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『大谷翔平選手と翔平ちゃん』難病・拡張型心筋症と闘い1歳8か月で旅立った男の子との交流秘話...今も大谷選手の活躍が家族の力に

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 難病『拡張型心筋症』と闘った男の子・川崎翔平ちゃん。WBCで大活躍したあの大谷翔平選手との秘話を取材しました。

 3月31日にはテレビで大谷翔平選手の開幕戦を応援した兵庫県伊丹市に住む川崎さん一家。家族揃って大谷選手の大ファンです。3歳になる次男が大谷選手の活躍を見せるように手に持っているのはお兄ちゃんの写真。お兄ちゃんの名前は大谷翔平選手と同じ翔平ちゃんです。
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 (翔平ちゃんの母親・静葉さん)
 「大きな志を持って羽ばたいていくという意味もあり、何より大谷翔平選手の翔平や、ということで決めましたね」

 翔平ちゃんは生まれてすぐに『拡張型心筋症』という重い心臓病を患い、ずっと病気と闘ってきましたが、2019年3月に1歳8か月という短い人生で旅立ちました。

 大谷選手が翔平ちゃんに贈ったサインボールがあります。翔平ちゃんは生前に大谷選手と交流があったのです。

 (翔平ちゃんの母親・静葉さん)
 「これは大谷選手がくださった。翔平くんと書いてある」

 14年ぶりに世界一となった侍ジャパンで活躍してMVPにも選ばれた大谷選手。実は大活躍の裏で病気と闘う子どもたちを支援してきました。大谷翔平選手と川崎さんの長男・翔平ちゃん、2人の翔平が顔を合わせたのは2019年1月、翔平ちゃんが亡くなる2か月前のことでした。

 (翔平ちゃんの母親・静葉さん)
 「当時“翔平くんを救う会”として頑張ってくれていた役員の方が、どうにか大谷選手と連絡取れないかな、ということで動いてくれた」

 大阪府内の病院で人工心臓をつけて闘病していた翔平ちゃん。両親らが募金活動を行うなどしてアメリカでの心臓移植手術を目指していました。そんな我が子に応援のメッセージを送ってほしいと母親の静葉さんが支援団体を通じて打診したところ、大谷選手は同じ名前という縁で快諾。大阪までお見舞いに来てくれました。

 そして翔平ちゃんを抱っこした大谷選手は…。

 (大谷翔平選手)
 「あたたかいです、本当に」

 その後、募金が集まり、移植に向けた最終調整を行っていましたが、渡米前に体調が悪化して、翔平ちゃんは亡くなりました。ただ母親の静葉さんは今も大谷選手に感謝しています。

 (翔平ちゃんの母親・静葉さん)
 「元気をたくさんもらったので、できれば元気になって会いに行きたかったんですけど、本当はね。元気になって試合を見に行ったりとかしたかったんですけどね」

 あれから4年。翔平ちゃんの下に弟が2人生まれ、今は翔平ちゃんの写真と共にきょうだい3人で野球観戦。大谷選手の活躍は家族にとって生きる力になっています。

 (翔平ちゃんの母親・静葉さん)
 「日々あわただしい子育てしている中でなかなかね、忘れてはいないのですけれど、子育てに集中しちゃう部分が正直あって。なんですけど、大谷選手が活躍したり、頑張っておられるところを見ると、やっぱり翔平を思い出します」

 (翔平ちゃんの父親・太志さん)
 「すごく活躍している姿は自分自身も勇気がもらえる」
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 また、母親の静葉さんは日本の移植医療について「小児の移植医療が進まない状況でもどかしいです。翔平が亡くなった今、私たちができることは、大谷翔平選手をはじめ、皆さまへの感謝の気持ちはもちろん、病気と闘う子どもたちの力に少しでもなることだと思っています。1人でも多くの方に移植医療について知っていただけるとうれしく思います」と話しています。

2023年04月03日(月)現在の情報です

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