グルメ王・てつじが取材!心斎橋「新鮮まぐろ料理専門店」と 「看板のないもつ鍋店」

4分でわかる ミント!

2019/10/17 20:30

 足繁く通う馴染みの飲食店の店主に「なぜ、飲食店を初めたのか?」「最初からこの店を?」など、“経緯”を聞いたことがある人はいるだろうか。そこで、10月9日(水)に放送された情報番組「ミント!」の企画「わざわざグルメ調査隊」では、このようなちょっとした疑問について店主を徹底調査。リポーターは関西のグルメ王・シャンプーハットのてつじと辻沙穂里アナウンサー。今回は、大阪「ミナミ」エリアで飲食店を営む2人のオーナーを直撃した。

 最初に登場したのは、「年収1000万円を捨て開いたまぐろ料理専門店」の店主・津田優太さん(40歳)。もともと某大手生命保険会社で働いていたという津田さんのまぐろ料理専門店「まぐろ小屋別邸」は、大阪の東心斎橋にあった。早速、リポーターのてつじと辻アナは「わざわざ」の理由を取材するため、津田さんの店を訪れた。

「タレがめっちゃ旨い!」

「まぐろ小屋別邸」は、大阪メトロ「心斎橋駅」から徒歩5分のところにある。カウンター6席・テーブル12席で、新鮮なまぐろを使った「江戸前漬けまぐろ」「まぐろカツレツ」(共に1,078円、税込み)などの創作料理を提供している。まぐろ料理だけで50品以上もあるので、いつも多くの客で賑わっている人気店だ。

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 早速、津田さんオススメの「まぐろの壺(1,628円 税込み)」と「カマの山椒煮(1,408円 税込み)」をオーダーした。ずは、「まぐろの壺」から試食。店の名物でもあるこのメニューは、特製ダレに漬け込んだまぐろの表面をサッと焼いて食べる。一口味わったてつじは「タレがめちゃめちゃ旨い!!タレの香ばしさの後にまぐろの旨味がめっちゃくる!」と笑顔。確かに、画面に大写しにされた「タレに漬け込まれたまぐろ」はかなり旨そうだ。辻アナも「中がまだ冷たいのが美味しい!」とニッコリ。

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 さらに、数量限定の「カマの山椒煮」は、「まぐろの脂と山椒がめっちゃ合う!手で食べたい!」といい、てつじは手でかぶり付き、旨そうに食べていた。

まぐろの魅力に取り憑かれた

 このコーナーは、てつじが"わざわざ"の理由を見立てるのだが、今回は「前職の生命保険会社って言うのが関係していると思うねん。保険って個人以外にも企業の保険とかもあるから、"まぐろ業者"の保険も受け持っていたと思う。それで、まぐろ店は儲かる事に気づきオープンした」と見立てたが...

 正解は、全然違った。「私の両親が、奈良県で"まぐろ専門店"の定食屋を営んでいまして、実は学生の頃から私もいつかやってみたいという思いを抱えていました」と津田さん。それを聞いたてつじは「まぐろの定食屋を奈良で?奈良?」というと、津田さんは「皆さん、『まぐろって海の近くでない』と・・・と思うようですが、まぐろは釣れてすぐに食べるタイプの魚ではないのです。置かないとダメなんです。釣れてすぐに食べると身が硬かったり、旨味が出てなかったりするのです」と解説。確かに、まぐろは凍っている状態で見ることが多いので「そういうことか!」と納得した。

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 まぐろの魅力について「まぐろがいかに食材としてのポテンシャルを秘めているかという部分です。まぐろの魅力に取り憑かれています!」と熱く語った津田さん。しかし、この時、どうしても気になることが1点。それは、店主の津田さんが熱く語っている時、聞き手のてつじが「ほっほほほ~」と軽く相槌をして、最後は「わはは~」と反応していたことだ。熱く"まぐろ愛"を語る津田さんとの温度差が気になった...。

看板のない店

 次の店は「看板を掲げず営業する"もつ鍋屋さん"」。"看板のない店"というだけで「さぞかし美味しい店なんだろうな!」と期待できる。てつじと辻アナは「大阪市中央区東心斎橋一丁目6-3」という住所を頼りに運送会社の人にも手助けをしてもらいながら店を探すが、やはり「看板のない店」はなかなか見つけられずにいた。そして、結局、店に電話をかけることにした2人。「白い提灯で"たつと"ってお店があると思うんですが、その店の中に入ってきてくれましたらご案内します」とのことだった。ここで、再度記しておくが、この「看板のないもつ鍋屋」に行きたい人は、「白い提灯で"たつと"と書かれた店(郷土料理店)」を目指すと辿り着けるのでチェックを。

完全予約制のもつ鍋店

 最初、「店の中に入って来てください」という店主の案内に、「えっ?」とかなり戸惑う。実際に辻アナも恐る恐る「たつと」という店の扉を開けていた。二人が案内されたのは、「たつと」の二階。店主の秋武敏和さん(43歳)は、実は、下の階「たつと」も経営。「看板のないもつ鍋屋」は、完全予約制で営んでいるという。早速、てつじと辻アナは店主・秋武さん自慢の「もつ鍋」を実食した。

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ホルモンの旨いところだけ!

 自慢のもつ鍋「塩麹雪見もつ鍋 一人前(1,639円、税込み)」のスープは、塩麹で味付けをした特製スープ。備前黒牛のもつをじっくり煮込み、仕上げに山芋をフワッとかけるのがポイント。辻アナは「山芋が出汁にとろみを出してくれて美味しい!旨味がすごいです!」と感想を。また、てつじは「爽やかなもつです。全く臭みがない。ホルモンの旨いところだけ!これはすごいわ!」と満足していた。

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客が来すぎるのも困る...

 この店のてつじの"わざわざの理由"...「なぜ下階に店があるのに『看板のない店』をしているのか?」の見立ては、「クラウドファンディング」などと言っていたが、最終的には「分からん!」だった。
答えは、「お客さんが多く来すぎるのも困りまして...。もつ鍋は完全に僕の"研究"と"趣味"です」と秋武さんはいう。もつ鍋のスープ・出汁作りには二日間もかかるため、二日前には予約必須。スープには強いこだわりがあるため二日間はかかってしまう。「一階の店の切り盛りもあるため大量のスープ作りができない」と秋武さん。

探し当ててほしい

 一つ疑問なのは、秋武さんは下階の「たつと」の常連客にもこのもつ鍋店の存在は明かしていないという。では、なぜ、人気の店となっている「看板のないもつ鍋屋」を知ることができるのかというと...それは「ネット検索」。秋武さんの想いは、「ネットには『塩麹雪見もつ鍋』をあげているので、もつ鍋好きの人がネットから"もつ鍋"を検索して探し当てて頂きたい」という。もつ鍋好きの人は、二日前には予約して、前途したこともヒントに店を訪れてみては。

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「わざわざグルメ調査隊」は、情報番組「ミント!」(毎週月~金、午後3時49分放送)で毎週水曜日に放送している企画。「なぜ、わざわざこの場所に飲食店が?」など"わざわざ"の理由を、シャンプーハットのてつじがその場所を訪れ調査する。

https://www.mbs.jp/mint/info/wazawaza/


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