「恋愛は性欲」女性の不倫がバレないメカニズムとは?

日曜日の初耳学 復習編

2019/09/28 10:00

昔からまことしやかにささやかれてきた“妻の浮気はバレない”説。9月22日放送の「林先生の初耳学」では、林修が恋愛漫画の巨匠・柴門ふみさんのもとを訪ね、現代の「不倫」について質問をぶつけた。男女の機微を知り尽くす柴門さんが打ち出した、妻の浮気がバレない理由とは?

柴門ふみが描く、妻たちの不倫
林先生が訪ねたのは、『東京ラブストーリー』『あすなろ白書』など数々の大ヒット恋愛ドラマの原作者・柴門ふみさん。40年にわたりキラキラした恋愛を描いてきた"恋愛漫画の神様"ともいえる存在だ。
柴門さんは今、母親たちの不倫の恋をリアルに描く『恋する母たち』を連載中。そこで林先生は今回、10年にわたり"一般女性の恋愛"を取材してきた柴門さんに、「不倫」という大胆なテーマをぶつけることに。刺激的なテーマに、スタジオゲストのYOUも「学びたーい!!」と意欲十分。
『東京ラブストーリー』からおよそ30年。"恋愛漫画の神様"がなぜ今、不倫の漫画を? 20代の頃、柴門作品にドハマりしていたという林先生からの問いかけに、柴門さんは「男性にとって"母親"のイメージは『性欲なんかあるわけない』。そう思い込んでるんじゃないかなと。それで(「そんなことはない」という女性からの)共感を得ようと。共感の声はすごくあります」と笑顔で打ち明けた。

不倫の"カジュアル化"が進んだ理由
『東京ラブストーリー』を描いていた1980年代後半から1990年代前半当時、「恋愛ほど美しいものはない」と考えていた柴門さん。だが60歳を超えた今、恋愛とはすなわち"性欲"だという。
林先生との対談では、「(性欲とは)性行為だけじゃなく、自分の中の内面を刺激して快楽、気持ちよさ、高揚感、ときめきをもたらしてくれるもの」「1回でも恋愛をした人は、恋愛の経験値が心の奥底の壺の底のほうに眠ってる。壺の蓋をずらすとそこから(恋愛の欲求が)出ます」「恋愛だけは、いつでも現役に戻れるんです」など、自身の恋愛観に基づくスパイシーな"名言"が次々と飛び出した。
現代は不倫の"カジュアル化"が進んだ時代だと話す柴門さん。10年にわたり一般女性たちに取材した内容をもとに「働く女子が増えた時点で、働く女子と上司の不倫がものすごく増えた」と証言。
林先生も「おっしゃるとおり、1990年代の半ばで共働き世帯と専業主婦世帯の比率が逆転しているんですよ」と指摘。女性の社会進出が進んだ時期と、既婚女性の不倫が増えた時期との関連性に着目した。

妻の浮気には"後ろめたさ"がない!
そんな中、VTRで提示されたのが"夫の不倫は95%がバレるが、妻の不倫は5%しかバレない"という衝撃のデータ(協力:家族問題評論家 池内ひろ美)。
柴門さんは、「私が思うに、夫が浮気する場合は『妻に悪いな』って思いながら浮気するけれど、妻が浮気する場合は『夫が悪いから私は浮気をするのよ』と。妻の浮気は後ろめたさがないからバレない」と主張。"なぜ妻の不倫はバレにくいのか"について、妻が浮気する場合は夫への不満がまずあって、一種の報復として開き直って行うケースが多い、という衝撃の持論を展開した。
柴門流の男女観に、YOUは「もう師匠ですよね。"スンッ"と戻れるんですよ、恋をすると」と深く共感。ゲストの落語家・春風亭一之輔も「だいたい男が浮気してる落語はバレるんですよ。で、奥さんが浮気する『紙入れ』っていう噺、あれはバレない」とうなずいた。
現代女性のリアルな恋愛観について、柴門さんからじっくり学んだ林先生。その作品世界について「不倫は良いことではないけど、現実としてこういうものがある、と我々に教えてくれているんじゃないかなと。女性は共感し、男は目を背ける可能性はあるかなと思いますけどね」と、生々しさに衝撃を隠せないようだった。

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次回9月29日の放送では、世界的デザイナー・桂由美を特別講師に迎えた『アンミカ先生が教えるパリコレ学2』の後編を送るほか、ほぼ100%の赤ちゃんが泣きやむ身近な"あの音"を紹介する。ゲスト・松重豊が愛する絶品餃子も登場!【動画】

「林先生の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。全国1億3千万人から募集した選りすぐりの知識を抜き打ちで林先生に出題。物知りの林先生でさえ知らなかったものを"初耳学"に認定する。https://www.mbs.jp/mimi/

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