
「僕が生まれて一回も泣いたことがないお父さんが泣いていて…」
「(胴上げは)ウルウルしていてあまり見えていないです」
「38年前は高校生でした。それから苦難の時期もあり…喜びひとしおです」
汗を流しながらのスポーツ観戦でおなじみの「神戸サウナ」では、選手より一足早くノンアルコールビールで祝杯!
(客)「(Q日本一どうですか?)最高です!」
試合終了から約1時間後、JR大阪駅前には号外を求めて多くの人が殺到しました。
(記者リポート)「新聞紙がもみくちゃになっています!すごい勢いです!」
(号外をもらった人たち)「優勝です!あざーす!」「日本一おめでとう!」
さらに、カラオケ店のジャンカラでは関西の120店舗で早速、生ビールの飲み放題が3日間無料になるセールがスタート。熱気冷めやらぬ阪神ファンがこぞって詰めかけました。
「めっちゃうれしい!阪神が優勝して」
「ピッチャー3杯飲み干しました」
「阪神しか勝たん!!」
2023年11月06日(月)現在の情報です