MBS(毎日放送)

2018年10月25日 20時30分 公開

根尾昂と吉田輝星を指名したのは?ドラフト会議直前に「深夜の仮想ドラフト会議」を決行! 

 10月24日(水)放送のMBSテレビ『戦え!スポーツ内閣』では、元ヤクルト監督の古田敦也・パリーグ屈指のピッチャー金子千尋(オリックス)・ますだおかだ増田英彦(阪神ファン代表)、ずん飯尾和樹(ヤクルトファン代表)の4人をゲスト迎え、翌25日(木)に行われるプロ野球ドラフト会議を前に、「仮想ドラフト会議」をおこなった。この“4チーム”で、1位指名が重複すれば交渉権獲得のためのくじ引きもおこなう本番さながらのこの会議で、夏の甲子園を沸かした金足農吉田投手や大阪桐蔭コンビを指名したのは果たして―

プロの目にもやはり大阪桐蔭コンビが...
 古田が1位指名したのは藤原恭大(大阪桐蔭)。指名の理由を「足が魅力的で、身体も大きい。早い段階に1軍で活躍する姿が見える」と太鼓判。「根尾昂(大阪桐蔭)くんが重複しそうだったから、単独指名を狙った」とも明かした。
 古田氏の読み通り、金子と増田が根尾を1位指名。金子は「プロでも投手と野手の二刀流に挑戦してほしい」と期待を込めると、以前根尾にインタビューをしたことがあるという古田は「根尾くんが言っていたのは『自分のいちばん足りないところは体重。あと3、4キロ増やしたい』だと。プロからみれば、そのとおりなんです。自分の課題を明確にわかっている選手」と評した。

"二刀流"根尾昂の行方は!? 
 根尾を競合指名した増田は、「阪神には、何年も活躍しつづける高校生野手が、新庄剛志以来出てきていないと言われている」と、根尾に阪神の"悪しき伝統"をぶち破る選手として期待した。さらに「根尾くんはどの球団に行っても売れる(活躍できる)!」と表現。「もし松竹芸能に来ても売れる!」と笑わせた。

現役プロは吉田輝星をどう見る?
 くじ引きの結果、交渉権獲得を増田に獲られた金子は"外れ1位"で吉田輝星(金足農)を指名。古田が「あれだけ伸びるストレートはプロでもなかなかいない。牽制、バント処理もうまい」と絶賛。しかし、吉田の唯一の課題として「変化球を投げるときだけ、腕の振りが緩む。プロのバッターは打ててしまう」と指摘。MCの武井壮から、変化球を投げる際に腕の振りが緩んでしまう原因を聞かれた金子は「大きな変化をさせたがるんじゃないかなと。マウンド上から変化球が曲がるのを見ないと不安なんでしょう。そうじゃなくてもバッターは打ち取れる。これが理解できれば改善できる」とアドバイス。武井も「この番組を吉田君が見てくれたら『マジっすか』ってなるんじゃないですか!?」と感心しきりだった。

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