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憤マン!

『夜の宴会場』鴨川で目を疑う光景 河川敷にゴミ散乱...川にまで投げ込まれる缶やタバコに地元は怒り心頭

2021年06月14日(月)放送

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京都市内の中心部を流れる「鴨川」の河川敷で夜な夜なマスクを付けずに宴会をする人たちが増えているといいます。一体、鴨川の河川敷で何が起きているのでしょうか。

鴨川に異変「階段一面にゴミ」

京都市内を流れる「鴨川」。その河川敷は、ジョギングをする人や、カップルが等間隔で座り川のせせらぎの中で語らう場にもなっていて、地元の人だけでなく、観光客にも親しまれています。
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鴨川の保全活動を40年以上続けている「鴨川を美しくする会」事務局長の杉江貞昭さん(76)。最近、ある異変が起きているといいます。

(鴨川を美しくする会 杉江貞昭事務局長)
「一面に特に、ここにすっごい捨てられていたんや。あれはひどかった。もう無茶苦茶や。階段一面にゴミを散らかして帰る」
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5月10日に撮影された写真を確認すると、河川敷へ向かう階段にゴミ袋が山のように積まれて空き缶が散乱しています。
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5月29日。杉江さんと一緒に河川敷を歩いてみると…。

(鴨川を美しくする会 杉江貞昭事務局長)
「飲み食いしはるし。ほら、すぐに缶が捨てられてあるやん。チューハイかなんか違うか」

こうしたゴミが鴨川を汚しているといいます。

(鴨川を美しくする会 杉江貞昭事務局長)
「(Q鴨川を何だと思っているんですかね?)ゴミ箱やと思っているんちゃうかな。周りに食べ残しやビールの空き缶があったらどんな気分になるかよ。恋も冷めるわな」

職員や警察が「自粛」呼びかけるが…

5月29日の午後6時半ごろ、京都府の職員と警察官らが河川敷で見回り活動を行っていました。

    (職員)「申し訳ございません。いま新型コロナウイルスで緊急事態宣言が出ていて」
(宴会をする人)「テレビ?テレビ?テレビきたでー」
    (職員)「マスクの着用と外飲みの自粛をお願いします」

河川敷で宴会をする人たち。京都府では今年4月25日から緊急事態宣言中は酒類を提供する飲食店に休業要請が出されていて、路上や河川敷などでも集団での飲酒は感染のリスクが高いとして自粛を呼び掛けています。

   (職員)「ゴミは持ち帰ってください」
(飲酒する人)「もちろん」

杉江さんらも河川敷のゴミを集めていました。
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    (記者)「お酒の缶が多いですね」
(ボランティア)「そうですね」

少し歩いただけで捨てられた空き缶やペットボトルなどが多く見つかりました。

(鴨川を美しくする会 杉江貞昭事務局長)
「空き缶が圧倒的やな。タバコの吸い殻も多いな。きょう天気良いやろ、これどころやないと思うよ」

夜は「密」になる河川敷…翌朝には“ゴミ箱”状態

(記者リポート)
「啓発や清掃活動が終わった午後8時前の鴨川ですが、等間隔どころか密な状態になっています」
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この日の夜、鴨川の河川敷では至る所でマスクなしの宴会が行われていました。
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翌朝、取材班が河川敷を訪れてみると…。

(記者リポート)
「鴨川の入り口ですが、チューハイの缶が置かれています。これはひどいです。『ポイ捨て禁止』と書かれた看板を隠すようにゴミが置かれています」

河川敷の入り口にはゴミの山がありました。食べ物の容器や空き缶などが散乱しているほか、ワインやビールの瓶が割れて危険な状態にもなっています。まさに“ゴミ箱”と化した鴨川の河川敷。
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(記者リポート)
「チューハイの缶が川に落ちてしまっています」

夏の風物詩・納涼床の真下の川にも空き缶などのゴミが漂っています。こうした事態に地元の人たちは怒り心頭です。

(地元の人)
「あまりにもひどくて神経がわからない。せっかくきれいな京都をこういうふうに汚してしまうというのは怒りしかないですね」

“宴会場”となる夜の鴨川

緊急事態宣言中の夜、鴨川の河川敷で一体何が起きているのか。6月5日の午後8時すぎ。取材班は一晩様子を伺ってみることにしました。

(記者リポート)
「いま女性2人組が河川敷に降りてきますが手に持っているのはお酒ですね」

酒を片手に続々と鴨川にやってくる人たち。若者や外国人の姿が多く、ずらりと並んで密な状態になっています。
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そして至る所から聞こえてくる『乾杯』の声。

(記者リポート)
「人数は10人くらいでしょうか。負けた人がラッパ飲みをしています。全員かなり酔っぱらっているように見えます」
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感染リスクなどお構いなしでボトルを回し飲みする若い男女の姿や、酒を飲みながらマスクもせずに踊るグループまで…
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夜の鴨川は“宴会場”さながらの光景が広がっていました。

タバコの吸い殻、ゴミ袋、缶…次々と川に投げ捨てる人も

そして午前0時。夜が深まってくると…

(記者リポート)
「いま蹴りました。缶ですかね。何かを蹴って捨てましたね」

空き缶らしきものを草むらの中に蹴り込む人。
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さらに京都市では路上喫煙は禁止されていますがタバコを吸う人もいます。

(記者リポート)
「投げた!吸い殻ですね。タバコの吸い殻をいま投げ捨てましたね」
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川沿いで談笑する3人組は…。

(記者リポート)
「いま投げましたね。タバコの吸い殻を川に投げ捨てましたね。また投げています、何か投げましたね。何か白いものを…ゴミ袋をいま投げ捨てました。いま缶を川に投げ捨てました。何かのお酒の缶でしょうか、川を流れていきます」

鴨川に缶やゴミ袋を次々と投げ入れました。こうしたゴミのポイ捨ては市の条例違反に当たる可能性があります。鴨川は美化推進強化区域に指定されていて3万円の罰金です。なぜゴミを捨てるのか。3人組を直撃取材しました。
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    (記者)「毎日放送ですが、川にゴミを捨てていましたよね?」
(3人組の1人)「何の人ですか?」
    (記者)「川にゴミを捨てているのが見えたんですけれども。いろんなゴミ捨てていましたよね。何個か缶など」
(3人組の1人)「え?全然」
    (記者)「どう思っていますか?」
(3人組の1人)「・・・」
    (記者)「悪いと思っていないんですか?」
(3人組の1人)「・・・」

何も答えることなく立ち去っていきました。
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その後も鴨川での『宴会』は未明まで続きました。午前3時前、橋に置かれた缶などを袋に入れる男性。ゴミを持ち帰るのかと思いきや…。
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(記者リポート)
「集団が帰ろうとしていますが、ゴミは置いたままですね。集めたゴミをそのまま置いて帰るようです」

ゴミ袋を放置して帰っていきました。

翌朝ゴミを回収するのは“地元住民たち”

こうしたゴミは、翌朝に京都府が委託する清掃業者や地元住民、ボランティアらの手によって回収されています。

(鴨川を美しくする会 杉江貞昭事務局長)
「観光に来た人もきれいな鴨川というイメージがあるやん。来た時にゴミだらけだったらどんなイメージよ。私の希望は軽微な罰金制度を設けて、抑止になったらうれしいなと思っている」

長く続く自粛生活の中で、一部の人たちによるモラル違反。川にゴミを投げ捨てる行為は、新型コロナウイルスとは関係なく、決して許されるものではありません。

(6月14日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『憤マン!』より)

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